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古書店のあるじと吾れと金魚玉 小林比奈子 おもむろに外してみせるサングラス 渡辺時子 保線区の鉄の匂へる大暑かな 増田悦子 ライブ果つピアノの上の薔薇の束 斉藤加代子 夕立も駆け込む人もみな斜め 田中ひろし 父の日や島の床屋の賑はひて 榊原素女 言ふなれば夫は同志や水羊羹 宮澤千恵子 掬ひては日の斑こぼるる泉かな 大関 洋 片陰に入り善人の顔となる 古澤貞夫 手の平をそへて形代流しけり 吉田善一 なだらかな山の郭公やさしかり 高尾峯人 滝音に五体洗はるごとくゐる 田村ふみこ 花の香は神に捧げむ朴大樹 堀江野茉莉 尺蠖の曲りし行方見定めし 島かづえ アオザイの少女駆け来る涼しさよ 家田あつ子 蜜豆や姉妹に話あるわあるわ 芦田みさを
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