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『ウェイズ事件簿 暗き影は陽の下に』 神代創 竹書房Z文庫
「よろず引き受けます───レヴァン・ウェイズ」
皮肉屋で愛想知らず、昼行灯な優男レヴァンの営む「何でも屋」はトラブル解決を請け負う探偵業! ところが持ち込まれるのは浮気調査ばかり───。今日も今日とて、夫の挙動不審を訴える人妻にゲンナリのレヴァンだったが!?
光と闇、火と水、風と土、木と石───8つの力のバランスは崩れ去り、ラドリア王国に禍々しい暗黒の魔手が迫る。ダークエルフや人狼の仲間達とともに陰謀に立ち向かうレヴァンは、街を、大切なひとを護りきれるのか!?
古き良き時代の王道ファンタジー小説、といったところでしょうか。事件があって、それを解決するために、手がかりとなりそうな情報や解決に役立ちそうなアイテムを、各所を回って手に入れる。あとがきによるとこの作品、もともとはゲームのシナリオみたいなものとして使われる予定だったものだそうで、なるほど確かにRPGっぽい。と言うかRPGそのものです。RPGの筋立てをごくごく素直に文章に起こすとこうなるのだろうな、みたいな…?
このハナシ、全体的に都合良く展開し過ぎじゃないのかしら…レヴは強いのか弱いのかイマイチよくわかんないし(多分強い)、仲間達もそれぞれに印象が薄くて、情報やアイテムを提供するだけの脇役も含めて全員でお互いの印象を薄め合ってるとしか思えない…。
いや、キャラクターはたくさんいてもいいんですよ。私は多キャラ大好きだし。でもそれならそれで一人一人をもうちょっとハッキリと…一つのお話が短いんだから、その都度全員出すんじゃなくて…うーん…。
全体的に不完全燃焼です。嫌いなタイプのお話ではないんですが、あまりにストレート過ぎるし、『お約束』をちょっと違った方向に解釈して使用してる気がします。具体的にどこがどうとは、言えないんですが…。
この作品が初読みの作家さんですので、私個人に単純に合わなかったということなのでしょうね。
もうすぐ第2巻が出るそうですが、買うかどうかは…ビミョー。
山本ヤマト氏のイラストが好きなので買っても良いんですけど、絵師が山本ヤマト氏でなくても続刊を買うかと言われれば答えは必ずしもイエスではないので…。
…それにしてもプロローグは一体何だったんだ?
もしかして次の巻とか最後までちゃんと読まないとわかんないの…?
20060505
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