1993.8
乗鞍岳の西側、岐阜県上宝村福地には、保存の良い石灰岩相の化石を多数産出することで有名な、デボン紀層が分布しています。
同様のデボン〜石炭系を主体とする地層は点々と見いだされ、それらは飛騨外縁帯として一括される地質の一部です。
ひだ自然館という民間の博物館施設があり、ここで産出した化石を整理して、民俗資料などとともに展示している。非常に質の高い展示で感心させられる。
写真はその裏庭の看板。地球史の長さを実感できるように時間を看板の幅で置き換えている。ここから自然館裏の遊歩道へと小道が続く。
遊歩道に露出するデボン紀の礁成石灰岩。ここからハチノスサンゴ、層孔虫などとともに、三葉虫、直角貝(頭足類)なども産出している。
一ノ谷。上流には石炭系、ペルム系が分布する。
福地の古生層の見かけ下位に存在する玄武岩質溶岩。化学組成は島弧ソレアイトの特徴を持つ。(未公表)