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『神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと』 浅井ラボ/あざの耕平/神野オキナ/三田誠 GA文庫

 浅井ラボ、あざの耕平、神野オキナ、三田誠、4人の個性がぶつかり合う、まったく新しいポリフォニカがついに登場!
 名もない殺し屋神曲楽士の悲しい一編───『音色は遠く、耳に届かず』
 アクの強い新進気鋭の神曲楽士が、ふと見かけた上級精霊に契約を求める───『ダン・サリエルと白銀の虎』
 山で一人生活する辺境治安官のもとに、不思議なお客が現れる───『ワイルドウェスト・いえろー』
 年老いた神曲楽士とレンバルトの味わい深い交流を描く───『たとえ時が経とうとも−As Time Goes By−』
 イラストレーターも超豪華仕様でお送りするスペシャル版、どうぞお楽しみください!

 『神曲奏界ポリフォニカ』シリーズ、今回は『まぁぶる』とは一味違う、これまでにポリフォニカを書いたことのない作家さん四人による短編集です。
 いずれの方も私にとっては初読みの作家さん。ポリフォニカをずっと追っかけてると色んな作家さんの作品を知る機会があるので、そこのところだけは評価したいと思います。はい。

 以下収録順に感想を。

『たとえ時が経とうとも−As Time Goes By−』

 ああレンバルトが出ているなぁと、それだけの印象でした…。
 私の「レンバルト結構好き」って感情はあくまでそばにフォロンがいて彼との対比で好きと言ってるだけであってレンバルト単品で出て来てもあんまり好きじゃなかったんだなぁってことがよくわかってしまいました。つかハーメルンとか、有り得ないから…。
 なんかちゃんとオリジナルでやってほしかったという気分でいっぱいです。

『音色は遠く、耳に届かず』

 一作目でかなりげんなりしてたのですが、これは面白かった!
 淡々とグロくて救いのないこの世界、まさにまったく新しいポリフォニカって感じがして大好きです。
 文章の温度も心地良いぐらいに冷え切っていて、ポリフォニカということを抜きにしても興味深く読めました。
 浅井ラボ氏、他の作品も機会があれば読んでみたいと思います。あとがきのセンスにも侮れないものがあるじゃないですか…。

『ワイルドウェスト・いえろー』

 タイトルに色の名前が入ってるからこれがポリ黄色として新しくシリーズ化するのかと思い気や、どうもそんなことはないようですね。
 『あそびにいくヨ!』というシリーズの登場人物が登場している以外には特筆すべきこともなく、『あそびにいくヨ!』シリーズ未読の私にとっては何がなんだかさっぱりって感じのお話でした。
 何故ポリフォニカでわざわざそれをやるんだ…? まあ、いいんですけど。

『ダン・サリエルと白銀の虎』

 三作目で再びげんなりしていたのですが、これも面白かった!
 これはシリーズ化しないんですか!? なんかすごく続きそうな終わり方してるんですけど続きは出ないんですか!? もっと俺に! もっと俺にコジとアマディアの話を読ませろよ!(そっちに行ったぁー!!)
 『ぱれっと』に収録されてるうちでポリフォニカとして最も楽しめたのがこの作品でした。これ続き読みたいなぁー。

 予想していたこととは言えこれほどまでに好き嫌いが分かれると自分で自分に驚きです。
 とりあえず凪良氏はわかってるなぁと思いました。

 『神曲奏界ポリフォニカ』シリーズ、お次に待機中なのはポリ白新刊ですね。
 楽しみに読ませていただきたいと思います、ミノティを…。

20070914

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