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華奴の「短歌あの日この日」 バックナンバー
2003年7月
7月31日(木)
プログラム心のうちをさまよふと石の人魚に告げてきたりき
坂井 修一 歌集『スピリチュアル』
飛行船がぽっかり浮かんでるのって なんともファニー。そして今朝の発見。テレビのニュースで見た原動機付きパラグライダーも めちゃファニー!! なんと 扇風機をせたらうて(背負って)浜辺を飛び立ちました。きゃはー、まんがみたいなことほんまにするんやね。なんか のりまきせんべいさんが 発明して飛んでいそうなコミカルさ。でもあれで 海に落ちたら完璧沈むじゃん。しかし、いたってまじめな調査で、沖縄の海のジュゴンの姿を探して 空に浮かんでいました。
7月30日(水)
激辛のカレー無性に食べたくて八月騒立つアジアの血潮
木下 のりみ 歌集『たゆた』
テープ雑誌のための記事を探す。新聞にタイ料理の記事が載っていて、無性に食べたくなった。そうだ、あれがあった。フリーズドライのトム・ヤム・クム。今日のランチは タイ風メニューにしよう。そうめんに 貝割れと三つ葉と竹輪をのっけて、ぶっかけ麺のつゆのかわりに トム・ヤム・クムをぶっかける。 手羽炭火焼きをひとつ添える、と。うん、なかなかいけるじゃないすか。えびとひらたけのしこしこ食感と辛みがいいよお。
7月29日(火)
まだ暗き暁まへをあさがほはしづかに紺の泉を展く
小島 ゆかり 歌集『水陽炎』
毎日 一輪ずつ咲いてゆくだろう。うちの朝顔。午前四時四十分。今朝は 朝顔に負けなかった。夫がトイレにたったので目が覚めたまでのことだが。まだ開いていなかった。少しずつ開いてゆく気配。ベランダの近くに椅子を運んで、観察することにした。少しずつ少しずつほどけてゆく。ふくらんでゆく。葉っぱが風に少しゆらぐ。そして、風もないのに、葉っぱも揺れないのに、花が揺れた。おおっ、これって力入ってんのんちゃうか。なんか立会出産みたい?に こっちも力が入るなあ。じっと目を離さずに見ていた。ほんのわずかずつの変化。見ていてもわからない。けれど、確かに変化している。昔、伊豆半島 岬の夕暮れ、月見草がふわっと開く瞬間に遭遇したことがある。じっと見ていると 突如一気に開いたのだ。ぶったまげて尻餅ついた。でも、朝顔は そんな劇的な開き方はしないようだ。目立たぬように、じわじわ、ひっそり。小一時間もみつめていたが、寝ることにした。人知れず咲きたいらしい。
そして 二度寝したわたしが見た夢。野の花を愛でるようにとても自然で幸せな出会いがあった。よく覚えていないけれど。なにかいい映画を見た後のような、充実感と幸福感。なあんか しかわせな目覚めだった。この夢は 朝顔が見せてくれたのかもしれない。
7月28日(月)
あさがおが朝を選んで咲くほどの出会いと思う肩並べつつ
吉川 宏志 歌集『青蝉』
あさがおも朝を選んでいるのよね、孝子さん!
どの朝に咲くか、なんでもないといえば、なんでもない。今朝咲いた朝顔、なんでもないことのようで、それは途方もなくすごいこと。あなたとお話している。なんでもないといえば、なんでもない。あなたと歩く。 なんでもないことのようで、それは途方もなくすごいこと。出会うべくして出会った。でも やっぱりすごい。朝顔が咲く朝にありがとう。咲かない朝にありがとう。
7月27日(日)
昨夜の黒き光は消えき今朝は今朝の日に透け床へ静もる光
水野 法子 (水甕2002.10)
夜中2時半ごろだったか。地震があった。ぐらっとひと揺れしただけだったが。わ、来たか!と思わず叫んだ。ついに こっちにも来るときが来る。南海大地震、生きてるうちには来そうで、いよいよ近々かとコワイ。いかん! 災害グッズ 押入が乱れて取りにくくなってる。整理しなくちゃ。夜中にどきどきしながら、またいつしか眠りについた。
7月26日(土)
紫陽花は祭の後のしずけさに俯きて見るあしたあさって
佐治 洋子
梅雨明け。梅雨明けと同時にがたがたくずれてく、、、?!
今日はまた極端な試合をやってる。
だんなは 土日も出勤でへとへとグロッキー。
明日もあさってもだ、と。
7月25日(金)
はりつめし心ゆるめるごとくにて土用の中の涼しき一日
柴生田稔
なんて涼しい天神祭りでしょ。今年はとくべつ特別。丑の日は日曜日だけれど、きょうは義父ちゃんとの病院デートで鰻を食べた。肝焼きでエビスビール。土用の丑の日はうなぎ。このころになると決まって 平賀源内の話がどこかで話題にのぼる。平賀源内起源説が本当だとすると300年近い時を越えてこれほどヒットした広告コピーはほかにないだろうな、すごい。 今朝の(だったか)ニュースでは 鰻をシラスにまでの生育に成功したと。今までは なにを食べているのかもわからず謎のままだったのが、とうとう見つけた、とか。フィリピン辺りで生まれて、日本にやって来て、また産卵のために帰っていくという往復2000q。ふしぎなふしぎな うなぎ。それをもう日本でやらせてしまうと、鰻さんの気持ちはどうなるんだろう、日本の川に向かって1000q行くんだ行くんだって気持ちはどうしたらいいんだろう。フィリピンの海に帰らなくっちゃ帰らなくっちゃって気持ちはどうなるんだろう。???になるんちゃうん。
7月24日(木)
熊蝉の出でたる穴は樟の根にふかぶかとして闇を抱けり
藤川 弘子 歌集『草の穂』
お隣の庭に大きな樫の木がある。今朝 雨なのに蝉がじゃんじゃん鳴いた。するとテレビの気象情報でも 「大阪では 今朝は雨ですが 蝉が鳴いています」と言う。この木だけじゃないんだ。あちこちで みんな出てきたんだ。地底の闇の中で、なにを感じているのだろうね。
コミックの音訳をしているとき、夏のシーンで 蝉が鳴いているところでちょうどタイミング良く隣の木の蝉が鳴いた。鳥の声も入る。ヘリコプターや飛行機とか救急車とかの音は ナンだけど、蝉や鳥の声は 効果音みたいでけっこういいかも…。でも ミンミンゼミはどこ行ったんだろ。コミックの蝉はミーンミーンとカナカナ。わしゃわしゃの熊蝉ではない。それに最近のは 蝉しぐれどころじゃない、わんにゃんきゃんわんの豪雨ほどの喧噪の蝉。温暖化の所為なのだろう。去年 信州でミンミンゼミの声を聞いた時は懐かしかった〜。にいにぜみ アブラゼミ もいるのかな。わしゃわしゃ ばかりに聞こえる。
7月23日(水)
くれなゐの傘が浮きつつ路上行く魂ひとつ浮きたつ如く
高嶋 健一 歌集『旦暮』
階上の窓から見る街。雨の日は 傘が行き交う。上から傘だけを見ていると 不思議とどれも愉快そうに見えて、その動きは見ていて見飽きることがない。万華鏡か顕微鏡を覗いているようなもの。昔、♪傘の花が咲く土曜の昼下がり〜 なんて歌謡曲があったなあ。残念ながら 家の窓からはアーケードと町並みが見えるだけ。雨の日の待つつもりの待ち合わせなら、上から傘が見える喫茶店がお薦めだと思う。
7月22日(火)
尾上には、いたくも虎の、吼ゆるかな、夕は風に、ならむとすらむ。
与謝野 鉄幹 歌集『東西南北』
甲子園球場 ヤクルト戦 行ってきました。入れても3塁側だろうと諦めていましたが、一塁側アルプス 並ばずに買えました。東京に住む友達が法事で帰るので、ぜひ甲子園につきあえと。平日ならなんとかなるかもしれん、、、というわけで。陸橋渡って阪神百貨店の入口に3時に待ち合わせて、地下で買い物して 甲子園には4時前だったかな。それで間に合いました。アルプスはすでに開門されていて、もういっぱいだったけど、それでも席は見つかった。しっかし 平日やのに ようこんだけ来るなあ。3塁側も見る見るうちに満杯に。おまつり好きが5万人。で、まあなんと スタジアム一周ぐるっとずっと黄色いグッズ。ヤクルトの応援団は まあほんのほんの小さな一画で気の毒なくらい。ヤクルト攻撃の時の応援も その音はかすかで、めっちゃかわいそう。数十人では 5万人の阪神ファンの弁当喰うざわめきにかき消されてしまう。 ジェット風船もすごい。7回の攻撃を待つ間、風が強くて手に持った風船揺れるゆれる。球場全体がいそぎんちゃくの触手のようにゆらゆら。何万?の風船が放たれる〜!! カメラを忘れてしまって、ひー、悲しい。友達の携帯で撮っただけ。うーん、残念! ちゃんと最後の六甲颪も唄えてよかった、よかった。虎縞の勝負パンツが効きました。 (お忙しいだんなさま ごめんね、お留守番で。)
7月21日(月)
海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり
寺山 修司 歌集『空には本』
今日は 「海の日」。いつもは うんと暑いのに ずいぶんと涼しいいい風が部屋を吹き抜けて 気持ちのよい日になった。
「みどりの日」の呼称が「昭和の日」になるという。昨夜 NHKアーカイブスで昔のNHK特集「戒厳指令 交信ヲ傍受セヨ 2.2.6事件秘録」をやっていた。昭和の歴史を切実に感じたとき 昭和はすでに遠くなっていた。
7月20日(日)
死ぬるまで愛しあふ鳥 死を越えて愛しあふ鳥 白ふかきいづれ
水原 紫苑 歌集『客人』
(高倉)健さんの「蛍」のあのシーンを思い出す。雪のなかの鶴のダンス。
鳥の歌を選んだのは、今日は 鳥騒動で一日が始まったから。めずらしいハプニング。朝の6時。夫がベランダの硝子戸を開けたと同時に、鵯の雛が部屋に飛び込んできた。まだ眠っていたわたしも
その騒ぎに飛び起きた。うわあ、どうしよ〜。蠅を外に追い出すように簡単にはいきそうになくて、あたふた。雛の方も もちろん驚いてしまって、パニック。リビングボードの上、井川投手のフィギュアのところに飛んで行った。そして、また羽ばたき、下り天井の壁にぶつかって、落下。今度は テーブルの下の隅っこに。どうしよ〜。捕中網があるわけでなし。夫は箒をもってきて、導こうと。ちょっと差しのばす。案外、あっさりさっとベランダに出ていってくれた。あああーよかった。どうなるかと思った。ばたばた打ちつけてえらいことになってしまうんじゃないかと身の縮む思い。必死の説得を聞いてくれたのかも。こっち、こっち、こっちやで!! そして、向かいの中華屋さんのペントハウスの物干しに飛んでいった。そしたら、おかあちゃん鳥だろうか、おとなの鵯がやってきて、きーきー鳴きながら辺りを探して居る様子。あそこ、あそこ、そこやんか。そこに居るで。と 今度は親鳥に必死で指示する。チビも鳴け!と促す。すると、やっと親鳥が見つけて、チビの隣に止まった。この子は、どこ行くねん、ってなもんでしょうな。そして、その次に親鳥が うちのベランダの手摺にやってきて、わたし達に向かってヒーって鳴くのです。 え? なんや、なんや! これって、もしかして、なんか挨拶しとるんちゃうか?! おおきに、とか おさわがせしました、どうもすんません、ってかんじ。ひゃあ、律儀やなあ。礼儀正しいで。
それから後、その親子、午前中は どうやらずっと飛行訓練をやってるようでした。親子なんでしょうねえ。と、ええように解釈したけど、ほんまにそうなんかな。実は 雛鳥は親の虐待から逃れてきてたのに、見つかってもた、、、とか。実は 他人のいじめにあっている、とか。お礼を言ったとみたのは 実は、なにしてくれるねん、とすごまれたのだった、とか。いやいや、そんなけったいなことは 人間界のことだけだろう。
7月19日(土)
われらかつて魚なりし頃かたらひし藻の蔭に似るゆふぐれ来たる
水原 紫苑 歌集『びあんか』
ゆふぐれというものは 毎日欠かさずやって来て、生まれてこのかた何千回いや万回越えて経験している。それなのに、いくら繰り返しても どんなゆふぐれに佇んでも もどかしい郷愁を呼びおこす。どのゆふぐれを懐かしみ恋うのか、それすらわからないもどかしい焦燥のような郷愁。魂は何処を恋うや。そんなゆふぐれには ごく自然にかつて魚であった頃にさかのぼる。かたらひし藻の蔭を懐かしむ。
魚の歌を選んだのは、さっきテレビで見た「肺魚」にたいそう心動いたから。肺魚って なんてすごい魚。夏眠するんだって。乾期に泥の中に入り込んで、乾燥した石のようになって過ごす。そして、水を得ると ドライフーズのように たちまちモドッテ動き出す。仰天!
7月18日(金)
生きゆくは容易に非ず両鋏おおきく構えて退くザリガニ
穐山 和代 (水甕 2002.12)
人は なにか生き物を見ると、ついその動きに人間的な意味を見てしまうものだ。ザリガニさんも なんだかいとおしいよね。こう詠うと深刻にならずに、けっこうユーモラスで楽しくなるわ。生きゆくは容易に非ず。 人は なんどこんな思いを抱くだろう。だれもみんな。そうなんだよね。それをうけとめて 自分へのエールとしよう。
おや、辻元清美逮捕だってさ。
7月17日(木)
木がくれに一つ蝉鳴き朝こそは泉の水に近づかむとす
前 登志夫
今朝 この夏初めての蝉が鳴いた。いつもより数日遅いし、まだ一つだけだった。いつもは いきなり たくさん鳴き始めるのだけれど。朝、透明な朝。怠け者のわたしも <今日こそやるべきこと>に思いを寄せて このときばかりは 崇高な意志が満ちあふれてくるのだけれど。
7月16日(水)
かの日吾を打ちし教師の沸騰を鍋見るごとくわれは見てゐつ
真中朋久 歌集『雨裂』
中学生の時、美術の教師にドツカレタことがある。ゴッツイブアツイ美術書かなにかで 脳天をごーんとやられた。な、なんでわたしやねん! と、こっちにすれば、なんの根拠もない濡れ衣の体罰である。さわがしい、うるさい!とかなんとかだったろう。それが 脳しんとう起こしそうなくらいこたえたもんで、なにがなんだかわからないくらい。あとで 悔しくてくやしくて。暴力というモノ自体 他に受けた経験がなく、忘れることができないでいる。わたしの頸椎の具合がよくないのは あれもきっと原因のひとつに違いないと思っている。本の重量が思いの外、重力と手をつないで パワフルになったんだと思いたいが、あれは明らかに思いっきりだった。理性を失った、今で言う キレタ教師 だったのだな。歌って、いいことを思い出すばかりでもないのね。ドツイタ方は 決して覚えてなどいないに違いない。こないだ、なにげなく肩をぽんとしたつもりが、思いの外痛かったとAちゃんは訴えた。わたしも 自分の記憶になどかけらもなくて、どこかで痛がっている被害者がいるのだろうか。赦したまえと祈るとき、赦すほかなし。
7月15日(火)
熱き茶をときおり入れて梅雨寒の水の匂いを揺さぶるひと日
鵜川 迪子 (水甕2002.10)
今年は 梅雨明けが一週間ほど遅れるらしい。いつもは 決まって祭りが終わった朝に 蝉が鳴き始めるのに、こんな涼しいのは初めて。初めてづくし。朝方も寒かったくらい。蝉は やっぱり地中の温度とか感じてでてくるのかな。光の世界デビューの日を決める決め手は。
明日は 浄水器のカートリッジ交換にきてもらう日。いつも 交換の作業をしてもらってるときって、オリンピックとかやってるような気がする。今度は ちょうどメジャーリーグのオールスターだわ。
7月14日(月)
堅庭を泡雪のごと向股に蹶はららかす雄猛のよさ (相撲)
天田 愚庵
昨日 横綱 朝青龍を倒し、今日千代大海を負かした高見盛。昨日飛んだ座布団の数と言ったらどれくらいなんだろう。すごかったなあ。まるで 甲子園のジェット風船のようなもの。ニュースなんかで何度見ても興奮するなあ。いつもいっしょに気合いを入れるんだ。阪神といっしょで高見盛も人気に実力が追いついてきたぞ。まさか優勝したりなんかしないかなあ。いつも 勝ったときの あの自分でもおもいっきり驚いた表情がなんともいいのよねえ。とくに金星のときの、か、勝ってしまったー、って。そしてまた 負けたときのがっくり肩を落とす姿、おもいっきりしょんぼりしてしまう表情、なんとも言えないねえ。無垢ちゃんだいすき。
7月13日(日)
雨降れば雨に濡れゐるそれだけの肉叢やよしボール狩りつつ
清水 正人 (水甕2002.10)
今日は ひらのの夏祭りだんじり宮入。一日中 よく雨が降った。平野に来て11回目のお祭り。こんな雨のお祭りは初めて。わたしが阪神ファンになって阪神が強いのも初めてだもん、そういうこともあるわな。
雨の中のだんじり、それは雨の中のサッカーやラグビーみたいな快感になってくだろうな。それはそれでまたエキサイティング。
7月12日(土)
朝顔の蔓は支柱を待つごとく互ひにもつれ虚空まさぐる
長縄 広治 (水甕2002.11)
種を撒くのが遅かったので うちの朝顔はやっと蔓が伸びてきたところ。ひとつは一足先に伸びて、支柱に3回くらい巻いている。で、もうひとつが、遅れて伸びてきていて、今朝見るとどこか巻き付くところを探している様子。棒が一本しかなくて、まだなにもしてなかったから。蔓は カウボウイがロープを投げるときにくるくるまわすように、くるくるまわって どっかないかーと探すのだ。見るたびに 蔓の先の位置が違う。ほんとに朝から二周くらいまわっているから 気の毒で、早くなんとかしなくっちゃと、棒の代替え案で凧糸を利用することにした。凧糸をプランターにくるりと巻いて上の方に伸ばして、ガムテープで壁に貼りつけた。これで長い支柱代わり。すると、30分で 120度くらいぐんぐん廻ってきて 糸に到達。蔓は 上から見て時計廻りと反対方向に巻いて行く。1時間半くらいで ちょうど一周した。2時過ぎに糸をつけてから5時にはもう三周目をめざしていた。早いぞお。ふしぎだねえ。朝顔の意志はどこにあるのだろう。
7月11日(金)
鶺鴒のはつときらめく夏の意志 女ゆゑときに急流へ飛べ
小島 ゆかり 『獅子座流星群』
今日 遠目に見たあこがれのひとは 青いマニキュアがとてもよく似合っていた。新橋色というか、ターコイズブルーというか、緑青色だったか、、、縹色ほど青くはなかったような気がする。わたしも やってみたくなった。マニキュアなんだけど、マニキュアという意味だけでなくって、なにか。思ってもみなかったことをやってみたいと思わせるひとなんだなあ。そもそもわたしが パソコン、Eメール、インターネットをやることになったのもそもそもは そうなんだ。なんかわたしにとって、どっかいつもと違うところを刺激する魅力なんだなあ。なんかどっかいつもと違うところに飛んでみたくなった。
7月10日(木)
産むことを知らぬ乳房ぞ吐魯番の絹に包めばみずみずとせり
道浦母都子 『風の婚』
森 元首相の暴言。あきれるばかり。こんなアホが首相やるのねー?!
7月9日(水)
ねばねばの蜜蜂のごといもうとはこいびとの車から降りてくる
江戸 雪 『百合オイル』
今朝の朝ドラ、姉妹のちょっと屈折した関係の心理が描かれていた。姉妹、、、かぁ。こどものときは 姉妹は欲しくなかった。おにいちゃんで 満足していた。でも おとなになってからは、姉妹もいいかも、とちょっと思ったりもするが、どっちかというと 弟のほうがいいな。なんて あれこれ思った。姉妹って めっちゃ仲良かったり、かと思うと本気でいがみ合ったり なかなかめんどくさそうな 濃い関係なんだろうなあ。
はちみつをシャンプーのときに使うといい、と先日書いたが、やっぱり、貧乏性の私は どうももったいなくて一度しか試していない。で、平野TOWNというタウン誌で読んだ情報によると、1sのハチミツを作るのには 800匹の蜜蜂がひと夏働き続けてやっとこの量が得られるという。アメリカでは 1ポンド(約435グラム)のハチミツを集めるのに、蜜蜂は地球を二周しなければならないという試算もあるほどだって。あだやおろそかにしては蜜蜂さんにもうしわけない。ばちあたるわ。
<夏バテ予防においしいココア>
無糖のココア(やっぱ、バンホウテン)を熱湯ちょこっとで練りねりしてよく溶かし、そこにはちみつをたっぷりいれて、ねりねりして、そして冷たいミルクを注いでよく混ぜてできあがり。黒胡麻を入れてもいい。
7月8日(火)
転がれる白桃思慕をあらはにす唇うばはれ易き薄明
木村草弥
無垢ではかなげな白桃が転がっている、いかにも無防備なさまに。
<桃のきれいな切り方剥き方>
みんな たいてい 皮を剥がして 丸いままから 適当な大きさに
ナイフで削ぐようにして切っていくのがふつうみたい。
そして 種のまわりは しゃぶるという方法。
でも 缶詰の桃のように きれいな形にできる剥き方があるねん。
いつかテレビで知ったのかな、わたしは。巧い剥き方があること。
それ以来 桃を剥くのが大好き!
あのね、まず 桃のお尻の割れ目に沿って ナイフを入れるの。
刃が種に当たるまで深く 一周ぐるりと切れ込みを入れるねん。
そして、切れ目を真ん中にして 右手左手それぞれで桃の半球を掴み
何かの蓋を開けるようなかんじで 桃をねじって 二つに割るのです。
ねじって割れた桃の半球のひとつには 種がついてます。
種をもぎ取るように ねじるわけですわ。
種は ナイフかスプーンできれいにえぐってとります。
後は するりと皮を剥くと 綺麗な半球のままの姿の桃ちゃんだよん。
これ はじめてやったときの カンドウ!
でも 知ってるひとは 知ってるよね。力説しても 無駄だったかもしれんけど。
ただ、これが 固い桃だと うまくいかないのです。
ねじっても うまく種がずれてくれないから。
するっと剥けない桃って やあねえ。熟れてても 剥けない桃あるもんね。
桃を剥く今日の吉凶大吉でするりと半身たやすく脱がす/華奴
7月7日(月)
銀漢の尾鰭つかみて眠る娘に魔女の血少し頒ちおきたり
蘆田 かおり (水甕2002.8)
嫁いで行く娘さんへの思いを詠った母の歌。銀漢とは 天の川のことだが、この場合 たくましく素敵な婚約者のことだろう。かわいいばっかりじゃだめよ、って かあさんは思うのですね。さてどんな魔女の血でしょう。しっかり自分を持ってね、と願うのでしょう、したたかに、、、とも。
7月6日(日)
上流に異変あるべし輪をときてしろつめくさの花冠ながれく
小高 忠男 (水甕2002.8)
川を流れくるいろいろなもの。さまざまな空想が浮かぶ。しろつめくさの花冠は ドラマチック。つづいてなにが流れてくるか。うすぎぬを纏ったオフェリアのような美しい女体、、、、?! と思ったあなたは サスペンスの見すぎ。
大和川河川事務所が 河川愛護モニターというのを募集していた。あなたの目で大和川を見守ってみませんか、というので、どんなことをするのかと興味津々で応募してみたが、抽選もれ。そのかわり タオルやなんか粗品をもらったぜ。
7月5日(土)
蓮の葉を滑り落ちゆく水滴をくらくらとして追掛けており
太田 雅子 (水甕2002.11)
向かいの全興寺に蓮が咲きはじめている。
雨がぽろぽろぽろぽろこぼれるこぼれる。。。。。。。。。。。。。。。。。
(写真は 晴れた日の。)
7月4日(金)
人類の以前には在らず滅亡の後にも残るプルトニウムは
三浦 好博 歌集 『流星』
フィットネスクラブの会員ではありながら、今まではプールを利用するだけでフロアの方には全然行っていなかったのだけれど、リニューアルで広くなっていろんなプログラムがふえたのでちょっとやってみようという気になった。体の歪み調整というプログラム。出がけに番狂わせがあって予定のプログラムに参加できず、次のプログラムまで時間ができてしまった。マシンもする気はなかったのだけれど、するハメに。足漕ぎボートみたいなのを20分ほど。もったいなくてしょうがない。なにが、って。60Wとか数値がでる。ああ、これみんな無駄にエネルギー放出してるよ。これで発電してくれたら、めっちゃ張り切るのになあ。ああ、もったいない、もったいない。このフロアでウォーキングやバイク頑張ってはる人達のカロリーをぜ〜んぶ電気にしたら けっこうすごいんちゃうやろか。 どれだけエコロジーに貢献できるかな。そのうち、そういうエコフィットネスクラブできるかな。自分の運動量で発電に協力した分の一部を、電池で還元してくれるとか、まけてくれるとか、オマケ付、とか、、、、。ええ案やと思うけどなあ。いや、せめてマシンが消費する電力くらいは そのマシンで充電するようなマシンにすればええんちゃう。
7月3日(木)
この雨はいつ止むんだらう今日もまた乾かぬ心は宙ぶらりんに
隅 さだ子 (水甕2002.10)
雨に降られて、雨カッパを着て、自転車に乗る。鬱陶しい。あー、憂鬱〜。ずっと降ってたわけじゃないのに、ずっと降られてずっとこんな気分だったような気がするし、ずっとこんな気分がつづくような気がしてる。ちょっと落ち込むことがあると これだ。まさに お天気屋。紫陽花。
7月2日(水)
今日の予定今日に終わらぬ夕ぐれを咲き極まりて牡丹くづるる
川合 千鶴子 歌集 『牛坂』
タイガース貯金30! 桧山 ひ〜ひ〜!! サイクルヒット!!
ヾ(@^▽^@)/゛ ヤッタ〜。
と興奮してる場合ちゃう。今日中に音訳の校正をやってしまわねばー。
7月1日(火)
昼の月石鹸の泡カサブランカ卵とミルク白いものばかり
足立瑞穂 歌集 『白いものばかり』
赤星たみこ著 『きれいに暮らす簡単せっけん生活』にはまってしまった。網戸を石鹸の泡で洗う。粉石鹸を水に溶かして、ハンドミキサーで泡立てて、あわあわを塗りたくって 汚れと一緒に垂れてくるので あと拭くだけ。なかなか楽しい。布巾の煮洗い。これが またカンドウモン。だんなは食事のときにおしぼりが絶対なくてはならなくて、すぐ臭く薄汚くなって困っていた。台拭きも、布巾も。塩素漂白は効果的だけれど、あまり使いたくないし、、、どんどん雑巾にして捨てなしゃあないのかな、、とあきらめていた。ステンレスの鍋に湯を沸かし、粉石鹸を大さじ1、酸素系漂白剤小さじ1をいれて、しゅわしゅわの中に、木綿のものを入れて煮洗いする。これが 効果覿面。汚い台拭きも 真っ白に。きゃー これは ええぞ。これは 木綿のブラウスやTシャツなんかのシミも驚異的にとれていいそうだ。