四国紀行 PART.1
1日目 平成14年4月28日(日)
さあ、今日から10連休の始まりだ。出発は20時の予定。旅の支度も済ましてあるので、昼間はゴロゴロと過ごす。
実は、友人と24日・25日休暇を取り岐阜県郡上郡和良村の山中へ軽く一泊に出かけたばかりである。
23日夜の10時に出発。約2時間で到着。闇夜の中、3時間程わいわいと楽しく過ごし就寝。朝は9時ぐらいから飯を食べながら2時間程過ごし、あとは帰宅。25日も休み。四国への仕度はこの日にほとんど済ませておいた。
20時15分、四国へ向け出発。国道21号線で岐阜市を抜け、岐阜県大垣市まで約1時間。滋賀県坂田郡米原町から国道8号線へ。滋賀県栗東市からは国道1号線へ。さすがに連休だけあり、夜間でも交通量が多い。栗東インターに吸い込まれそうになるが何とか振り切り京都府へと進入。京都東インターの誘惑にも負けず府道35号線へ。宇治市をかすめて、国道1号線を横断し、長岡京市から国道171号線へ。大阪府高槻市内で日付変更となる。
2日目 平成14年4月29日(月)
0時37分、大阪府箕面市で最初の給油。長距離では何事が起こるか分からないのでこまめの給油を心がけている。ちなみに12リットルしか入らなかった。
大阪府池田市からは国道176号線で兵庫県西宮市へ。次は県道51号線で有馬温泉へ向かう。途中の芦有ドライブウェイの入口では、走り屋が爆音を轟かせていた。
有馬温泉入口を通過し、阪神高速道路北神戸線有馬口から有料道路に入る。布施畑ジャンクションからは神戸淡路鳴門自動車道に入り、明石海峡大橋を渡る。橋の上で、雨が降り出した。四国に渡る前から雨とは、何とついていない事か。
淡路島に渡り、最初のインター淡路で降りる。高速道路代節約である。
島内では国道28号線をひたすら南下。洲本市まで雨に降られる。三原郡南淡町からは県道25号線で淡路島南インターを目指す。
大鳴門橋はすぐに渡り切ってしまう。やはり、夜では景色を楽しめないなあ。高速道路は一区間だけで、鳴門北インターで降りてしまう。
ここからは、四国を南下。国道55号線、徳島市街を抜ける前に2回目の給油。さすが幹線国道沿い。深夜でもガソリンスタンドが数多く営業している。ここを逃すと時刻の問題もあり、当分給油は望めないであろう。なにせ、最初の目的地は剣山スーパー林道である。
徳島県小松島市から県道16号線で剣山スーパー林道の起点、勝浦郡上勝町を目指す。林道入口の数キロ手前、日浦ロードオアシスに午前4時30分頃到着した。予想時間より、多少の遅れである。
日浦ロードオアシスより
2時間ほど仮眠の予定だったが、ほんの30分程で目が冴えてしまった。腹も減ったし、飯を食おう。まずは、お湯を沸かす。カップの雑炊に、ホットコーヒーとパン。朝食としては豪勢だ。あとはボーとして、6時30分になった。さー出動だ。
県道からの剣山スーパー林道入口
県道から林道入口へと進むと、前からツーリング中のライダーがやって来た。えらい朝早くから林道を越して来たのかと思えば・・・・。
たわけー 通行止だがや
四国初日からフリーズしてしまった。落ち着いて良く通行止看板を見ると県道16号線と県道253号線の間が通れないだけみたいである。
迂回して、那賀郡木沢村の県道253号線からの入口を目指し、県道に戻る。しばらく進むと、峠の上りになる。これが狭い。四国の山間部は狭い区間が多いくと聞くが二桁県道でこれでは先が怖い。しかし、酷道マニアにとってはこれがまた楽しい道でもある。
八重地トンネルを抜け、坂を下り国道193号線に出て右折する。冗談みたいな国道だ。地図を見るとこの国道、那賀郡木沢村と名西郡神山町の間が県道253号線になっている。この間だけ国道に昇格出来ない程ひどい道なのかと、考えながら車を進める。
木沢村からの剣山スーパー林道入口
わくわくしながら、剣山スーパー林道に進入する。
林道に入りすぐ命大切に
の看板
標高が上がるにつれて、雲の中というか霧というか、霧雨といったらいいのか・・・。
天候が良ければ絶景であろう・・・
ほとんど視界が無い
コーヒーを沸かし、しばらく休憩。しかし、何も見えん。驚いたのは、携帯電話(Jフォン)が使える事。高いので何処かの電波を拾っているのだろう。この先かなりの距離、こんな状態で走行する。
前が見えん
こんな状況で数十台のバイクとすれ違った。霧の中から突然現れるので怖い。バイクから見れば、突然車が出没するのでもっと怖いであろう。川成峠を過ぎると、標高が下がりだし、やっと視界が開ける。
やっと視界が開ける
しかし、すぐに標高が上がりだし、また雲の中へ。
この先、日奈田峠へ
雲の中、剣山トンネルを越すと完全に雨。国道195号線まで下っても雨は止まない。それと、スーパー林道での対向車はバイクだけであった。車には人気が無いのかな?国道195号線に入り高知県との県境の四ツ足峠トンネルを抜け香美郡物部村へ。11時20分頃、物部村の市街地手前のパーキングエリアで停車する。
実は今回の一人旅、おおよその走行コースしか想定しておらず、日程も7・8日位としか決めていないのである。本日の予定は、高知県土佐郡土佐町の早明浦ダム付近まで行って野宿しようとぐらいしか決めていない。その都合で翌日を考えるのである。
観光地を巡る為に四国に来た訳ではない。酷道を走るのがメインである。
地図を眺めていると、物部村から北上すれば国道439号線京柱峠の徳島県側に出られる林道がある。雨が心配だが突っ込む事にする。京柱峠は5日目に予定していたがこのまま何の面白みも無い国道を進むよりはましだと進路を変える。
県道49号線に入る。これもまた狭い。笹渓谷を過ぎ、暫く行くと林道笹・笹上線に入る。徳島県境までは舗装路である。雨の為、景色も何もない。
林道笹・笹上線起点
県境の峠
徳島県からは、祖谷山林道笹谷線になる。入口を見ると少し躊躇してしまう。道幅が狭く荒れているが、引き返すのも面白くないので突っ込む。
祖谷山林道笹谷線 県境起点
祖谷山林道笹谷線
ほんとにすごい区間は少しであり、あとは何とかという感じ。普通車ではキツい。泥だらけになりながら未舗装区間を進んで行くと、やっと国道439号線に出た。
京柱峠方向と林道入口
国道に出る頃には日が照りだした。なんとも変わった天気である。13時ちょうどに京柱峠に到着。曇ってはいるが、何とか景色は楽しめる。
京柱峠
京柱峠 徳島県側の眺め
少し遅いが、昼飯にする。雨のため延ばしていたが、景色を見ながら食べれればOKである。真空パックの栗おこわを鍋にかける。難点はレンジなら2分だが、お湯の場合は15分程かかる事。
それに、レトルトのおかゆ。これはマズイ。6パック持ってきたが無駄だったかな。あとは、ホットコーヒーを飲みながらゆっくり休憩。
14時を少し過ぎた。そろそろ行こうか。ここからはまた高知県である。酷道をしばらくの間楽しみ、国道32号線に出て左折。明日に備え3回目の給油。しかし、山間部にはガソリンスタンドなんてぜんぜん無い。タイミングを逃すとえらい目にあう。
長岡郡大豊町から再び国道439号線へ進む。長岡郡本山町でコンビニを見つけたので入る。カップのお茶漬けとおにぎりとチーズかまぼこを1つづつ買う。ガソリンはカードで入れているので高速道路代以外、初めて現金を使った。
土佐郡土佐町、道の駅「さめうら」でトイレを済ませ、県道?号線から、県道17号線に入り早明浦ダム湖を上る。途中の左カーブの内側にちょっとした高台の空き地を見つけ入り込む。あまり道路から見えないし、カーブの内側になるのでライトが当たらない。あまり交通量が無く静かそうな所なので、本日の宿泊地と決めた。時刻はまだ16時30分ぐらい。
野宿地より 左は柚ノ木橋、右は下川橋
カップめんと先ほど購入したおにぎりを食べながら、地図を眺める。予定どおり、明日は旧道の寒風山トンネルから瓶ヶ森林道へ行くこととする。
気に入らないのは、こんな所まで仕事上の電話が掛かってくる事。年中無休、盆・正月関係ない仕事なので仕方無いのかも知れないが、少しは自分で判断しろと怒りたくなる。まだまだ明るいが、眠たくなったので寝ることにした。まだ18時前である。
野宿の方法は、車内泊である。4メートル未満の車でどうやって寝ているのかというと後のシートをたたみ、後ろをフラットにする。それでは真直ぐに寝ることができないので助手席を前に出し、シートを前に倒す。助手席後の足元を後部と同じ高さになるように埋める。これは、ごみ箱と工具箱を使用。高さの合うごみ箱を100円ショップで探して2つ購入。これで、右後部から助手席後へ斜めにほぼフラットで1メートル80センチは取れるのである。あとは、座布団120センチ×60センチ3枚を使いベットの出来上がり。
シュラフは、安物の筒型とマミー型の二つを使い分ける。真冬でも高所でなければ、マミーに包まり筒型に入れば、生息地の中部圏なら十分に対応できる。
