峠紀行 16
1日目 平成18年3月18日(土)
20日(月)に休暇を取り四連休だが、何処へ行こうという行き先はない。俗世間から隔離され、のんびりと温泉に浸かり時間を過ごしたいのだ。
17日の勤務終了後は直ぐに帰宅してスタートし、蔵王・草津とコースを頭の中に描いていたのだが、ちょっと寄り道してしまい帰宅したのが22時を過ぎてしまった。この時刻からのスタートでは山形県まではキツイので、草津温泉でのんびりと過ごそうと思い、日付が変わって1時22分に出発する。
国道41号線を進み、岐阜県加茂郡白川町で県道62号線へと右折するのが木曽路・塩尻方面への定番コースなのだが、何故か走る気が無くなってしまい直進することにした。第一目的地を変更したのだ。
行き先はというと、長野県松本市の乗鞍高原である。草津の帰り道に寄ろうと思っていた場所なのだが、思いっきりショートカットしたものだ。あての無いのんびり旅なので、ゆったりと温泉に浸かれれば行き先なんてどうでもよかったのだ。
3時30分、高山市に入ったところでコンビニに寄ってパンなどを調達して、国道158号線へと進む。一気に安房トンネルを越え乗鞍高原まで行って仮眠するつもりだったが、朴の木平スキー場の手前あたりで路面凍結個所が現れ始めたので、「赤かぶの里」の駐車場に4時18分に停車して、日が出るまで仮眠する。
スキー場に向かう車が多数通過していくので、路面は大丈夫だろうと思い8時前に出発し坂道を上る。平湯トンネル手前でどうしても停車したくなり、雪を除けてあったバス停に停まったのはいいが、ツルツル路面で発進不能になってしまい、バックで道路へ出る羽目に・・・・坂道では場所を良く考えるべきだった。
前進できません・・・
平湯トンネルを抜け、有料の安房トンネルを初くぐりして長野県へと入る。安房トンネル出口付近には凍結・圧雪個所が少し残っていたので、早朝に通らなくて正解だった。乗鞍高原へは県道84号線に入るのだが、安房峠方向からは右折禁止なので前川渡トンネルを抜けてUターン、再度トンネルを戻らなくてはならない。
上高地乗鞍林道の入口にある「ゆけむり館」駐車場に8時52分に到着。朝飯を食べながら9時30分の営業開始を待つ。
乳白色の天然温泉
のんびりと温泉を楽しみ、いつもは休憩室で休むことはしないのだが、あまりの眠さで30分位うたた寝してしまった。11時25分に出発、来た道を少し戻り、チェーン装着場で昼飯を作って食べてまた昼寝。
この後は考えていなかったので、地図と睨めっこして考える。2月4日に開通した権兵衛トンネルを通り、飯田市(旧南信濃村)の「かぐらの湯」へ行こうと出発。国道158号線に戻り、県道26号線を進み国道19号線に出る。信号機が設置された交差点を左折して国道361号線に入ったが、通行車両の多さには驚いた。権兵衛トンネル開通前は、姥神トンネルなんか通る車があるの?と思うほど交通量の少ない道だったのだが、状況が一変してしまっていた。
権兵衛トンネル 塩尻市側
塩尻市側に記念碑
塩尻市側には広いスペースがある
権兵衛トンネル 南箕輪村側
トンネルをくぐった後は、伊那西部・中部広域農道、フルーツラインで下伊那郡高森町まで進み、県道227・18・251(途中迂回)号線と走行して、国道474号線矢筈トンネルを抜けたところで気が変わった。「かぐらの湯」へ行くつもりだったが、雨が降り出し今日はこれ以上温泉に浸かる気になれなかったので、蛇洞林道へ侵入することにした。
入口には、これといった通行止の案内がなかったので、行けるところまで上ってやろうと進んで行くと、しらびそ高原と大鹿村方面との分岐手前で雪に阻まれ通行不能になった。分岐地点にある広場で宿泊のつもりだったが、そこまで進むことができなかった。
しかたなく引き返し、途中にある「大平保養センター」入口横にある広場に16時42分、車を停める。建物を遠巻きに観察するが、どうやら無人のようなので安心して一晩停車できそうだ。
晩飯を作っている時に一台の車が上っていったが、しばらくすると戻って来て坂を下っていった。大鹿村へ抜けるつもりだったのかな・・・しらびそ高原でも行くつもりだったのか・・・どっちにしても、通り抜けできない道なので静かに過ごせるだろう・・・。予想通り車の通行もなく、ボーと贅沢な時間を過ごして眠りに落ちる。
本日の走行距離、346キロメートル。
2日目 平成18年3月19日(日)
12時間ぐらい寝て、6時30分に起きた。天気予報では1日雨が降る予報だったが、雨も止み天気は回復しそうだ。
蛇洞林道脇での朝
林道を下り国道152号線に入り少し進んだところに、トイレがある駐車スペースがあるので、そこまで進みコーヒーを沸かして朝食にする。
「かぐらの湯」は10時からなので通過、ここから先は酷道418号線を楽しみながら進む。天龍村に「おきよめの湯」があったが、ここも10時からなので通過する。途中にある売木峠が難所かと思っていたが、トンネルが完成していて、あっけなく峠を越えてしまい、売木村の「こまどりの湯」に8時24分に到着。9時から営業なので、車内を片付けて待つ。
今日は帰るだけのつもりなので、1時間以上温泉に浸かっていたら湯あたりしてしまい、この後頭痛に悩まされることになってしまった。いくら時間があっても、限度を超えてはいけないな・・・・。
平谷峠を越え、平谷村市街地を越えて岐阜県恵那市に入ると酷道復活。ちょくちょく対向車が来るので走り辛い生活酷道である。
国道418号線 平谷峠
酷道418号線 岐阜・長野県境
スパイク号に乗り替えたとき、酷・険道のカーブを走行中に対向車が勢い良く来るので、危ないと思ったことが何度かあった。カーブミラーで相手が見えるのに何故だろう・・・・しばらくして、理由が判った。黒い車は非常に見えにくいのである。
そこで今流行りのLEDデイライトを付けようと思ったが、ごちゃごちゃと取り付けるのは気が進まなかったので、これまではスモールランプを点灯させるなどしていたが、ナビゲーションの画面が暗くなるなどの弊害があった。
話は変わるが、2月に1年点検に出したとき、ハイビームのハロゲンバルブが切れていた。HIDのロー(4700K)に色合いを合わせるためと照度を上げるために、ボッシュの高効率バルブ(4480K)を使用していた。しかし、耐久性を重視した純正バルブと比べると高効率バルブはON・OFFを繰り返すハイビームでは断線しやすい。
そこで昭和時代から使用していて現在休眠中だった、永井電子の「HLコントローラー」を取り付けた。これはトランジスタでコントロールし、突入電流を制限してハロゲンバルブを断線しにくくするコントローラーで、ハイの回線は1灯あたり135Wまで対応しており、現在でも遜色なく使用できる代物だ。現行の永井電子「HLコントローラー」は、ハイビームを約20%の明るさで点灯させるデイライト機能があるのをホームページで知ったので、ついでに試してみようとON・OFFできる約20%照度の「ハイビーム減光式デイライト」回路を追加した。
この道で「ハイビーム減光式デイライト」を点灯して走ってみたが、効果は大有りで勢い良く突っ込んで来る車はなかった。眠っていた部品を再利用したので、スイッチ・ダイオード等を購入しただけで済んだ安上がりなデイライトであるが、消費電力を測ったら約40ワットと、LEDと比べると大喰らいであるのが欠点である。
この後は、定番の国道257・363号線、県道33号線と進み、道の駅「おばあちゃん市・山岡」で昼食を食べ、国道19・21・41号線と走り、塩カルの中を走ったのでガソリンスタンドで洗車後、13時35分に帰宅する。
総走行距離、508キロメートル。平均燃費、17.5キロメートル/リットル。
温泉入浴料、1,200円。コンビニ等、1,129円。
有料道路代、750円。