まずはバリアを感じよう

バリアフリーを実現するための第一歩は、バリアの実体に気付くことです。

 

健康で体力も十分にある人にとってはなんでもないことでも、手足が不自由な人、目や耳に障害がある人、病気やけがをした人...そのような人にとっては大変なことがたくさんあります。


「こんなところがバリアなんだよ」という事例をあげてみました.。

 


目が不自由な人はこんなことに困っています

 缶飲料、びん詰め、紙パック、ラミネートチューブにスプレー缶。さまざまな種類のパッケージがあります。同じような大きさ、重さのパッケージにいろいろな種類の物が入っています。中身が何か。パッケージに書いてあるからわかります。振ったり、触ったり、においをかいだだけででは、中身はわかりません。

 書いてあることが見えないと、中味を判別するのは大変です。スプレー缶のように間違えると事故になりかねないものもあります。点字シールを貼ったり、ビールは上向き、ウーロン茶は下向きと冷蔵庫にいれる時に工夫をしたりしています。あらかじめ商品の区別がつくようになっていると便利です。

 ある洋酒メーカーのボトルは銘柄によってすべて異なる形をしています。そしてそのミニチュアボトルもそれぞれの形を踏襲しているのです。

 点字で表記をすることだけが解決のすべてではありません。

 


耳が不自由な人はこんなことに困っています

 火事などの災害時や電車がとまってしまったときなど、緊急事態発生時に「何が起こったか、どういう状況か、どうすればよいか」を知らせる方法として多くの場合、車内放送のような 「音声による案内」が使われます。刻一刻と変化する状況にすぐに対応できるからです。

 緊急事態でなくても、車のクラクションや玄関のチャイムなど、さまざまな警告やお知らせのための音の情報があります。しかし音がよく聞こえないために場合によっては命にかかわる情報を得られないことがあります。

 さらに難しい問題は、耳が不自由なことを外見からは気づいてもらえないことです。

 情報は複数の感覚に伝えることが大切です。


車いすやベビーカーを利用する人はこんなことに困っています

 自動車が車庫に乗り入れたり横断歩道を渡る部分の歩道には車道との段差をなだらかにするために斜めにけずった「切り下げ」とよばれる部分があります。

 車いすやベビーカー、補助輪つきの自転車などを使用している人にとっては、大きく傾いたり、車道側にすべり下りたりしてとてもこわくて危険です 。

 道はだれにとっても安全で通りやすいものであって欲しい。しかし、現実には狭かったり、でこぼこしていたり、段差があったり、坂になっていたりするのです。

 反面、目が不自由な人は、段差で車道との境目が分かったり、坂の様子を自分の位置を確かめるよりどころにしています。

 すべての人に好ましくするのは大変なことですが、細やかな配慮や工夫によって、よりベストに近づけることはできます。

 

 

 

 


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