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『ドワーフ村殺人事件』
『失われた狂気を求めて』
『魔法の豚足』
いずれも安田均・高井信 富士見ファンタジア文庫です。
ドワーフのデュダは村一番の賢者。といっても、他にひとりも賢者がいないから、というのが本当のところ。
リュークはエルフの若者。〈博識〉のデュダにあこがれ、一緒に暮らしている。
近ごろ、これといった冒険もなく、すっかり退屈したデュダとリュークは、オランへ遊びにいくことにした。途中バンデ村の村長宅に一泊。ゴキゲンな宴会で酔いつぶれる。だが、朝になると、ふたりは奇怪な事件にまきこまれていた。魔法のきかない宝物庫に村長の死体が…。こ、これこそ密室殺人!?
迷探偵デュダの推理やいかに!!
ソード・ワールドの世界に展開する、ユーモア・ファンタジー・ミステリー。(『ドワーフ村殺人事件』あらすじ)
ソードワールドの世界でミステリを、剣と魔法の世界で名探偵を活躍させようと言うこのシリーズ。
推理小説としてどうだったかと言われれば言葉に詰まってしまうようなお話でありましたが…だって魔法で密室から脱出出来るファンタジー世界が舞台なのにミスリルの斧が置いてあったから魔法は使えなかったんだって…それじゃファンタジーを舞台にするイミがいきなりないような気がしてならない…物語としては面白かったです。
何と言っても主人公デュダが非常に元気なキャラクターで読んでて楽しかった! ドワーフと言えば気難しくて頑固でってキャラを想像してしまいがちですがデュダは明るくて無邪気で、思い込みがやたら激しかったり少し褒められただけですぐに調子に乗ってしまったりのちょっと困った言動も不快にならずに受け入れられます。
デュダの周囲の人々も、常に行動を共にしている助手のリューク君をはじめとして、何かと仲が悪い巡察官のギリアム、ロック・ワームズ卿好きの絆で結ばれた冒険仲間達、いずれもさっぱりとして嫌なところのないまっすぐな人々ばかりで、どのお話も安心して読めます。私はデュダの次ならルッカーが結構気に入った(笑)。
デュダは他にも何作かの小説と『デュダRPG』のリプレイにも登場しているようで、これらの作品も引き続き読もうと思っておりますよ。
20050628
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