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脳と心臓の血管は丹参で蘇る(ダイジェスト版)
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<第2章>最先端の心臓医もびっくり!
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◆心臓病治療をかえるかもしれない丹参製剤

1章で登場した「丹参製剤」とは「丹参」という生薬を主成分とした漢方製剤のことです。丹参は最近、日本でもかなり使われるようになってきました。
この丹参や丹参製剤をためされた方は、みなさん口をそろえて

「まさか、これほどの効果があるとは」

と驚きの声をあげます。びっくりするのは患者さんだけではありません。それまで漢方とは縁がなかったような西洋医学の先生たちの多くも、この薬を知り、実際にためされるや、みなさん一様に「こんな薬があったのか!」と驚くのです。

本書の共著者である、阿部博幸先生もそのお一人。心臓が専門の西洋医で、「心臓の名医15人」にも選ばれているお方です。

そんな現代医学の最先端をいっている先生も、こうおっしゃっているのです。
「丹参や丹参製剤は、心臓病の治療や予防のあり方をかえるかもしれない」と。

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◆激増する突然死

近年、突然死でなくなる方が増大しています。あるデータによれば、

この30年間で突然死の数は3.2倍にも増加しています。

突然死とは、健康に見える人が文字通り突然死んでしまうこと。虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など、心臓をとりまく動脈の血流がとどこおって起こる病気)と、脳卒中(脳の血管が切れたりつまったりして起きる病気)がおもな原因です。
別のデータでは、心臓の病気で亡くなる方は戦後うなぎのぼりに増加しており、試飲の3位にあげられている脳卒中とあわせると、1位であるガンによる死亡者数をはるかに上回ってしまうことがわかります。
突然死には至らなくても、一度発作を起こすと、その爪あとは容易にぬぐうことは出来ません。深刻な後遺症を起こすこともありますし、100%の完治は困難ですから、再発の恐れも多分にあります。

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◆人間ドックでは予防できない

それでは人間ドックで早期発見をすればよいのではと思いがちですが、残念ながら全身を総合的にみる人間ドックでは、心臓や脳そのものの病気はまず発見できません。

40歳以上の方では、ドックで「異常なし」でも「異常あり」でも突然死の発生率は同じ、という驚くべきデータもあるのです。


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◆目からウロコの「未病先防(みびょうせんぼう)」

阿部先生は、心臓医として、早期発見・早期治療のための各臓器ごとの専門ドックの必要性を痛感し、日本ではじめて「心臓ドック」をスタートさせた方です。
それにより、多くの病気を治療することが出来るようになったもののしだいに新たな疑問がわいてきたといいます。
「専門ドックにより確かに多くの病気を早期発見し、治療することができるようになった。しかし、バイパス手術など、一時的に急場をしのいでも、

別な場所がつまってしまえば元の木阿弥

、根本的な解決にはならない。もっと積極的な予防方法はないのだろうか」「西洋医学は治療医学であって、予防医学ではない。われわれがやっていることは、しょせん対処療法にすぎないのではないか?」
中医学に「未病先防(みびょうせんぼう)」という考え方があることを知ったのは、そんなときです。

未病先防とは、病気が表に出る前(未病)の段階から積極的に治療をおこない、発病を未然に防ぐことをいいます。

五感でえられる情報や患者の訴えから血液のとどこおりの状態を予測し、早めに治療することによって、血液の流れをよくし、血管の老化を防ぐ―この考えこそ、阿部先生の求めるものでした。
「動脈硬化が進み、血管がつまってからでは遅すぎる。なんとか前もって防ぐてだてはないものか」という真剣な問いに対する答えがここにあったのです。