峠紀行 11
1日目 平成16年5月24日(月)
5月23日から4連休、22日の夜から京都府丹後半島へ出掛けるつもりであったが、出発前に雨が降ってきた。天気予報では、休みの4日間は晴れの筈だったのだが・・・。出端をくじかれて行く気が無くなってしまった。
23日は朝から曇りで、昼過ぎには雷雨に・・・。24日は朝から晴天。そこで、フォレスター号ではなくルイガノ号に乗っていつもの岐阜県羽島郡川島町の堤防へ。
ルイガノ号は運動不足解消のため、今年の4月に購入した自転車だ。どこかへ行こうというものではなく、近場をふらふらするための相棒だ。そのうち、フォレスター号に載せて山にも行ってみたいが・・・。
もう一台の相棒 ルイガノ LGS DW-U
愛知県江南市 すいとぴあ江南付近
岐阜県羽島郡川島町 ツインアーチ付近
いつものコースは、愛知県江南市の愛岐大橋から木曽川左岸堤防を走る。車止があるので自動車は来ないし、未舗装だが路面が安定しているので700×28Cでも走れる。26×2.1のブロックタイヤも持っているが、ホイルを付け替えるのが面倒だし、この程度の道なら700×28Cのままで走っているが、砂利が深い所は気を付けないとタイヤがめり込んでコントロール不能になる。
次に小網橋を渡って岐阜県羽島郡川島町に入る。この橋が曲者の1車線で、車対車はすれ違い不能、自転車対車ではお互いに左に寄ればすれ違いできる。問題なのは後ろから車が迫ってきた時で、追い越しをされたら怖いので、こんな場合は時速40キロメートル以上のスピードを出す時も・・・。中部地区の方なら一度は見た事があるかもしれないが、この橋はACのテレビコマーシャルで取り上げられている。1車線で橋の中央部が部分的に拡がっていて、ここで離合できるようになっているのだが、テレビコマーシャルの内容は、数台づつ対向する車のどちらがバックするか橋の上で喧嘩をし、やがて「けんか橋」と呼ばれるようになり、今ではお互いに譲り合うようになり「ゆずりあい橋」だったか「おもいやり橋」だったかになった。間もなく新しい橋ができるが、譲り合う心を忘れずにという物だった。橋の上でけんかする様が滑稽で強く印象に残っていて、自分は勝手に「けんか橋」と呼んでいる。
「けんか橋」を渡り右折して周回堤防へ入る。川島大橋から西は道が悪いので一旦堤防を降りて、渡橋北詰で再度堤防道路に入る。ここはちょうど愛知県一宮市の138ツインタワーの向かいである。ここから東向きに堤防を「けんか橋」まで走る。ここの周回堤防は、交通量が極端に少ないので走りやすい。
自宅から「けんか橋」北詰までが往復約15キロメートル、周回堤防が約10.5キロメートルで、堤防を2周すれば往復約36キロメートル走ることになる。
川島の堤防を2周して12時前には帰宅し、ルイガノ号を部屋の中へ。マンションの駐輪場は危ないので、部屋の中に立てて置いてあるのだ。縦に置くと自転車も意外と場所を取らないものだ・・・・・・。
昼飯を食べてボーとしていたが、やっぱり暇だ。天気もいいし、よーし温見峠へ行くぞ。晩と翌朝の分の食料を積み込み、13時48分出発。
岐阜県関市から酷道418号線を進み、「落ちたら死ぬ」の看板の安否は確認できないが、旧根尾村(本巣市)東板屋から県道255号線に進み、越波林道・猫峠を越えて16時24分、温見峠に到着。
越波から猫峠への分岐
越波林道を越えて右折し、少し行くと猫峠への分岐があるが、初めて通ったときは判らなくて真っ直ぐに突っ込んでしまった。よく見るとマジックインキで猫峠と書いた小さな案内板があったが、今回通った時は文字が消えてしまっていた。
温見峠頂上 岐阜県側
温見峠下り
峠を下り温見の旧集落を越えてしばらく進むと、右に入り込める道を見つけた。時刻は16時43分だ。
正面が温見峠
道路からは少し入り込んでいて、道路側には木があるので目立たない場所だ。暗くなるまで時間があったので、すぐ脇を流れる温見川で水を汲んで洗車、おまけにワックス掛けもしてしまった。その後は、お決まりの夕食・焚き火と一人の時間をゆっくりと過ごす。
最近はどこへ行こうかではなく、交通量の極端に少ないひなびた峠道を走り、温泉にのんびりと浸かり、人里離れた場所で日暮れ前からゆっくりと食事して何もかも忘れボーとしている事が一番だと思うようになってきた。俗世間と無関係な時を楽しみたい・・・・年を取ったのかなぁ。21時頃まで何をするのでもなくボーと過ごして就寝する。
本日の走行距離、100キロメートル。
2日目 平成16年5月25日(火)
昨日はゆっくりと時間を過ごせた。今日は伊勢峠を攻めて帰ろう。車内を片付けて、5時10分出発する。福井県大野市中島から険道230号線へと右折しようとしたら、雲川橋に「この先、通り抜けできません」と書いた看板が置いてある。古そうな看板なら冬季閉鎖の物がそのままになっているのかと思ったが、よく見ると新そうな物である。行ける所まで行ってみようかな・・・もし九頭竜湖沿いが通行止だったら悲惨だし・・・・。ふと振り返ると電光掲示板に伊勢峠通行止とある。
伊勢峠 撃沈
逆に考えれば、ここで案内があるのは親切だ。伊勢峠の袂で撃沈されたら頭に来てしまう。他に寄り道する気もないので、国道158号線まで出て素直に帰ることにした。
157号沿い 麻那姫像
途中の道の駅「九頭竜」に寄ったら、九頭竜湖6時26分発の1番列車がいたのでついでに写す。
九頭竜湖駅 724D
旧道の油坂峠を越えて国道156号線に入り、郡上市の道の駅「美並」で混雑時間帯を避けるため50分停車して9時30分に帰宅する。
最近の市町村合併だが、根尾村や美並村が新しい都市名になってしまってピンと来ない。困ったものだ・・・・。
本日の走行距離、158キロメートル。
走行距離、258キロメートル。平均燃費、11.3キロメートル/リットル。
帰宅後、懲りずにルイガノ号で川島堤防を走りに行った。風が強かったので今日は1周だけにして帰る。2日間で約61キロメートル走った。
ルイガノ号は、前後サスペンションなので700×28Cでも乗り心地は良い。しかしマウンテンベースなので、クロスバイクとして走るのには十分であるが、本格的にぶっ飛ばそうとすると700×28Cではタイヤが太すぎ、ハンドル・重量・ギヤ比なども無理がある。二十数年前には、ロードレーサーで九州一周(宮崎県を除いて)に、日帰りの福井県敦賀市往復で往路の135キロメートルを4時間30分で走った事もあった。ルイガノ号に乗っていると昔を思い出し、もう一度ロードレーサーに乗ってみたくなってしまった。当時は金額の問題で手が出せなかったカンパ(CAMPAGNOLO)をメインに、もう一台組んでみようかと妻にバレないよう密かに画策するものの、無い袖は振れぬか・・・・・・。