山田悠介氏の三作目ではなく四作目でした。つまり現時点で最も新しい作品ですね。
『親指さがし』は何処に行ったんだろう…。
父親の仕事の都合で希望学園高等学校に転校して来た瀬戸加奈。転入先のクラスで彼女が座ることになったのは『呪いの席』だった。加奈の前にその席に座っていた三人の女生徒はいずれも失踪、自殺、精神崩壊とただならぬ不幸に見舞われている。それでも『呪いの席』などただの噂と本気にしていなかった加奈だが、やがて彼女自身も何者かからの執拗な嫌がらせを受け始めて…。
第四作目ともなるとさすがに文章がこなれて来て抵抗なく読めるレベルに達しているなあ、すごい成長早いなあ山田氏…とほのぼのしかけて気づくことにはスタート地点が『リアル鬼ごっこ』だから顕著なだけなんだ…ッ! 危ない俺ッ…!(うわあ)
ある意味策略ですか。これが奴らのやり方ですか? でもデビュー作が例えばこの『あそこの席』だったりしたら山田悠介氏騒がれも何もせずに消えて行ってたような気がします。そういう目で見れば『リア鬼』(なんかこう略すらしいですよ)も偉大な作品だったのだなあと。
ただ主人公の名前が加奈なのにその妹がカタカナで『ウララ』ってのは一体何を考えて名づけたのかとご両親。加奈とウララって。もしかしてどっちか貰われっ子だったりするんだろうかってそればっかりが気になって。サブキャラに圭輔と大輔なんて区別つけ難い名前をつけるぐらいなら姉妹の名前を統一してほしいとかそういうことにまずツッコミを。
あとやっぱりどうも登場人物の行動、不自然な点が目につくんですよ。
たとえば加奈と沙也加の会話シーンなんですけど、この二人結構重要な話をしてたはずなんですけど、