インデックスにもどる → タイトル別 著者名別
『神曲奏界ポリフォニカ レゾリューション・ブラック』 大迫純一 GA文庫
「何度も何度も言うけどね、どデカい坊や、その子は人間なんだよ。しかも、まだ一七の女の子だ」
集中治療室でカリナの言葉を反芻するマナガ。その前には酸素マスクをし、点滴の管をつけたまま静かに眠るマティアの姿があった……。
万全の警備体制を誇るトルバス都立神曲博物館から忽然と姿を消した伝説の単身楽団「氷の女王」。射殺された警備員とカメラに写らない犯人の謎。マティア抜きで捜査を続けるマナガだったが、レオンの依頼人が「氷の女王」と関係が深い人物と判り、事態は思わぬ方向に急変する……!
マナガとマティア、二人を襲う最大の危機! 黒のポリフォニカ第5弾登場!!
でっかいマナガとちっさいマティアが活躍するポリ黒、5冊目です。
非常にオーソドックスな状況設定、そしてオーソドックスな展開、納得の解決に余韻を残すエンディング、第1作目『インスペクター・ブラック』に回帰したかのような今回のお話はさすがの安定感でありました。
精霊は姿を消したり壁を抜けたり出来るけど、物を持ったまま消えたり壁を抜けたりすることは出来ない、という条件をいささか引きずり過ぎているような感はありますが…。
キャラクターの配置にも無駄がなくて全体的にきっちりとそつなくまとまっている感じ。
マティアちゃんが人間離れしてきつつあるようですが、一部で囁かれているようにゆくゆくは彼女が黒の女神になったりするんでしょうか? それはそれでアリかなぁと思わなくもありません。
キネティックノベルも無事発売されたようで、今後の展開が楽しみなポリ黒です。
PCのDVDドライブが死亡しているためキネノベの方は当分読む機会がありませんが…。
キネノベを読んでないとなんだかよくわからない、なんてどこかの赤みたいな事態にだけはならないことを祈りつつ、次巻も楽しみに読ませていただきたいと思います。
20070802
インデックスにもどる → タイトル別 著者名別