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オンライン書店ビーケーワン:奇蹟の表現 2

『奇蹟の表現II 雨の役割』 結城充考 電撃文庫

 再び修道院に雇われることになり、シマは半年振りに少女ナツと再会する。
 それから数日後の朝、日課の掃除をしていたシマのもとに、ナツが驚いた表情をしてやってきた。納骨堂に、何者かが忍び込んでいるという。
 二人はひどくおびえる様子の“侵入者”を保護し、匿うことにするが、その“侵入者”の行方を探す警察と、ある“組織”の男が相次いで修道院を訪れ……。
 “侵入者”の秘密が明かされるとき、再び争いに巻き込まれるシマとナツ。そんな二人へ雨は静かに降り───。

 あらすじに少しでいいからミクニのことを入れてあげて!?(衝撃)

 とツッコまずにはいられない『奇蹟の表現』第2巻です。もう『奇蹟の表現』はシマが! シマが!(何)

 修道院でまた働けることになってまたナツに会えるとそわそわしているシマだったり再会したナツはシマを見ても喜ぶでもなくちょっとしょんぼりしてたところにナツが自分を庇ってイルマさんに食ってかかったのが嬉しくって猪顔でニヤついてるシマだったり聴覚の性能を向上させるために回転させられるようにした耳をこども達が気に入って毎朝「耳動かして」って毎朝せがまれてこども達に囲まれているシマだったりもう大変ですよ。何このサイボーグ!(うわー)

 相変わらずナツにだけは大甘なシマです。もうちょっとしゃんとしようよ、ボス! ミクニの気持ちがちょっとわかった! そして相変わらずシマには無関心一歩手前のナツです。そこがナツらしいと言えば言えるのですがちょっとシマが不憫になります。
 気持ちの方向が完全にシマ→ナツ→オズって感じ? 二人とも他のヒトのこともちゃんと見なさいよ! そんな状況なモンだから、今回はミクニが大活躍でした。凄腕の情報屋だしぶつくさ文句言いながらも結局ナツを助けてアクションだってしちゃうし(ボスに「ナツに何かあったらお前の頭を引っこ抜く」って言われたからです)なんだか結構、好きなキャラかもしれないぞ、ミクニ…。
 新登場のイルマさんもなかなかしたたかに強くカッコ良いお姉様でしたし(最後えらいことになってましたが。およそ女性キャラの扱いとは思えませんな)素敵登場人物が盛りだくさんで、良いですね、『奇蹟の表現』は!

 物語としては前巻と同じく一直線な展開なので、次巻以降への引きが出来たとは言えやや物足りない気もしてしまいますが…それに今巻は終盤シマが全然活躍出来てなかったしね…おかげでミクニの見せ場が出来たとは言え、ボスにももっと大暴れしていただきたいところ。イルマさんの部下二人を相手に既に十分暴れてましたけどね。

 と言うことで、次巻も楽しみに読ませていただきたいと思います。

20060520

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