同名のドラマのノベライズだそうです。
『らくがき』『ウニトローダの恩返し』『楽園行き』『送り火』の4編収録、短編集。
ドラマは一度も見たことがないというかその存在自体この本が出るまで知らなかったのですが長谷敏司氏の作品読みたさに購入。長谷敏司氏は『楽園 戦略拠点32098』の作者さんです。
長谷氏の作品は『楽園行き』(脚本/村井さだゆき)。
中高年の連続蒸発事件を探る坂本剛一が調査の末に行き着いた先にあったものは…という内容の話なのですが、これがもう、二重三重に嫌な要素が散りばめられていて読んでてたまらなかったです。
読んですぐ「うわ嫌だ」ってなるグロ描写あり、読後じわじわと効いてくる救いのない展開あり。
物語を構成するひとつひとつのパーツを思い出すごとに鬱度が増してゆくという…『配達人』の正体とそのほのめかし方が個人的には一番イヤだったかも…。
すぐに読み終えられる短い作品だったのにあとあとまで引きずってしまう何かをはらんでおりました。
これ映像で観られたの? なるほど実際に放映された作品だったんだなー。って巽さんが佐野史郎ー!!(愕然)
…ちょっと観たいかも。近所のTSUTAYAでDVDレンタルしてないかなー。
梅津裕一氏の『らくがき』(脚本/武井彩)。
映像で観た場合にはぞわっとくるものがあるかもしれない。文章ではちょっと伝わりにくいかな…。
それにしても結末がありがち&それなのに意味不明。何かうまくつながってないんだよなあ。
岩佐まもる氏の『ウニトローダの恩返し』(脚本/上原正三)。
いやまあうんこういう話ならこれはこれでいいです。色々深く考えるのはやめにします。
ごめんなさい(謝ったー!)。
相坂きいろ氏の『送り火』(脚本/太田愛)。
ヒタキじゃなくてアカメをメインに持って来い!(たったあれだけの出番でもう気に入った…!)
いい話なんですが文体が私にはちょっと受け付けられない文体だったかもしれません。
…まあ感想の量の違いを見てもらえばわかる通りの感想を抱いたワケで、トータルで考えるとオススメ! とはあまり言えないって言うか…もともとが長谷氏目当てだったから私はこれでいいんですけどね。