英語原文は五十五語以内→訳文は二百文字以内におさめられたひとくちサイズのショートショート集です。
一作品辺り三分未満で読めてしまうのに下手な小説よりもずっと感動出来たりするのは何故。上手い人はほんとうに良い作品を書き上げるのに五十五語しか必要としないということでしょうか。
『名探偵と謎』…真実なのか意地なのか。
『最終証人』…秀逸! 愕然。読んでみて下さい(笑)。
『通過儀礼』…ほろりときます。良い。
『あの世の仲人』…しみじみ。良い。
『絶体絶命』…個人的に爆笑です。上手すぎる!
『失われた言葉』…いかん、ただ単に私がこういう系の話に弱いだけか…。
『運命の手にすべてを』…思わず笑ってしまう。まだ好き同士なんだろうなぁ。
『愚者の贈り物』…『賢者の贈り物』の後日談ですが、あのいい話が台無しに(笑)。
『死はふたりにお似合い』…タイトルも含めて、上手い。
『意外な犯人』…ミステリファンなら笑えます。
『森の中の散歩』…どうしようもなく寂しくなってしまった。
『現代医学』…深いなぁ〜。
書店でこの文庫本を見かけたら是非手に取って上記の一編でも目を通してみて下さい。
多分次から次へと読み続けたくなる。
700円で157編、まあ全部が当たりとは言えませんがこのお値段なら「買い」です。
『一人の男が飛行機から飛び降りる』も読んでみたくなりました。
ショートショートははまると底なしだから危ないんだよな、私にとっては…。