こんにちは!波田須です。廃線となる三河線(碧南〜吉良吉田)沿線を散策
しました。 一読いただければ幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2004.3.6
「三河線(碧南〜吉良吉田)沿線」散策
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーS.Hadasu
日時 : 2004年 3月 3日(水) 曇り 単独行
名鉄三河線の「碧南〜吉良吉田」間が今月を最後に78年の歴史を閉じる。地
図を広げると碧南駅から矢作川を渡るまでのS字カーブがユニーク。子供の
頃この電車に乗り家族で玉津浦へ海水浴に出かけたことが思い出される。
名鉄電車で知立へ。乗り換えて碧南駅下車。ホームには記念の臨時列車
「大提灯号」の運転時刻が掲示されている。残念ながら今日はなし。駅でマッ
プを入手して近辺を散策する。
駅前からカネニ(味噌醤油醸造)の前を通り川沿いに大浜漁港へ向う。 かつ
てはこの地方の特産品(味噌、醤油、酒、瓦)が集まり三河五湊のひとつとし
て栄えた大浜湊。今は魚市場のある漁港となっている。
南から北へ商店街に沿って寺を巡拝する。港近くの称名寺は時宗の寺。門
前に大きな常夜灯が立つ。境内に東照宮のある徳川家ゆかりの寺。
となりには浄土真宗の本伝寺、境内にイチョウの大木がある。海徳寺は浄
土宗の寺、本堂に上がり重文の阿弥陀如来像(丈六坐像)を拝観。となりのう
なぎ屋で昼食。
西方寺も浄土真宗の寺。楼閣のついた長屋門の構えに特徴がある。境内に
は名木の黒松とカイヅカイブキの大木がそびえる。となりは老舗・九重味醂
(1772年創業)の工場。
玉津浦駅まで歩く。海は埋め立てられきれいな海水浴場の痕跡はない。
思い出のこのホームで1時間に1本のレールバスを待つ。碧南駅ですぐ折り
返すので2度(上り、下り)のシャッターチャンスがある。
...
...
撮影した1両のワンマンカーに乗る。運転席横のスペースに陣取りS字カ
ーブと矢作川の鉄橋をカメラに収める。ホームには高校生が多い。4月から
は代わって運行されるバスを利用するのだろう。
車内で記念撮影の注意事項についてアナウンスあり。立ち入り禁止(踏み
切り、ホーム)を遵守、フラッシュ撮影は不可(運転手の目がくらむ)の由。
吉良吉田のひとつ手前の松木島駅で降りて養鰻場を見に行く。しかし池は
すっぽりとビニールで覆われて一色名物・うなぎの撮影は不可。学校帰りの
小学生とすれ違うたびに「こんにちは」とかわいい声で挨拶をしてくれる。
駅にもどると今度は2両連結がやって来る。運転席横のカメラマン席には
先客あり。中年男性が路線風景をビデオに収録中。矢作古川の鉄橋を渡り吉
良吉田着。
良いアングルを求め到着したホームの柵をまたいでカメラを構えると駅員
から注意を受ける。「すみません」と謝ると「ちょっとこまかいことですが」
と笑顔でつけ足す。
...
待ち時間を利用し吉良吉田駅周辺を散策する。宝珠院の門前には災害の供
養碑(明治22年9月10日高潮で400人近い村人が死亡)が立つ。正覚寺の境内で
はピンク色の寒緋桜が見頃を迎えている。
駅にもどり3枚セットの"おわかれ記念乗車券"を購入(500円)、西尾線で
帰途につく。消えゆくローカル線の小さな旅を楽しんだ。 完
追:大正15年 碧南〜松木島間、昭和3年 松木島〜吉良吉田間開通
平成2年よりレールバス(ディーゼルカー)
[Top Page]
|