耳の聞こえが、2ヶ月で改善してきた。
相談者:女性 50代 体格はややスリム 初回相談日:平成19年11月6日(鍼の先生のご紹介で) 既住症:糖尿病(20年以上前から) 担当:片桐宏之(八王子店 薬局長)
★主訴 耳の聞こえが悪い
★経過 耳鼻科にも通っていたのですが、変化がなくあきらめかけていましたが、 鍼の先生がもしかしたら漢方がいいかも、という一言で来られました。 早速、いろいろ簡単な質問をして、快くお答えいただきました。 事前に予約いただいて、約束の時間にちょうどお見えになられました。 もともと神経は細やかな方で、気遣いが自然にできるタイプとお見受けしました。 そのため、余計聞こえが悪いといろいろな集まりでのさりげない言葉の聞き取りが スムーズにいかないと疲れてしまいます。 「耳たぶを下に引っ張ると聞こえがいいのよ」と教えてくれる人もいていろいろ 試しているそうです。多少は良いみたいです。あとはビタミン剤を一日1回飲んで おられます。注射で糖尿病は継続治療中です。原因は、昔ホルモンの分泌が乱れる ことがあったためで、食事からではありません。 朝や夕方に散歩をする習慣があります。また習い事にも積極的です。 花粉症は春先に鼻水が出る症状であります。 右の肩が凝ります。生活環境では神経をものすごく酷使します。 睡眠は途中で目覚めてしまうことがあります。二便正常です。 血液検査では、膵臓以外は、肝臓も腎臓も正常範囲です。 そのほか、食事もしっかりいただけて、肩以外はこりや痛みも大丈夫です。 元気な方ですが、聞こえのことが、毎日の生活に支障ありはじめは笑顔と いうよりは、眉間にしわをよせていました。 舌質:淡紅からやや暗紅気味 舌苔:全体に薄白苔 淵の歯型や表面の亀裂は少しみられたが病的ではなかった。 14日分ずつ、予約してご来店されてます。骨振動で音を増幅させる機器を 装着していらっしゃいます。普通ではわかりません。便利な物があるのですね。
★片桐薬局長より分析とお薬 はじめの相談で、自分のおかれている立場や環境を詳しくお話しいただけたのが、 今になってすごく良かったと思います。 中医学では、耳の症状があるときは、内臓論の知恵を応用して、 「腎」の病変ととらえます。さらに、糖尿病という膵臓からのホルモン代謝などの 病変も、この「腎」という内臓を考えていきます。 もう一つ、その「腎」が弱ってくると五臓の考え方で「肝」への影響もあるのです。 これは、神経や血液の流れと深い関わりがあり、それらの内臓が注意信号を発して いると考えています。西洋医学的な血液検査ではまったく数値に異常がない肝と腎 でしたが、中医学では、チェックポイントになってきます。 肝と腎を補う「耳鳴丸(じめいがん)」を中心に、自律神経を安定させて、血液循環 をよくするお薬を併用しました。服用されてからは、気分がゆったりして初めの 1〜2日は、気分好転で劇的に変化しました。 服用を抜かしたら、翌日は体調が悪くなるほどでした。 しかし、その後は、良いときと悪いときが混在しながら処方も、少しずつ合わせて いき、先日のご来店では14日間、テレビの音量が今までよりも大きく聞こえ、店内 での呼び出しにも、すぐ反応してくれたり、他の患者さんの話がしっかり聞こえる ことが多くなったのです。 まだ、安心はできませんが、それだけで、笑顔がおおくなった様に相談していて 思いました。これからも、しっかりフォローしていきます。快くこの掲載に応じて くれました。プライバシーに関わることは省略しましたので、詳しい経過が分りにくい かと思いますが、ご了承ください。