三浦半島・衣笠の蛇紋岩

1997.12.23 地形図:1:25000「横須賀」、1:10000「横須賀」



 三浦半島のほぼ中央部、横須賀市の衣笠には、マントルのかんらん岩が変質した、蛇紋岩の露頭があります。ここは、三浦半島を作る三浦層群の背斜構造の中心にあたり、もっとも下位の部分を構成すると考えられます。
 蛇紋岩にはかんらん石、輝石、スピネルなどの鉱物が残存しており、かんらん岩の形成された条件を読みとることができる…と思います。堆積性の蛇紋岩(現在の海溝斜面で発見されている)も報告されています。

 衣笠駅の南側にある露頭。

 露頭西側。

 蛇紋岩の見かけ。無数の小断層が発達し、角礫化している。

 蛇紋岩の固体流動に伴い、表面を磨かれた蛇紋岩ブロック。周囲となめらかな曲面(鏡肌)で境される。

 蛇紋岩体内部の、いわば断層角礫岩。このような岩石がブロック状の蛇紋岩の間を埋めている。

 露頭の様子。

 露頭上部には関東ロームが見える。てっぺんは海岸段丘面。

 蛇紋岩拡大。中央付近の暗赤色〜黒色の小さな光る粒がクロムスピネル。全体はもともと主にかんらん石からなる部分。

 輝石の残存粒子。劈開面に沿った割れ口で光を反射して光る。



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