真っ黄色の表紙とEメールだけで構成された文章に惹かれて古本市場で95円で購入した(駄目じゃん)本です。
舞台はロンドンの広告代理店・ミラーシャンクス社。
そこの社員達がやりとりする電子メールを繋いで語った2週間の出来事。
一気に読みましたよー。面白かったです。
…ていうか本当に欧米人はこんな言い回しでメールのやりとりをしているんですか…?
出す相手によって文体も内容も露骨に変わってるのが何とも。実際はこんなもんなのかもしれないけど、誰かを賞賛するメールを送った直後にその誰かを罵倒するメールを出したりね。社内メールってこんな頻繁に飛び交ってるものですか。
お互い「親友」って言い合ってた女性二人が秘書のポジションを巡って最終的にはつかみ合いの大喧嘩にまで発展してしまったり、ロンドン支社のトップの人が間違いでメールを送信し続けてたヘルシンキの人が終盤で登場しちゃったり、ついには失踪する人が出ちゃったり。2週間でこんだけやるなんてすさまじい会社だよ(笑)。
いかにも。な締め方であっさりとした読後感。
人間関係はゴタゴタしてるんだけど、ドロドロとはしてない。『RIKO-女神の永遠-』の対極にある小説だな…。
でも、ナイジェル・ゴッドリーみたいな人ってどこにでもいるよね…(苦笑)。