こんにちは!波田須です。廃線となる美濃町線に乗り古寺を訪ねました。
一読いただければ幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2005.3.10
「美濃町線」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーS.Hadasu
日時 : 2005年 3月 8日(火) 晴 ひとり旅
名鉄美濃町線が岐阜市内線、揖斐線と共に今月末でおよそ百年の歴史を閉
じる。雄姿をカメラに収めたく出かける。
美濃町線は岐阜市と美濃市を結ぶ鉄道。関市〜美濃市間は6年前に廃止
され現在は関市が終点となっている。
名鉄新岐阜駅の7番ホームで美濃町線の電車を待つ。さっそうとやって
来たのは800形電車。四角い顔にスリムなボディがキュート。白と緑の配色
が良く似合う。
....
乗り込むと車内はピカピカで座席は横3列。田神駅までは各務原線の線
路を使用。田神を過ぎしばらくは路面電車となり金華山を見上げて走る。
待機線のある野一色駅の小さなホームからは多数の高校生が乗る。以前
ハイキングで下車した下芥見駅を過ぎると田園風景になる。
車窓から電車にカメラを向ける鉄道ファンが目に付く。津保川(長良川の
支流)に膝まで浸かり鉄橋を渡る電車をねらう人もいる。
乗った電車は終点関駅(長良川鉄道の関駅に接続)の1つ手前の新関駅止
まり。所要約1時間。駅背後の安桜山(あさくらやま)にも登ってみたい。
関駅まで行き長良川鉄道を横切る。山すその宗休寺(関善光寺)の石段を
上がる。門前には岐阜県八景、県下十名所の碑が立つが旬の桜の開花まで
はあと1ヶ月。
この寺の本堂は信州善光寺のそっくりさん(ミニサイズ)。本堂横の大仏
殿にもお参り。撮影禁止の表示は見当たらないのでご尊顔を拝しカメラに
収める。合掌。
一汗かいて水道山の展望台へ。眼下に美濃町線の新関駅、長良川鉄道の
関駅でそれぞれ待機中の電車が見える。尾根伝いに行けば安桜山(152m)。
山頂の城跡には御嶽神社。
安桜山公園への標識に従い遊歩道を下る。眼下で目を引くのは古刹・新
長谷寺の堂塔。山を下り商店街(本町通り)を東に行くとお目当ての吉田観
音(新長谷寺の通称)がある。
室町時代に建てられた七堂伽藍は重文。文化財が多く美濃の法隆寺と呼
ばれるとか。残念ながら境内は撮影禁止。本堂に上がって参拝。住職から
寺名を教わる。
「"しんちょうこくじ"です。通称は"きったかんのん"と読みます。ご本尊
の十一面観音(重文)は秘仏です」二つとも読み違えて面目なし。
商店街を歩いて新関駅にもどる。古寺巡りの山越え散策は約3km。帰り
の電車を待ちながら地元の年配の方からお話を伺う。
「800形は平成12年に4台導入した新型車です」
「外資導入も成らず廃線となり寂しい限りです」
「4月からは名鉄系の岐阜バスが代行します」
2両連結の赤い電車(880形)で新岐阜駅にもどり消えゆくローカル線の旅
を終える。新しい800形は無論だが880形もまだまだ働ける。今後はいずこ
の町を走るのだろうか・・・ 完
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