相馬古生層・合の沢層のデボン紀化石

1997.11


 相馬古生層の最下部は、上部デボン系・合の沢層がみられます。層厚約80mの薄い地層で、この地層と、接して分布する松ヶ平変成岩との関係は、不整合ではないかという議論があります。
 化石・層相など、南部北上山地の鳶ヶ森層に類似し、これに対比されるものとされています。およそ3億7000万年前の堆積物。

 中央上部の模様は腕足類化石。密集した丸い化石はウミユリの節片。写真の横幅は約2cm。

 化石の密集した部分。炭酸カルシウムが溶脱されて、風化面にくっきりと外形が表れる。視野の幅約10cm

 やや上位の、細粒の頁岩主体の部分では、植物片の化石が層理面に頻繁に見られる。陸域が近かったのか。植物が上陸して間もない時代だけに、感慨深い…。

 腕足類の化石。写真の幅約1cm。露頭の岩石には腕足類の殻が溶けた後の穴と思われる、細長いすきまがたくさん見られる。


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