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『田舎の事件』 倉阪鬼一郎 幻冬舎
鄙には稀なる連続怪事件、勃発! 探偵なき村落を犯人だけが走る!! これぞ、にっぽんのミステリー。
倉阪鬼一郎氏、なんだか中毒性がありますね。
ホラー小説を書かれる方のようなので『ダークネス』を読もうと思ってたのですが、こちらが目についたので先に読むことにしました。
上記に引用した帯のコピーや『学校の事件』を先に読んでいたものだから、この『田舎の事件』も同じ一つの村で起きる事件を描いたものなのだと何となく思い込んでました。
実際は色々な田舎で起きたそれぞれ単発の事件について書かれた、短編集です。
いや最初と最後だけちょっとつながってるのかな…。
『第一話 村の奇想派』
初手から何とも言えないようなお話ですな〜…。
『第二話 無上庵崩壊』
無情庵の店主よりも、愛ちゃんみたいなヒトの方が結構怖いです。
『第三話 恐怖の二重弁当』
ことごとく裏目に出て…って感じのお話ですね。
『第四話 郷土作家』
「地蔵に囲まれて」はむしろ読みたい気がする…。
『第五話 銀杏散る』
あっちもこっちも救いがないねぇ〜…。
『第六話 亀旗山無敵』
さらりと悲惨…なんかすごいなあ…。
『第七話 頭のなかの鐘』
すごい勢いで主人公が駄目になっていきますね。さすが。
『第八話 涙の太陽』
この本の中では一番好きなお話です。
『第九話 赤魔』
すごく短いのにきちっとまとまってる。上手いなあ。
『第十話 源天狗退散』
あーあーあー、って感じのやりきれなさが…。
『第十一話 神洲天誅会』
なんだかこの話だけは印象が薄いです。何故だろう。
『第十二話 文麗堂盛衰記』
女性を本にたとえるの、『学校の事件』でもありましたねー。
『第十三話 梅の小枝が』
なかなかいいんじゃないかと思うんですが、「こんにちは」。俳句にはならないか…。
次こそは『ダークネス』を読もうかな?
徐々にハマりつつある気がします。
20070608
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