夫婦円満を考える
(1) 夫婦は他人である。 (1月14日)
よく「他人に優しく、自分には厳しく」と言います。優しい人というものは、だいたい自分に厳しくあるようです。
私の周りでも先輩方、友人、後輩を見ますに、ありがたいぐらい優しい人は、自分に厳しいという傾向があります。
ところが、そのような優しい人に限って「家に帰りたくない」とか「女房とまた喧嘩したんだ」とか言う人が多いものです。
これは何故かと私も考えました。そういう人は女房であれガールフレンドであれ、最初は相手に対してとても優しいのです。
相手も「なんて優しい人なんだろう」と思ってその人に惹かれるのでしょう。
ところが相手が、いざ自分のガールフレンドとか女房とかになった途端に、相手に厳しくなる訳です。
「なんでこんな事するんだ」とか、
「これはこういうふうに考えんといかんのじゃ」とか、
「そんな事では嫌われ者になるぞ」とか
「なんで、こうできないんじゃ」とか。
たぶん、そういう人は相手が女房とかガールフレンドになると、相手の事を他人とは思えなくなって、自分の一部分とか自分の分身とかいうように思うのではないのでしょうか?
それで「他人に優しく、自分に厳しく」ですから「自分の一部分である相手にも厳しくなるんでしょう。
ですから相手に対して優しさとか思いやりを持ち続けるためには、相手のことを「もはや他人ではない」と思っては上手く行かないかもしれません。
相手をいつまでも「他人なのだ」と思い続けることが、相手に対して優しさ思いやりを持ち続ける簡単な方法ではないでしょうか。
よく「夫婦は一心同体」と言われますが、これは、もう何十年も連れ添って初めて実感できることであり、初心者のうちからこれを当然のように思うことは危険があるように思います。
それより「夫婦といえども他人」と思って、他人に対する優しさと思いやりで相手に接するのがよいのではなかろうかと思っています。