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『ガーゴイルおるたなてぃぶ』 田口仙年堂 ファミ通文庫
普段はガー助って呼ばれてる自動人形、俺の名はガーゴイル。遠くの町を守る最強の門番にあやかって名づけられた。猪崎市のとある雑居ビルが俺と相棒の住処だ。そこで駆け出し錬金術師のひかるとなんでも屋「鳥屋」を開業し、普通じゃ解決できない仕事を引き受けてる。暴走ダチョウの捕獲が済んだら、次の依頼は見たことも聞いたこともない巨大生物の相手だと!? どーすんだ。俺に任せすぎんなよ尻デカ天パー女! 新”錬金”コンビが贈るハートフルコメディ。
もうひとつのガーゴイルのお話。おるたなてぃぶ開幕です。
本編を読むに先立ちまして以前に入手して大事にとっておいた小冊子『ガーゴイルおるたなてぃぶZERO』を仕事に向かうバスの中で読み(これを読んでないと最初がちょっとわかりづらいかもしれない、このハナシ)帰りの電車の中では文庫を黙々と読みふけり帰宅してから続きはまた明日ねとカバンにしまいかけたにも関わらず夜中に起き出して取り出して読み始めて読了してしまいましたおるたなてぃぶ。
何故に田口仙年堂先生は出す本書く本私のツボにスマッシュヒットなんですか?
一日で読み終えちゃったよ! もったいなーい! 続きはいつ出るのー!?
御色町で双葉ちゃんのために戦う(…)ガーゴイル先生はほぼ絶対無敵のスゴイ犬ですが、ひかるちゃんと共に戦うガー助くんはあの先生と比較してしまうとかなり頼りなさが目立ってしまうような、そんな存在。
『吉永さん家のガーゴイル』でイヨさんその他の凄腕錬金術師やガーゴイル先生をはじめとする錬金術に生み出された超強力な面々を見慣れた目にはなんとも弱っちく危なっかしく見えてしまう、ひかるちゃんとガー助のコンビ。
しかしながら内に秘めたアツさは超一流です。やられてもかなわなくてもダチョウに踏み潰されても(ええー)決してあきらめることなく立ち向かい食らいついて、泥まみれの勝利を掴みとるその根性が素晴らしいのです。
見せ場においては圧倒的なパワーでたちどころに敵を沈黙させるガーゴイル先生のような威圧感こそありませんが(ガーゴイル先生は私の中でどんな認識なのさ)、あっちこっちぶつかりながらも懸命に前進するひかるとガー助の姿には清々しいものを感じます。
また…また続きが待ち遠しいシリーズが増えてしまった…。
ところで『ガーゴイルおるたなてぃぶ』には『吉永さん家のガーゴイル』のキャラクターが多数出張って来ておりまして、ひかるちゃんの『師匠』の名前は敢えて伏せるとしてもヒッシャムさんとキー兄ちゃんのことならネタバレにはならないよね!?(そうかな!?)
ヒッシャムさんってオシリスの巻が終わってからほとんど出番がなくなっちゃった印象があるので、こちらで元気に活躍してるお姿を拝見すると心なごみますねー。ヒッシャムさんも大好きなんですよ、バカなところとか(うわー)。オシリスにも完全に囮ぐらいにしか役立たないと思われてるあたりが特に。
そして全編にわたってそれはもう大活躍のキー兄ちゃん。本人は大真面目なのに周囲からズレまくりひかるにはいいようにあしらわれ今回は右腕一本の姿から奇跡の大復活。何も言うことございません。キー兄ちゃん大好きだよキー兄ちゃん。
千秋ちゃんと彦左衛門については言及する必要もないでしょう(晴れやかな笑顔でサムズアップ)。
続刊ももちろん楽しみに読ませていただきたいと思います!
20060730
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