峠紀行 6


1日目 平成15年9月15日(月)
 7月・8月は子供と川遊びなど近場と、深夜の酷道攻めなどだけで遠出はしなかった。10月からは仕事が忙しくなるので、今年最後の長旅に出る予定で、9月は15日から4連休、23日からは6連休を取った。9月は1ヶ月で16日間しか仕事をしない事になるが、まあ良しとしよう。
 4連休は、大弛峠を攻める3日間の予定。しかし、大弛峠が越せるのかが分からないのでコースは行った都合で考えるつもりだ。次の6連休は、どこへ行こうか考えていない。

 最初は14日(日)の夜出発予定だったが、翌日は休日なので15日(月)の22時15分に出発する。コースは、国道41・21・19・20・140号線で山梨県東山梨郡牧丘町の道の駅「はなかげの郷まきおか」まで行き仮眠の予定。

2日目 平成15年9月16日(火)
 1時15分、長野県塩尻市の道の駅「小坂田公園」まで180キロメートルを走り最初の休憩をする。3時14分、甲府バイパスに入り国道358号線を越えた所のセルフスタンドで最初の給油。今回から20リットルのガソリン携行タンクを持ってきているので、敢えて給油の必要は無いのだが、安いスタンドがあれば入れるに限る。ちなみに走行267キロメートル、18.5リットル給油で14.4キロメートル/リットルであった。この後、国道140号線に入り「はなかげの郷まきおか」に3時43分到着。ここまでの走行距離、289キロメートル。

 少し仮眠して5時53分出発、県道210号線を北上する。杣口林道に入る所に「通行止のお知らせ」と書かれた嫌な看板が置いてある。たわけーいきなり通行止かよ・・・・。
 良く見ると時間帯通行止だが、朝晩を除けば昼の1時間しか通れない。もし長野県側が通行不可の時は、8時30分までに戻らないとエライ目に遇うぞ。
山梨県側 時間帯通行止
この先にゲートあり
 頂上まで10分ぐらいの所で、道路拡張と舗装工事を行なっているので、ここが通行止区間だろう。ダート区間はこの間のみで、舗装工事が完了すれば山梨県側は全線舗装となり、来シーズンからは全線舗装路で大弛峠に辿り着く事ができるようになる。
大弛峠 標高2,360メートル
大弛峠 駐車場
峠からの景色
峠から山梨県側
 6時48分、一般車が通る事ができる日本最高所の峠を征服。頂上の気温は9度で、涼しいどころか寒い。残暑で日中気温が30度を超える名古屋とは大違いだ。
 頂上駐車場には、既に5台ほど車が停まっていた。休みの日には、頂上付近の道路が駐車車両で溢れるそうで、休日に来るものではないと思ったが、逆に休日なら工事による通行止は無い。どちらがいいのか・・・・・。
 県境より長野県側はダートになる。通行止は無いようだが、大荒れのひどい道だ。地図には通行困難な悪路と書いてある。しかし、ここで戻る訳にはいかない。大弛峠を越えるために来たのだから・・・・。
長野県側 強烈な悪路
 頂上より数キロの区間は、急勾配で悪路面の強烈な危険道である。拷問道とでも表現したらいいのか・・・・・・。路面を選び、転がっている石を避けながら進まないと下部をヒットする。決して好んで走る道ではない。頂上より約9キロメートルの区間ダートが続く。もし大弛峠越えをする機会があれば、長野県側から上った方がいいかも。しかし、この場合は4WDじゃないとキツい。
 やっと舗装路になり、次に県道68号線を東に向かう。次の目的地は三国峠だが、埼玉県側通行止の看板が目に入る。とりあえず峠まで進んでみたが・・・・・やっぱり撃沈。8時15分、三国峠に到着。
三国峠 埼玉県側より
三国峠 標高1,828メートル
 長野県側は全線舗装で、県境から埼玉県側がダートだ。この先、群馬県に入り県道124号線、ぶどう峠を越えて長野県に一旦戻り、時間があれば国道最高地点の渋峠に向かおうと頭の中で考えていたが、これでは戻るしかないのだ。
 次のコースを考えるが、良いプランが思いつかない。そこで、テレビの旅番組で紹介していた山梨県北巨摩郡須玉町の増富ラジウム温泉に行く事にした。8時55分出発、県道68号線を戻り、県道106号線に入り山梨県境の信州峠を越える。
信州峠 標高1,470メートル
 山梨県からは、県道610号線になる。塩川ダムを越え県道28号線に入り増富ラジウム温泉郷「増富の湯」に10時04分到着。10時から営業なのでピッタシの時間読みである。インターネットで割引券を印刷していたので、700円のところを600円で入浴できた。
 温泉を出発し、クリスタルライン・釜瀬林道へ進み、10時58分、日陰で昼食にする。ここから県道610号線に入り、再び信州峠を越え長野県へ。次に広域農道を通り、小海線野辺山駅横で国道141号線に入る。
鉄ちゃんには有名な場所
 山梨県に戻り、清里駅前に行ってみたが、何か寂れた感じで立ち止まる気になれずに国道へ戻る。再度長野県に入り、南佐久郡小海町まで進み県道127号線へ入り、県道480号線・国道299号線で、国道で2番目に標高の高い麦草峠に13時35分に到着。2車線のつまらない道だ。
麦草峠 標高2,127メートル
 頭の中では、ここらあたりで16時ぐらいになるだろうと思っていた。ちょっと時間が早すぎるので、この旅での最後の目的である茅野市と上伊那郡高遠町の境、杖突峠へ向かう。結構な酷道だと友人から聞いていたが、2車線の交通量のある道だ。良く考えれば、20年も前の話では違っていて当然である。またもつまらない峠を越えた。
 この後は、目的はなく帰るだけである。しかし、ただ帰るだけでは面白くないので、下伊那郡大鹿村の川原で泊り、翌日に下伊那郡上村と下伊那郡喬木村の境、赤石トンネルを越える事にした。
分杭峠 標高1,424メートル
 ちょっと気になっていたので、中央構造線北川露頭に寄った。駐車場から徒歩3分と書いてあったので行ってみた。見事に地層が分かれている。
中央構造線 北川露頭
 大鹿村の中心部を越えて、16時27分、国道すぐ下の川原に到着。峠紀行4の時より下流にある川原で、こちらの方が広い。
国道152号線脇 青木川沿い
 「はなかげの郷まきおか」からの走行距離、285キロメートル。
 18時30分ぐらいにはすっかり暗くなった。寝不足のため夕食後は直ぐに寝てしまった。

3日目 平成15年9月17日(水)
 5時10分に起きた。平野部と違い、もう秋という感じで肌寒い。少しボーとして、朝食後5時55分に出発。
地蔵峠 標高1,314メートル
 地蔵峠上りは走りやすい道だ。峠を越えた後も、しらびそ高原の分岐まで上り坂が続く。峠を下り、矢筈トンネルは通らずに国道152号線を南下し、上村役場の交差点から県道251号線に入る。 矢筈トンネルが開通したため、工事車両以外に通る車が無い。赤石峠に7時20分到着。
赤石峠 標高1,195メートル
 このまま進むと通勤時間帯にはまってしまうので、トンネル手前で時間調整をする。しばらく停まっていると、トンネルを抜けて来た車が工事現場の前で停まり、作業服を着た若いお兄さんがこちらに歩いてきた。工事用の大型車が来るので待って欲しいとでも言いに来たのかと思えば、「フォレスターいいですねぇ」と声を掛けてきた。「自分も同型のフォレスターに乗っているが、お金が無いのでノンターボ、マニュアルミッションしか買えなかった。それでも、走りは気に入っている。」と、ターボ車を羨ましがっていた。こんな所でフォレスターファンに逢えて嬉しくなった。

 8時になったので出発する。この後、神坂峠に再挑戦しようかと思ったが、まだ通行止が続いているだろう。鳩打峠を越えようとも思ったが嫌な感じがする。飯田市内を抜け、無難な県道8号線を進む事にした。
飯田峠 標高1,235メートル
 飯田峠を下り、大平宿で合流する鳩打峠から来る道に、通行止の看板が置いてあった。あー行かなくて良かった。
大平峠 標高1,358メートル
 大平峠に9時25分到着。峠の木曽郡南木曽町側に、東屋とトイレのある休憩所がある。少し休憩する筈が、涼しくて気持ち良くなり1時間以上昼寝をしてしまった。ここで軽く昼食を取り、11時17分出発。
 国道256号線に合流し、いつもなら国道19号線に出てしまうのだが、今日は県道7号線に進み、11時50分、馬籠峠に到着。
馬籠峠 標高801メートル
 峠を下り、中津川市落合で国道19号線に出て、後は帰宅するだけ。昼間の国道19・21号線は交通量の多い道だ。中津川I.Cまで来て、高速道路入口の誘惑に負けてしまった。
 今までは当然のように一般道を走っていたが、40代になり元気が無くなってしまった。それに、ETC前払い分があるので現金が要らないのも高速道路病進行の要因だ。
 小牧東I.Cまで中央道を走り、13時少し過ぎには帰宅する。
 本日の走行距離、186キロメートル。

 総走行距離、760キロメートル。平均燃費、12.3キロメートル/リットル。
 温泉入浴料、600円。高速道路代、1,400円(ETC前払い)。