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オンライン書店ビーケーワン:狼と香辛料

『狼と香辛料』 支倉凍砂 電撃文庫

 行商人ロレンスは、麦の束に埋もれ馬車の荷台で眠る少女を見つける。少女は狼の耳と尻尾を有した美しい娘で、自らを豊作を司る神ホロと名乗った。
 「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」
 老獪な話術を巧みに操るホロに翻弄されるロレンス。しかし彼女が本当に豊穣の狼神なのか半信半疑ながらも、ホロと共に旅をすることを了承した。
 そんな二人旅に思いがけない儲け話が舞い込んでくる。近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。疑いながらもロレンスはその儲け話に乗るのだが───。

 第12回電撃小説大賞銀賞受賞作です。
 あちこちの書評で絶賛されているのを事前に読んでおりましたので、各賞受賞四作品の中では最も読むのが楽しみな作品でした。前評判が良ければ良いほど実際にそのものを知ったときにはそこはかとない落胆を覚えてしまうものですが、この作品は評判通り! 面白かった! 読んでてものすごく楽しかった!

 とにかくもうホロがめちゃくちゃ可愛いのです。抜群に可愛いのです。あまりの可愛さにワイズ君みたいに粉々になるかと思いました。表情、仕草、台詞、ホロのあらゆる要素に可愛らしさが満ち満ちていて、そんなホロとロレンスとのやりとりも可愛くって面白くって、読んでるだけでにやついてしまうような。
 キャラクターがとんでもない存在感を持っていますよ、この作品。

 謎の商人が持ちかけてきた謎の儲け話を巡ってロレンスがあれこれ思考を巡らす場面もがっつり読みごたえがありましたし、行商人として儲けを出すことを第一に据えてしたたかに振る舞うロレンスはカッコ良いなぁと思いました。ホロには振り回されまくりなんですがね。

 読み終えてすぐに、この二人の旅の続きの物語をもっともっと読みたいと思いました。ホロとロレンスが荷馬車の上で話してるところをただ読んでるだけでこちらの気持ちがほんわかしてしまうような、このお話の続きを。

 6月に第2巻発売が予定されているようですね。もちろん読ませていただきます!

20060422

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