月ノ光 太陽ノ影

aromarie

STORY


咲永学園に通う高校生、藤原美希には親同士の約束で決められている許嫁がいる。
高校に進学するまで会う事もなく、普通の恋愛の経験も皆無だった美希は、
入学式に出会った、才色兼備の美術部の先輩、「甲斐聡」と出会い、恋に落ちる。

やがて彼こそが、美希の決められていた許嫁と知り、運命的な出会いに
感謝しながらも、結婚を前提に付き合い始める二人。だが順調な交際は、
聡のイギリス留学をきっかけに影を落とすようになる。

一年間のイギリス留学。初めての遠距離恋愛に不安になる美希。周囲の友人達に
励まされながらも、健気に聡の帰りを待つ美希だが、聡からの連絡もやがて途絶え、叙々に聡との絆に疑問を抱き、美希の心は揺らぎ始める。

一途な愛を貫くか、他の愛に溺れるか。美希が選択した道とは?

 



シナリオ(B)

既に深い関係になった許婚持ちという主人公と、プロローグ冒頭から
遠距離恋愛中という異色な設定で始まる18禁乙女ゲー。通常の乙女ゲーとは違い、許婚一筋で攻略を進めるか、他の恋愛を選ぶかという一種の
背徳感を味わえる作品です(笑)
今までに何作品か18禁の乙女ゲーは
出てますが、全体的にダークな雰囲気で纏まっているので、ようやく
年齢指定物に値する作品が出た感じですね。今までに出た作品は
濡れ場なシーンがあっても、描写が軽い感じだったので、
一般指定物と変わらない印象でしたし。

シナリオ全体としては短いです。男性キャラ1ルート、数時間程で終了する
ので、1日あれば十分コンプできると思います。まあ壮大なストーリーを
求める人には物足りないかもしれませんが、攻略キャラ殆どが裏表のある激しい性格をしてますので、かなりキャラ萌えできるのではないでしょうか。バッドED、グットEDであまりにも変わりすぎるキャラの性格に十分萌えさせて頂きました(笑)もう少し、ストーリーが長くても良かったんですけどね〜。
 
システム(B)

標準的なADVシステムですね。特にパッチをあてないといけないような
バグもありませんでしたし。18禁の乙女ゲーはバグだらけの作品が
多いので、その点では安心してプレイできると思います。バッドEDや
グッドEDの分岐も、一つの選択で決まるような単純な物ですし、コンプの
難易度はかなり低いです。ここまでダークな設定なら、思い切ってハーレムEDも入れて欲しかったかも。(既に乙女ゲーではありませんが(笑))

一輝ルートだけは、初回プレイではルート規制されているので、EDが
見れないようになっています。他のキャラのグットEDを見れば解禁される
ようですね。全キャラ攻略すると、「真実の愛」というおまけルート?が開きます。こちらは殆どお笑い系のミニストーリーでした。メインヒーローの聡ファンには必見です(笑)ある意味これがハーレムEDかもしれません。(^^;)
  
音楽(C)

曲数は少ないですね。OP、EDのボーカルを含めて約20曲ぐらいです。
全体的に静かな曲調のBGMが多かったですね。私的お気に入りは
周堂、遊佐テーマの「Hide and Seek」「モノクローム」でしょうか。
キャラテーマの中では、一番キャラの雰囲気と合っていて良かったです。

ボーカルはOP、EDの2曲ありますが、OPの「深海」は結構良い曲でした。昼メロのテーマっぽい感じはしましたが(笑)ミュージックモードでは、
ショートバージョンしか収録されていないのが残念ですね。ロングバージョンの方も聞いてみたいので、サウンドトラック発売を希望したいですが・・・。
 
総合(B)

「ほんのり黒い乙女ゲー」という前評判の通り、乙女ゲーにありがちな
甘々な展開を取り払った、ある意味リアルな恋愛ゲーだと思います。
まあ、大部分がかなり後ろ向きな性格の主人公のせいだと思いますが、

油断するとダークなEDまっしぐらですので、全体的に暗い印象が漂ってる
感じですね。「光栄」に代表されるネオロマンス系の作品のような、
甘々展開至上主義な方は敬遠した方が良いかと思います。
野外プレイ
やら監禁ED等の鬼畜なシチュが当たり前のようにありますので(笑)

男性向け18禁ほど演出が凄い訳ではありませんが、逆に乙女ゲーで
ここまで斬新な設定を入れた事を評価したいですね〜(^^;)
乙女ゲージャンルにおける、新しい風を感じてしまいました(笑)
逆にダークな設定OK!という方には文句無く良作だと思われますが。

タイトルの月と太陽に象徴するかのように、キャラの二面性な性格が
この作品の特徴だと思います。その二面性のギャップが、キャラ萌えに
繋がっていると思いますが、攻略キャラのバッドEDとグッドEDに、その性格の豹変っぷりが顕著に現れていましたね〜。(特に聡(笑))まあ、自分は
かなりひねくれた性格なので、こういうギャップの激しいキャラクター像に
惹かれてしまったせいか、全員楽しくプレイできましたが(笑)

ちなみにアロマリエは乙女ゲーム初参入になるんですが、初作品がここまで良作なら上出来だと思います。次回作もダーク路線で突っ走るようですし、
次回作が楽しみなメーカーになりました(笑)