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インクの色

 

万年筆のインクで味わいがあり各社異なるのがブルーブラック(ブルー)ですね。19社の色の比較をしてみました。インクビンを購入するときの参考にもなると思います。

ペリカンは2回試されていますが、これは1回目書いてみてあれ?(薄い)と思ったため。1回ごとにペンを洗ったため水が残っていたのかなと思いましたが、2回目も同じでしたので、こういうものなのですね。ちなみにペリカンはブルーブラックは発色の評判が悪かったらしく製造中止になったそうで、これはブルーと呼ばれているものです。全体を見て色味としてはざっくり3パターンに分けられそうです。どちらかというと黒に近いグループはモンブラン、セーラー、クロス。書きムラが少なくはっきりしています。特にクロスは濃いですね。文字通りブルーブラックといった感じのグループはパイロット、シェーファー、パーカー、ウォーターマン、デュポン。彩度の低い落ち着いた色味です。画面ではわかりにくいかもしれませんが、ウォーターマンは微妙ですね。この中では彩度が高く次のグループにも入りそうです。残りのグループはどちらかというと彩度が高く華やかな色味です。比較的書きムラの出やすいインクが多いのですが、これがペンの味でもあるわけです。個人的な好みで言わせてもらえば情緒的プライベートな書きもの(?)のときはペリカン、普段使うのはウォーターマンがいいかなと思います。

せっかくいろいろインクを買ったんで、科学することにしました(^^;)。クロマトグラフィーって覚えてます?ろ紙の短冊にインクをつけて水を染み込ませるアレです。成分の違いによって浸透具合が異なり、さまざまなパターンになります。短冊は東急ハンズで買ってきました。(ホンモノです。)

上の写真が実験結果です。実際はもっと薄いのですが、わかりやすいように画像補正を加えました。見方としては右側を下にして水につけています。出発点は合わせてあります。左に向かって染み込んでいく途中で、濃い部分や色の異なる部分があるかと思いますが、このパターンが成分によって変わってくるわけです。クロスはやっぱり濃いんですね。上からデュポンまでと一番下のウォーターマンはカートリッジ形状も異なりますが成分もまったく異なるようです。デュポンとウォーターマンはカートリッジがまったく異なりますが、成分は似ているようですね。実際書いたものもデュポンのほうが少し濃いような気もしますが、発色が似ています。シェーファーは長いものと、短いものがありますが、インクは同じですね。(この色の出方が一番実験っぽくって良いですね。理科の先生は実験のときにシェーファーを使いましょう。)モンブランとカルチェはカートリッジ形状が同じですが、色は異なります。しかしながらクロマトグラフィーのパターンが似ているのは興味深いですね。カルチェの機構部はモンブランが作っているそうですので、その辺が関係しているのでしょうか。ペリカン、カステル、カランダッシュのカートリッジ形状は同じですが、インクは少しずつ異なるようです(というより同じであると言い切れない)。モンテグラッパ、ロットリング、エリーゼもカートリッジ形状が同じグループですが、モンテグラッパとエリーゼは同じようですね。以上理科の授業を終わります。(笑)



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