神津島の黒曜石産地 1992.8

 石器材料としても使われた黒曜石は、ガラス質の流紋岩に分類されます。流紋岩の火山は伊豆諸島では珍しく、新島と神津島だけにみられます。大島も三宅島も、玄武岩(〜玄武岩質安山岩)でできている火山島で、フィリピン海プレート上の火山島ではそれがむしろふつうです。



現地への行き方

 船着き場の反対側、多幸浜という海水浴場の砂浜を、バス停がある西端から延々2kmほど東に歩いて、砂浜がなくなって岬になる、その岩山のやや内陸側の岩壁を見ると、黒い黒曜石(黒曜岩)の層(溶岩流?)が露出しています。採集はこのあたりの転石を拾うのがよいと思います。

写真上部の黒い岩層が黒曜石(黒曜岩obsidian)。山全体は白色の流紋岩でできている。切り立った崖なので、採集は転石を拾った方が安全。

露頭後方にそびえる天上山。切り立った流紋岩の火山。過去の溶岩流の断面が見える。

神津島の南東部、白い砂浜の後ろには海食崖が迫る。海の色が砂の白さを反映している。伊豆諸島で白い砂の島は、神津島と新島だけである。あとは玄武岩の黒い砂浜をもつ。

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