峠紀行 9
1日目 平成16年4月4日(日)
冬季閉鎖が次々と解除される季節がやって来た。4月から月曜日が公休日になり、振替で月曜日から3連休だ。しかし、まだまだ4月中旬からの解禁が多く、本格的に峠を攻めることはできない。前回雨に祟られ再挑戦しようと思っていた大台ケ原に酷道309号線も解禁前で、南へ向かえば良いというものでもない。
そこで、3回連続となるが高野山へ行くことにした。今回は折りたたみ自転車を持っていって、ゆっくりと寺巡りをする予定。
泊勤務終了後、4時間程寝て20時40分に家を出る。夕方まで降った雨も上がり、今後の天気も晴れの予報だ。途中で少し寄り道をして、愛知県一宮市で友人と待ち合わせて喫茶店に寄った後、22時45分に出発する。
コースは、一宮市から県道18号線で木曽川右岸堤防に出て、峠紀行8と同じ経路で和歌山県橋本市まで行く。
2日目 平成16年4月5日(月)
前回は東の酷道371号線を通ったが、今回は西の国道370・480号線を選択。山道を上り標高が上がるにつれて気温がどんどん下がって、高野の町に着く頃には0度まで下がり、路面は凍結して雪が残っている所も・・・。酷道371号線を選択していたらヒドイ目に遭っていただろう・・・・。
高野山奥之院駐車場に3時10分に到着。ここまでの走行距離、248キロメートル。
9時少し前に起き朝食を済ませた後、自転車を出して寺巡りに出発するがヒーターが無いので非常に寒い。関係無いことだが、平日でも観光客が多いのには驚いた。
根本大塔
大門前から大阪湾?を望む
大門
国宝多宝塔
女人堂から高野方向
ついでに酷道371号線入り口
いつもは車で通り過ぎるだけの景色だが、自転車でゆっくりと廻ると色々な発見があるものだ。しかし、坂道が多く滅多に運動をしないので疲れた。奥之院駐車場まで戻り、自転車を片付けて奥之院を見学してレストランで昼食を取る。
13時13分出発、県道53号線で天狗木峠を越え奈良県に入り、県道72号線で吉野郡天川村に入る。前々回に薬湯「みずはの湯」に寄ったので、今回は「天の川温泉」に立ち寄る。天川村の中心部からは県道48号線に入り小南峠を目指す。峠道の入口には「この先狭路、すれ違い困難。下市町方面は国道309号線を利用下さい」という案内看板が置いてある。
多分、えげつない険道だと思うが「ここまで来て戻れるか」と思い侵入するものの、予想以上の険道にヒキツリながら進む。車幅ギリギリのすれ違い不能区間がどこまでも続く・・・・・・。ここまでの険道にはなかなか当たらない。
高さ制限2.3メートルの小南峠トンネル
狭いトンネル内部
トンネルを抜け急坂を下ると、雪がまだ残っている所が・・・。
険道48号線 吉野郡黒滝村
頂上から少し下った所で広い場所を見つけて15時43分停車。黒滝村残土処分場の新しい看板があり、許可無く立ち入り禁止の張り紙がしてあったが、ゴミなどはちゃんと持ち返るので許してもらうことにする。
本日の宿泊地 まだ雪が残る
16時頃に1台の車が通ったが、その後は全く交通量の無い静かな場所だ。のんびりと食事を作りボーとしていたが、自転車の疲れもあり、まだ明るいが18時前に寝てしまった。
奥之院駐車場からの走行距離、54キロメートル。
3日目 平成16年4月6日(火)
目覚ましで5時に起きる。11時間もよく寝られるものだ・・・・。5時20分出発、険道48号線を下り、険道257号線で吉野郡吉野町へ入り県道15号線を南下。まだ6時前だというのに桜見の観光客が沢山来ている。昼間に来たらと考えただけでゾッとする。
険道257号線
吉野の桜
吉野川を渡り、国道169号線に入って往路と同じ道を戻る。宇陀郡大宇陀町の道の駅「宇陀路大宇陀」に6時20分に到着。車内を片付け帰り支度をして8時まで時間調整。針I.Cから名阪国道に入り、上野I.Cで降りて酷道422号線に進む。阿山郡阿山町から滋賀県甲賀郡信楽町へは2車線の快走路だ。
国道422号線 桜峠
信楽町では陶芸の森に寄り、信楽焼きの売店による。信楽に来たのは、たぬきの置物が欲しかったからだ。妻に「たぬきの置物を買って玄関に置く」と電話したら、「マンションの玄関にそんな物置いたら邪魔。自分の部屋に置きなさい」と言われてしまった。狭い部屋の中に置ける小さい「たぬき」を買おうかと思ったが、ある程度の大きさがないと面白くないので結局何も買わずに帰ってきてしまった。
この後は、国道307号線で滋賀県八日市市へ向かおうと思うのだが、水口町の市内と有料の日野水口道路は通りたくないので、有料の手前で一旦国道1号線に入って307号線に降りるつもりだったが・・・たわけー、降りる道が無いぞ。先のショッピングセンターの駐車場でUターンする事になってしまった。
八日市に来た理由は、当然「天下の酷道421号線、石榑峠」を通るためである。峠に到着したのは、11時25分。
また来てしまった「石榑ブロック」
天下の酷道421号線は「石榑ブロック」で超有名だが、最狭区間でも全くすれ違い不可能という訳でなく、所々に離合可能個所が存在している。ただ、交通量が少しあるのが難点なのだが・・・。それより、奈良険道48号線の方がはるかに恐ろしい道だ。峠を降りてゆっくりと昼飯を食べて、定番の多度町から長良川・木曽川堤防を通り14時15分に帰宅する。
本日の走行距離、251キロメートル。
総走行距離、553キロメートル。平均燃費、11.2キロメートル/リットル。
温泉入浴料、510円。食事代、940円。
有料道路代、なし。