『キーリ』4作目です。
読み始めたらこのように一気に読み終えてしまうぐらいに引き込まれることがわかっていながら、読み出すまでに異様なほど時間のかかる『キーリ』です。発売されたその月には購入してたはずですが。
前巻のラストでハーヴェイがキーリを置いていなくなってから、一年半。
一年半!?(衝撃)
16歳になったキーリのお話です。一年半て。キーリをほったらかして一年半て…どこまで駄目な奴なんだあのヘタレ男はーッ!! 今ちょっと気づいたけど私が兵長好きなのって単純にこのうえもなく感情移入しやすいからなんでしょうか。それはさておきキーリはキーリで遠慮屋さんで素直じゃないし。中盤終わりくらいでキーリとハーヴェイは結局のところ無事再会するんですけど、再会してからも意地張ってるって言うか圧倒的なコミュニケーション不足と言うか…あーもうじれったいよお前達! ってツッコミを入れずにはいられない状態。
ハーヴェイなんかホントはめちゃくちゃキーリのことが大事なくせに無愛想なまんまで。
確かにこの二人にいきなり恋愛モードに突入されるのも困りますが、今にもそうなりそうなぐらいキーリのことを想ってるってのが行動の節々に見え隠れするのがまた。こんちくしょう男らしく素直になりやがれハーヴェイと。
キーリが健気でかわいそうなんですよ。普段から自分を抑えつけて、ときどき抑え切れなくなって無鉄砲な行動をとって、その後で自分はなんて考え無しで子供っぽいんだろうってすごく反省する。
その反省の仕方が思わず応援してあげたくなるような感じで、いいんだよキーリそれもこれも全部あのハーヴェイとかいう根性無しの不死人がハッキリしないのが悪いんだからとミもフタもない言葉で慰めてあげたくなる。
今巻の終わりでようやくハーヴェイがキーリのことをもっと大事にしてくれるようになるんじゃないかなと思える言動をとり始めたので一安心です。
キーリとハーヴェイの事情はその辺で置いといて兵長の話ですよ!
ベアトリクスが兵長をおもちゃにしていじくりたおしてくれますのでみどころには事欠きません。ベアトリクスと兵長のコンビ、好きです。
衣類と一緒に梱包されて福祉施設に送られてしまった兵長(未遂ではなく完了形)。
ベアトリクスに「飛び道具」と表現されて得意の衝撃波を放とうと準備してたら文字通りの飛び道具としてぶん投げられてしまった兵長。