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■天気図を書こう [ Weather chart ]
アマチュアが書く天気図は、ラジオで放送される気象通報を聞きながら作成します。その勘所を以下に述べます。

1.気象通報について
 NHK第2ラジオで、9:10〜9:30,16:00〜16:20,22:00〜22:20の 1日3回放送されます。気象庁予報部がそれぞれ6:00、12:00、18:00に発表する 気象通報が読み上げられます。

2.準備するもの
(1)ラジオ(慣れるまではラジカセで録音するとベターです)
(2)天気図用紙または天気図帳
(3)ペン(黒インク)
 慣れるまでは難しいかも知れませんが、各地の気象はインク書きしましょう。
(4)シャープペン
 漁業気象は放送中はシャープペンで書きます。仕上げはインク書きします。
(5)消しゴム

3.天気図を書く順序
 最初に「各地の気象」が報告されます。「石垣島」からスタートしますので、それぞれの地点に
(1)風向
(2)風力
(3)天気
(4)気圧(hPa)
(5)気温(℃)

の順に記号や数字を記入します(できるだけインク書きする)。
 まず、風向ですが、アナウンスされた方角に直線を延ばします。次に風力の 数だけ旗を書きます。東の風なら右下方向へ、西の風なら左上方向へ書きます。
 風力6以上は書くのに時間がかかるので、6の場合は一番外側だけ1本、7以上の場合は反対側に風力−6の数だけ旗を書いておき、後から書き加えると良いでしょう。
 特に台風の近くなどは風力が8〜12が連続しますので、この技をマスターしておく必要があります。
 天気の記入で時間がかかるのが「雨」「にわか雨」「雨強し」の塗りつぶしです。これも適当に 省いて書いておき、後からていねいに塗りつぶすようにしましょう。
 気圧は天気記号の右上、気温は左上に書くのが原則です。ただし、地点が近いと風向・風力の記号と 重なったりしますので、ある程度ずらして書いて構いません。気圧は1001hPa(ヘクトパスカル)以上 の場合は下二桁だけ書きます。気圧は後で等高線を書くために重要ですから、気温より優先して記入 漏れが無いようにしましょう。
 各地の天気に続いて「海洋ブイおよび船舶からの報告」です。

(1)風向
(2)風力
(3)天気(不明がほとんど)
(4)気圧(hPa)

 海洋ブイ、船舶ともに天気図用紙に○印がありませんので、アナウンスされる緯度、経度の位置に 素早く○を書いて、風向・風力を記入します。天気は殆どの場合不明ですから、○の中に×を書きます。
 次に「漁業気象」です。「台風」、「低気圧」と前線の位置、「高気圧」、「低圧部」、「高圧部」 等について、位置(緯度、経度)、中心気圧、進行方向、進行速度がアナウンスされます。位置のアナウンス に従って、中心に×を書き、「台風」はT、「熱帯低気圧」はTD、「低気圧」はL、「高気圧」はHを 近くに書きます。また中心気圧も記号の近くに書きましょう。前線の位置は×印と種類を簡単にスケッチ またはメモしておき、後から清書します。これら以外に霧の濃い地域、風の強い地域についてもアナウンス されることがありますが、直接天気図には反映しません。
 最後に特定の気圧を結ぶ「等圧線」の緯度・経度がアナウンスされます。これも×印などを付けておき、 後から清書します。アナウンス量が多い(低気圧や高気圧の数が多い場合など)ときは、アナウンサーが 猛烈なスピードで読み上げることもありますので、緯度・経度を余白にメモするのも良い方法です。また 録音できる場合には、後から再生しながら仕上げることもできます。

4.仕上げ
 放送内に書けなかったものについて、仕上げをします。まず天気や風力など、きれいに記入できなかった ところを仕上げます。次に低気圧や前線などを仕上げます。その場合に、各地の気象が鉛筆書きだと 消しゴムで漁業気象の下書きと一緒に消してしまいますので、できる限り各地の気象はインク書きしたい ところです。
 最後に等圧線を引きます。精密に仕上げる場合は2hPa刻み、大まかに仕上げる場合は4hPa刻みで書きます。 放送される気圧はアナウンスのあった緯度・経度を結ぶだけですが、それ以外の気圧については、各地の 気圧、高気圧や低気圧等の中心気圧から判断しなければなりません。また、風は等圧線に対して、ほぼ各地の 緯度の傾きで(日本付近なら30度ぐらい)吹きますので、風向も等圧線を引くための基準にしなければなりません。
 ただ、厳密な天気図を書く場合を除けば、それ程神経質にならなくても気象状況は把握できますから、 ある程度は「大ざっぱ」で構わないでしょう。
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