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『奇蹟の表現』 結城充考 電撃文庫
シマはかつて小さな組織を束ねていたが、抗争で妻子を惨殺され、自らも瀕死の重傷を負う。サイボーグ化手術で一命を取りとめたシマに残されたのは、癒えぬ心の傷と、後悔と諦めの日々だった。
少女ナツはかつて親に捨てられ、施設で暮らしているが、頑なに神を信じる態度は、心の傷を隠す仮面にも似ていた。
修道院を舞台に、ミステリアスに展開される「宝物」の行方と児童誘拐事件。
心に傷を持った二人が出会う時、全てを失った男は、奇蹟を信じる少女のために再び立ち上がる。「大人の責任」を果たすため、シマが見せる「奇蹟の表現」とは───!
第11回電撃小説大賞銀賞受賞作。
この物語、設定が直球ど真ん中で私のツボなのです。
少女を守るためになら我を忘れて戦ってしまうサイボーグ。
ナツちゃんの性格がちょっとキツすぎるのが私の好みからは離れてるのですが、シマを慕うミクニのキャラも良かったし、雰囲気はとても好き。
あるいはだから期待し過ぎてしまっていたのかも…設定先行で読み進めてたからちゃんと読めなくなっていたのかも…。
読了してから10日以上も感想文を書けなかったのは、シマやナツやミクニが大好きだからこのお話を「面白くない」とは言いたくなかったからなのですが…10日以上かけてじっくり考えてみても…つまらなかったのかと言われれば否定出来るぐらいには面白かったのですが…絶対面白いから読んでみてとはどうも言えないような…。
キャラは好き。文章の雰囲気も好き。世界観も好き。根源的暗殺者の最期とかサカザキの扱いとか色々ひっかかるところもあるけれど全体的には好きなんだけど…。
次回作に期待したいです。
20050225
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