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華奴の「短歌あの日この日」 バックナンバー
2004年12月
12月 25(土) (26日から29日までお休みします)
粒粒皆辛苦すなはち一つぶの一つぶの米のなかのかなしさ
佐佐木 信綱
今日は おいしいご飯を炊きましたぞ。萬古焼の土鍋で炊いたら 一粒一粒つぶだってて、つやつやして おいしく炊けました。 いつも 少量しか炊かないから これいいかも。
タイマー予約なんてしないで ちょっと早起きして炊くことにしようかな。しかし、これまた、新手の失敗を生み出すことになったりして……。
12月 24日(金)
おん頬にかそかに匂ふほほゑみの畏かれどもしたしき御仏(中宮寺観音)
佐佐木 信綱
今日は クリスマスイブ。この<ふらここ>の開設が 2002年のイブでした。今日は 開設記念日でもあります。みなさまのおかげをもちまして、丸二年つづきました。ありがとうございます。今後とも どうぞよろしうおたの申します。
年末恒例の温泉行きで26日から29日まで出かけるので、明日までが私の大掃除の山場。今日も冷蔵庫とキッチンをメインに、かなり頑張りました。おいしいモチベーションがあるから、わくわく、がんばれます。でも ついつい寄り道も長くなったりして、まだまだ道のりは遠い。で、掃除していて出てきたのが、古いカレンダー。その裏に なにやら大きく書いている。
<今日もご本尊様のお守りお恵みを深く感謝致します。お互い人々によって生かされていることを思い、やさしく正しく美しい生活ができますように。
ご本尊様のお心を私のこころとさせて頂き、思いやりをもって親切に人々と交わることができますように。
かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心、大きな広い心で人々と交わり、私たちのまわりがいつも明るく豊かでありますように。>
これは 中宮寺に勤めていたとき 毎朝本堂でのお勤めで、般若心経のあと御前様と職員みんなで唱和したことば。またこれを思い出して、初心に返って、歩みつづけたいと思います。
12月 23日(木)
消し難き悔恨として冬薔薇は血の一滴の如き紅
武藤 敏子 (2002年 晶子万葉集)
昨日の寒椿の紅とはがらっと雰囲気の違う重たい冬の紅の歌を見つけました。一体どんな悔いがあるのでしょうね。聞いてみたくなるなあ。
私の今日の悔い、っちゅうか、反省、っちゅうか、告白は、、、、、
またやってしまいました。なかなかこれが今年最後のアホだと言えないまま、まだ続いてます。 今朝 ご飯が炊けてませんでした。なんと、水を入れずに炊いてました。あっちゃーーー。中蓋をせずに炊いて炊飯器が壊れたり、タイマー予約が午前と午後を間違ってて炊けてなかったり、最後のスイッチ入れてなくて炊けてなかったり、ハナからセットしてなかったりと、ご飯を炊くことだけでもいろんなパターンの失敗を数々重ねてきましたが、全く新しいバージョンの失敗です。なかなか誰もやらんことでっしゃろ。でもこれでは なんの成功のもとにもなりませんねえ。なんでも無自覚にやってはいけませんねえ。これでよお生きてきたな、と言われます。火事だけは出さんといてくれとよく言われます。ほんに、看護師さんにだけはならんでよかった。あー、いよいよ、指さし確認でご飯を炊かなければならないようです。昔の私を知るお方もちっとも変わってへんなあとお思いでしょうなあ。
しかし、みなさん、それでも わたしは 生きています。ほほほ…
12月 22日(水)
寒つばき深紅に咲ける小さき花冬木の庭の瞳のごとき
窪田 空穂
昨夜のあの日この日 慌ててアップして 説明が間違ってました。
裏技は 爪先の上げ下ろしじゃなくて、
<爪先立ちをして踵の上げ下ろし運動>です。
もういちど、トライお願いします。
今日の寒椿の歌、華奴ちゃんへ捧ぐ なああんて頂いちゃったあ。
うふ、これも携帯メールでトクしたぞお。
あの日この日の歌をリクエストで載せるのもいいなあ。だれか気がむいたらリクエストしてくださいな。
12月 21日(火)
人体は単純にしてかつ明快鮎食べて香魚に匂ふ汗あゆ
山埜井 喜美枝
鮎とはまた季節はずれな歌をもってきました。ほんまは今日はカワハギのお鍋でした。いや、何を食ったかは問題でなくて、人体の不可思議を問いたいのです、今日は。 あのお、最近、便通に効く裏技を大発見したんです。すごい即効性があって、すごく便利な裏技。それは、朝、食後の歯磨きをしながら<爪先立ちをして踵の上げ下ろし運動>をするんです。すると、ふくらはぎが ぱんぱんになってきて、それでもがんばってやってると、きんきんになってきて、もうあかん、血管切れるう、というくらいやりつづけます。すると、血流が下半身にどーっと行くのでしょう、脳貧血で倒れそうなときのような、足の方にずーんとくるくらい。そうなると、お腹の方もきゅーんとなってきて、おっ、来た来たって、感じになるんです。これって、慌ただしい朝に、どうしても済まして出かけたいという時に即効性があって、すごく便利なんです。だ、大発見やあ、と思っているのですが、これって、私だけに効くのでしょうか? ダンナはそんなんならへんというのです。そこまで爪先立ちをやる気にならんらしい。 旅先で どっさり食べたはずやのに、出ない、という朝、これからこの裏技でもう心配ない、とその効用を楽しみにしているこの頃です。どなたか、お試しになって 「私も効いた」という方、どうか こっそりでもいいです、ご一報ください。いや、試したけどあかん、というお方も、お願いします。
よろしうに。
12月 19日(日)
物干すと空を仰ぎて手をかかぐ今キックせばここを発つかも
永守 恭子 歌集『象の鼻』
朝、ベランダで洗濯物を干しているとき 携帯にメールが入った。それは 友達からの朗報。ケアマネージャーの試験に合格したんやて! やったね。朝の嬉しいニュースは一日中嬉しくなる。これは 携帯のお陰やと思う。こういうことは携帯メールでもないとわざわざ教えてくれないもの。よい報せは よい一日をもたらす。これは おトクやね。
12月 18日(土)
国原に虹かかる日よ鹿のごと翁さびつつ山を下りぬ
前 登志夫
今日は 鹿を食った。元奈良県民ともあろう者が。メインディッシュの選択を誤ったなあ。無難に牛フィレにすればよかったのに、変わったところをいこうかと冒険してみたが、マグロのように柔らかいけれど、ちいとも肉の旨味はないのね。シチューのようなワイン煮込みでソースの美味さだけね。
道頓堀は相変わらず汚い。遊歩道ができたけれど、あれではねえ……。
元大阪球場のあったところのなんばパークスへ行って、焼酎の専門店があるのを教えてもらった。ショウチュウオーソリティ と言って、なんと3000種類もあるそうだ。なのに、大分の華奴があるか訊ねると、置いてなかったわ。試飲コーナーがあって、酒好きな友達と 泡盛とか飲んだりなんかして 胸のあたりほわーーっとなって店をでた。飲まない友達が 「満足したか?」 やって。
昨日 JRの方に自転車置いて行ったのに、帰りはそれを忘れて、地下鉄で帰ってしまった。普通どっかで思い出すやろ、と言われたが、そこはそれさすが華奴ですわ、帰ってからしか気がつかないという芸当をやってのけますねん。今日は ちゃんとJRで帰って自転車に乗って帰りました。
12月 17日(金)
青麦の畑のほそみち夕ぐれて千里ゆくがに空もひろくなる
前川 佐美雄
大掃除以前に小掃除さぼってるツケがたっぷり、気が遠くなりそう。しかししかし、そうだ!
<千里の道も一歩から>!!
さあ、一歩を踏み出そう。 千里の道も一歩から千里の道も一歩から千里の道も一歩から千里の道も一歩から〜 ♪
今日 数歩 歩みを進めましたぞ! <千里の道も一歩から> ってええ教えやなあ。始める気になるわ。ええこと気ぃついてん。まとめてやろと思うからしんどいねん。一歩一歩で気ぃついたら進んでるんやから、ちまちま3分クリーニングの積み重ねと思えば気ぃ楽や。一歩が3分で たとえば5時間あったら、100歩進めるんや。窓一枚一歩で南の窓は四歩。よしよし、いけるいける。
がんばろうっと!
この方式で 来年は3分クリーニングをちょこちょこやって
<きれい>を保てるようにしようと思うのであります。出勤前の3分間の一歩だけでもだいぶ違うよなあ、と発見。気合い入れて完璧に一気にやろうと思うから溜め込んでしまうわけやねんな。一歩一歩! おまえは極端やねん、と言われないように日々のちまちまが大事やねえ。
今日の忘年会、法善寺横町のほてい 天然ふぐてっちり、焼き白子おいしかったーーー。焼き白子はコースと別で2,300円、18名が課長代理にごちになりましたーー。うひょおお、管理職はたいへん。「ええ出汁出てますよお〜」って味のあるおにいちゃん(35歳)がほんまにええ笑顔とおもろい口上で雑炊つくってくれはるのん、ほんまええ味出てますよお〜。
12月 16日(木)
磁石へすいとひつつくクリップのやう糸蜻蛉が葉に付きゆくときは
水野 法子(水甕 2004.12)
対象をじっと捉える視線、すいと引き寄せられるこころ、真空になるような一瞬。
今日わたしのこころがすいとすいよせられたのは お酒のHP
http://jizakewine.com/index-02.htm
掃除せんとあかんのに、ついついへばりついて見入ってしまった。
ああ、あれこれ飲んでみたいなあ。で、そのままの気分できいこと喋っていて、
いきなり来年の目標が決定。来年は、家の中きれいにして、おいしいもん作ったりして飲み会しよう! って。 お互いの家の中 きれいにすること。それからはじめんと呼べない呼べないって。よおーーし。やるぞやるぞ。 とってもおいしいモチベーション。目標に向けて 掃除しよおっと!!
12月 15日(水)
並みたてる楽の林のオーボエの幹にかくれて泣きたきこころ
小池 純代
今日は ひらの第九合唱団第4回演奏会
クリスマスコンサート“テレマン室内管弦楽団とともに”。
○W.A.モーツァルト
「交響曲第41番 ハ長調 K.551」“ジュピター”より第1・3楽章
「ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488」より第1楽章
○オーボエコーナー
「川の流れのように」・「バッハ=グノー/アヴェ マリア」・「先駆者」
○指揮者コーナー
「交響曲第41番 ハ長調 K.551」“ジュピター”より第1楽章
(舞台上で、会場のお客がこの曲のモチーフを指揮)
○L.v.ベートーヴェン
「交響曲 第九番」より“歓喜の歌・第4楽章”
○クリスマス・キャロル
「諸人こぞりて」・「きよしこの夜」
指揮・オーボエ独奏とお話…延原武春
この指揮者がおもろいねん! 楽しいひとときでした。
嗚呼モーツァルト、蘇る青春……並みたてる楽の林のオーボエの幹にかくれて泣きたきこころ
12月 14日(火)
あほらしうなつたるわれはずつたんぽ、ずつたんぽ、と挽肉こねつ
多田 零 歌集 『茉莉花のために』
思いがけずに京都で多田零さんにお会いした。なんと隣の席に座っていた麗人が多田さんだったのだ。わ、ずったんぽずったんぽの人だー、とカンゲキ。そうだ、ほな今日はハンバーグにしようか。
12月 13日(月)
長靴の底にも月の射すやうな気がするぬるい失意のあとは
魚村晋太郎 歌集「銀耳」
今日は新月で月も射さぬがこの失意、嗚呼、嗚呼、、、、ため息。双子座流星群でも見て、気を取り直そう。昨日の現代歌人集会秋期大会、魚村晋太郎さんが今年の現代歌人集会賞を受賞された。彼は第一回詩ボクの大阪大会準チャンピオンで、全国大会にも出場の 魚晋さんだあ。ミステリアスな風貌、と言われていた、うん、たしかに。そういえば、大阪歌人協会の講演でもお見かけしたことがあった。けど、リーディングは 聴いたことないからぜひ一度聴きたいなあ。あの11月のイベントは見たかったなあ。
12月 12日(日)
<地球に優しい>などとはよくも言ふわれら優しく滅ぶるほかなし
島田 修三
京都で現代歌人集会秋期大会、島田修三氏の講演「アマチュア新『新派和歌』の現在」を聴きに行った。もっとじじむさい人を想像していたのに、なあんとダンディー! きゃ、ええ男やないかい! 話もテンポよく、とても興味深かった。 でもでも、、、今日はチケットなくした失意のどん底で、書く元気がなくなった。……
12月 11日(土)
夢に我が取り逃せしもの今宵月となりてまろまろ裏山より出づ
前川 真佐子 (水甕2004.2)
今日は 従弟の吉里爽クンが来阪、心斎橋で落ちあう。会うのは20年ぶりくらいか。彼が学生の頃に会ったはずだけど、私の中の彼のイメージは子供の頃のライダーキックっとか叫んでたおぼっちゃま。でも、やっぱりもうりっぱなおとなよねえ。彼は 矢沢永吉のニューアルバムで 永チャンの歌の作詞で作詞家としてメジャーデビュウを果たしたところ。 今日は大阪城ホールで永チャンのコンサート。夢は自分の音楽事務所をやること。がんばってるなあ。「年甲斐ない 関係ない 限界なんてない」 永ちゃんらしい歌詞は 永チャンのお気に入りらしい。そうだよ。 年甲斐ない 関係ない 限界なんてない。
12月 10日(金)
剣術や射撃など人殺す術を習いき兵たりし頃
昔むかし愛せし女が自死したるこの朝の夢妻には言はず
森山 優 (水甕2004.10)
今日は月一のお義父はんと病院デート。お義父はん 近頃ずいぶんと足も弱ってきたものだ。半歩ずつくらいの進み具合になってきた。わたしはそれも好都合。正しい歩き方の練習をする。今日もおとうはんのおはこの戦争の話はつづく。記憶にはあるけれど、話せることばかりでもないのだろうな、きっと。消えない記憶。でも、こないだ入ったことのある店、初めてだと言う。私とのデートの記憶はどれほど残っているのかな。私が代わりに記憶しましょう。
12月 9日(木)
「戻せ返せ」俊寛の声とジーパンがだくだく廻る洗濯機の中
夏目 雅代 (水甕2004.2)
洗濯機の渦と俊寛、ぴったりやなあ。
ちょっと違うけど、うちの洗濯機にも俊寛がいる。えらい軋むんです。まるで悲鳴をあげるようにひどく軋むんです。そらもう死にそうな悲鳴。もうそろそろ寿命かなあ。
12月 8日(水)
寝がたき浅き眠りの夢に会う思えば今日は十二月八日
安田 義昭
太平洋戦争開戦の日であり、土屋文明の命日でもある。
12月 7日(火)
あすしらぬわが身と思へど暮れぬまのけふは人こそかなしかりけれ
紀 貫之
凍りつくような衝撃的な現実を聞いた。職場の女の子のご主人が亡くなったという。しかも 挙式を一週間後に控えて。しかも、彼女は懐妊している。いわゆるできちゃった結婚で入籍したばかりで、これからという華やかな幸せの絶頂にいて、夫が交通事故で亡くなったという。ほんとうに こんなことがあるなんて。
その話を聞いて、もうひとりが語り始めた。彼女の友達Aさんの身に起きた話を。それは まだ19のときだった。5月15日。同窓会に来ていた友達Aさんは、反対を押し切ってやっと結婚したばかり、お腹にはこどももいるという。ところが、Aさんの夫を襲う激しい頭痛。それは脳腫瘍だったのだ。同窓会の翌日、Aさんの夫が倒れて運び込まれた先の病院の廊下。危篤状態。友達はAさんの肩を抱いて慰めていた。大丈夫大丈夫よ。Aさんがたずねた。「ねえ、今何時?」 16日の10時半。Aさんの時計は なぜか 17日の5時5分前を指していた。「逝ってしまうんやろか。死ぬんかもしれへん。」 大丈夫や、そんなことない、大丈夫や。しかし、翌日17日の夕刻5時5分前 Aさんの夫は帰らぬ人となった。ほんとうの話。
そんな話を聞いて帰って来てから、コミックの音訳校正する。そのコミックにも 反対を押し切ってやっと結婚した夫婦の悲劇、妊娠している妻を残して夫の事故死。でもでも、ドラマやマンガだけの話やないんや。ほんまにあるねん、こんなこと。神様はなんてことを。たった今も かなしいことが起きているということ。あー、神様。
12月 6日(月)
あかつきに入りしファクスは白鳥として乱れたる部屋を姦せり
岡井 隆
ファックスが途中で止まった。インクリボン切れ。ガーン。インクリボンを買いに走った。なにー?! 置いてない?! そんな無責任な。買ったとこにインクリボンも置いといてくれんと そんな殺生な。もお二度と、<いづみや>では 電気製品 買わへんねん! 遠いとおいジョーシンまで走った。今日の予定のあれこれも未遂に終わった。 いづみやの 所為や! 、、、、ということにしておこう。
12月 5日(日)
店の壁に高見盛のサインあり串カツ包むA4藁半紙
華奴
地元の串カツ屋の壁に クリアファイルに入れられて貼られているもの。よく見ると、なんとそれは 高見盛のサインではないか。
しかも よく見ると、色紙ではなくて、お持ち帰りの串カツを包む紙なのだ、しかも昔 藁半紙と言ったような薄茶けた紙、よ。高見盛ちゃーん、ええ子やねえ。この狭いとこに、このちっこい椅子に座ったんやろかあ。
12月 4日(土)
あなあはれ縁ある家をよろこびて子等はすべれり終日に飽かず
土屋 文明 歌集『山谷集』
私も 縁側のあるうちがあこがれだ。
服部緑地に日本民家集落博物館があって、江戸時代の古民家や蔵11棟と茶室がひとつ 移築されている。 飛騨白川、日向椎葉村、奄美大島、河内の布施、堂島、摂津能勢、信濃秋山、大和十津川、小豆島、南部と 各地の民家。偶々 見つけたんだけど、なかなか穴場のいいところ。こんなとこがあったなんて。行ったのが平日だからこそ ひっそりしてて堪能できたんだろうけど、ぼーっとするのいいかも。囲炉裏端に座ってみたり。ほんまに旅先に見つけた秋の田舎の風景みたい。近くなのに 遠くに来たみたい。茅葺きの民家に赤や黄の紅葉が映えてきれいだった。囲炉裏には火があるし、竈にも火がある。夏は涼しくて 昼寝する人もいるとか。
12月 3日(金)
鳩一羽わが屋根に墜ち死にしよりつねに底ぬけて青き射程
齋藤 史 歌集『密閉部落』
今日は 服部緑地に お馬さんに乗りに行った。ビキナーズ君というお馬さんだった。そう広くないのに 100頭もいるんだって。体験コース。もっと乗りたーい、ってところで終わりになってるんよね、やっぱり。どっか乗馬トレッキングに行きたいなあ。しっかり者の友達と一緒でよかった。お調子者の私ならもう勢いで「やるやるやりたーい」って高額入会金の乗馬クラブにまで入るぅなんてなってしまいそう。体験エステで勧誘されるのと結局一緒やね。ああ、でも お馬さんに乗りたい。おうちのJOBAじゃなくて ほんもののお馬さんがいい。
で、今日の事件。緑地公園内にコジャレタレストランがあって、そこでランチをしていた。全面ガラス張りの向こうは 明るい庭園が見えてなかなかよろしいわねえ。と、そこへ、ダン! と激しい物音がしたと思ったら、鳩が突撃してきたのです。えええー?! わ、わ、わ、、、、。鳩さんは無事か? ガラス窓には びしゃっと白濁の飛沫と羽が。建物の廻りに浅く水が張られていて、鳩さんは その水の上に水鳥さながらに浮いていた。え? え? 大丈夫? 水の流れに身をまかせてしばし 浮遊する鳩。だ、だいじょうぶ? 脳しんとうおこしてるんかな。そばに見にいくと、うん、目ぇ開いて瞬きはしてるから大丈夫みたい。 ずっと水に浸かってたらあかんやろ。網かなんかで掬ったらんと。と、思っていると、お店のウエイターさんが熊手を持って救出に。硝子窓のうちから、ここ、ここ、と指さし、誘導。と、そして、近づき熊手を水にさし入れようとしたところ、鳩さんは 飛び立ちました。飛べた飛べた。よかったよかった。やれやれ。 鳩さんも 今日はどんくさいことしてもてん、と誰かに告ってるかなー。
12月 2日(木)
遠く聴くぶらんこの音ぎいぎいとわれを擦りてもの思はす
永守 恭子 (水甕2004.12)
通りかかる公園のぶらんこの音。
遠離りつつ 耳から体から離れないでついてくる。
ふしぎにせつない音だねえ。
氷上娘さま ふらここ 覗いてくれてはるんだね、おおきにい。きれいなHP ぽーこ・あ・ぽーこ にすぐいけるようにはやく渡り廊下つけまあす。
12月 1日(水)
傷む髪に椿油を塗るといふ母の手にわが頭は撫でらるる
永守 恭子 (水甕2004.12)
そう言えば、母に頭を撫でられて、ふっと幼いころが蘇ることって、私もあった。大人になってからのことで、そんな頭を撫でられることなど久しくなかったものだから、なにか はっとしたものだ。私も 今からもう少し若いころ、「天使の輪ができてるよ、髪の毛がつやつやしてきれいだねえ、若いっていいわねえ」って かんじで なでなでしてくれたとき、妙なかんじだったわあ。愛されていた実感、愛されている実感。妙にくすぐったいけれど、ふしぎな安心感。