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廃Lab 002
ヘッドホン 6機種の比較計測(01年06月06日更新)
概要
  イヤホンに引き続き当窟所有の現用ヘッドホンを計測して見ました。
前回のヘッドアンプPre10よりS/Nを改善した新ヘッドアンプPre10R
を新たに製作しました。
イヤホン同様、簡単な治具を製作し、パソコンのサウンドカードにて
efu氏のフリーソフトを用いて計測しました。
治具の製作
ヘッドホンは手抜きをして、ベニア板一枚で測定しました。
ヘッドホンボード


  材料

○ 12_コンパネ
○ スポンジテープ(黄色)










コンパネに穴をあけスポンジテープを巻いたマイクユニットを入れ、 この上にヘッドホンユニットを載せて測定します。 Pre10詳細へジャンプ 今回ヘッドアンプを新しく製作しました。 詳細はココ。
計測ソフト
  これもイヤホン同様、efu氏提供のWaveSpectraWaveGeneを使用しました。
市販高機能解析ソフトに匹敵する機能と市販ソフト以上の高速な演算を
なんとフリーで提供されています!
家庭のパソコンがFFTアナライザーになるなんとも有難いソフト。
efu氏に感謝しつつありがたく使用させてもらいました。


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ソフト作者efu氏のご指摘により、自分の設定ではスイープ特性計測時の高域特性の低下が大きいことが
判わかりました。
スイープ特性はノイズ解析と殆ど同じ結果(当たり前)ですので削除しました。
さらに、efu氏からはFFT計測のノウハウをご教授頂きました。ここで御礼申し上げます。


ノイズ自己LOOP特性

↑ ノイズ自己LOOP時の特性。
評価ヘッドホン
T40RPFostex T40RP 01年6月6日追加

  フォステクスのプリントリボン型。
密閉型スタジオモニター。
珍しいリボン型振動板を持ちます。
低能率。重量級。購入品は超難アリで最後は分解して改造してしまいました。














MDR-CD900ST SONY MDR-CD900ST 日本の業界標準ヘッドホン。 業務用のため、一般には販売されていない…と言う建前。 堅牢、大音量再生可能。
HD-414 SENNHEISER HD-414 20年近く前の業界(準?)標準ヘッドホン。 オープンエアー型。 電流駆動アンプの製作により隠居状態より現役へ復活を果たしました。
TH-35AV audio-technica TH-350AV ある電気量販店の広告で990円で出ていたのを 見つけて入手。 型名から定価は3500円と想像されます。 セミ密閉型で、音質もMDR-CD900STより少し劣る位で 軽量ですこぶる良好。 この価格帯のヘッドホンはあたりはずれが激しいのですが、 これは大当たりでした。
TH-15AV audio-technica TH-15AV テクニカの軽量お手軽ヘッドホン。 パソコンパーツ店で980円で購入。 定価1980円くらいと記憶します。 装着感良好。 ネオジウムマグネットのさらりとした音質。 購入後はこれでTVを聞くことが多くりました。 上記TH-35AVも含めこの会社は安物も全相当根性を 入れて作っているようです。 恐るべし!テクニカ。 予備を含めて3台購入しました。
KOSS porta Pro KOSS portaPro(00 10 19 追加) KOSSの軽量オープンエア型ヘッドホン 1984年登場らしいです?。 0.2%以下の歪率をスペックに謳います。 外観から想像できない低音性能を有します。 装着感比較的良好。 音質極めて良。 低音の迫力音質では当窟No.1。 音漏れ多し。 ケーブル長4ft、帯に短し襷に長し… 米国価格$49 日本代理店ティアック、定価9,800円(1$=200円)
評価データ
Fostex T40RP
● 歪率測定


 ↑T40RPの1KHzサイン波応答FFT解析。
まずまずの特性。


続いて100Hz歪率。


周波数特性測定 20〜20KHzスイープ応答は省略。ホワイトノイズ解析 とんでもないガタガタの特性。聴感はキンキンと響き土管の中で聴いているような感じです。 さらに低能率で大音量で簡単に破綻し、HI-FIどころではありません。 不良品の可能性もありますが、両チャンネルとも同じ特性なのでこれで正常品であるかもしれず、手間を考えると メーカーへの問い合わせも面倒なので改造を試みることにしました。 さらに相性がよいと思われる電流駆動アンプを製作してみることにしました。 改造記はココ。
SONY MDR-CD900ST
● 歪率測定
MDR-CD900ST 1KHz歪率
 ↑MDR-CD900STの1KHzサイン波応答FFT解析。
まずまずの特性。

MDR−CD900ST 100Hz歪率
続いて100Hz歪率。奇数次高調波目立ってくる。


周波数特性測定 ホワイトノイズ解析 300〜400Hzの段が気になるが、聴感上は感じられません。
SENNHEISER HD-414
● 歪率測定

HD-414 1K歪率
特性的にも一昔前のもの。

HD-414 100Hz歪率
100Hzでも同様。


○ 周波数特性測定 HD-414 ノイズ解析 ホワイトノイズ解析 周波数特性は優秀。
audio-technica TH-350AV
● 歪率測定

TH-35AV 1k歪率
安物でもTHD=0.14%は優秀な値。
聴感的にもクリアーサウンドでその低歪率が感じ取れます。

TH-35AV 100Hz歪率
100HzではMDR-CD900ST凌ぐ低歪率。


○ 周波数特性測定 TH-35AV ノイズ解析 ホワイトノイズ解析 周波数特性もMDR-CD900ST並に優秀。
audio-technica TH-15AV
● 歪率測定

TH-15AV 1K歪率
此方の安物もTHD=0.15%の優秀な値。

TH-15AV 100Hz歪率
100Hzでは歪んでしまい、他機種でのレベルでの計測が出来なかったので約10dB下げて計測しました。
低域は小型普及型品の物理的制約で不得意。


○ 周波数特性測定 TH-15AV ノイズ解析 ホワイトノイズ解析
KOSS Porta Pro

● 歪率測定

portaPro 1K歪率

 1KHzでの歪率。購入直後で枯化作業中なのでこれが実力かどうかわかりません。
ちなみに10dB下げたのが下図です。
portaPro 1K歪率(その2)
こうなるとSTAXに迫るものがあります。
100Hzでは、

portaPro 100Hz歪率
と低音で特に優秀な性能を示す。
購入直後においても一聴して低音の歪の低さが判るくらいです。
でも、ちょっと出過ぎの感も無くはありません。



○ 周波数特性 portaPro ノイズ解析 周波数特性も概ねフラット? オープンエア離れした低音感は以外にも特性に出ていませんが、低音の量感は 当窟No.1です。
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