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『撲殺天使ドクロちゃん10』 おかゆまさき 電撃文庫

 ある日、未来の世界から新しい天使がやってきました。『ルルティエ』の指令を携えた彼女たちの名前は、ゼブルちゃんとダチュラちゃん。……なんですが、二人の容姿は個性がありすぎて目のやり場に困ってしまいます……!
 そんな彼女たちの目的は、ドクロちゃんを未来の世界へ連れて帰ること!? 冷徹に言い放つ天使二人を前に、桜くんはただただ呆然とするばかり。
 「ねえ、本当にさよならなの?ドクロちゃん」
 ぴぴるぴると大長編で贈る最新刊! 当然ザンスは良い奴です!

 『撲殺天使ドクロちゃん』、第10巻です。
 ラストに見開きイラストと共に書かれた『完』の文字があるしあとがきでおかゆ氏自身がふれていることからも『ドクロちゃん』はこの10巻をもって一区切り、なので、しょうか?
 確かに今巻は長編に相応しい内容ではありましたし盛り上がりっぷりでもありましたが、最終回って感じでは全然なかったので、きっとまた新しいシリーズか何かで始まるに違いないと勝手に信じ込んでおります。
 だってほら未消化の要素山ほど残ってるし、ね?

「どうなさったのですか!? 桜さんッ!!」
 キッチンに飛び込んでくるザクロちゃんは、
「さきほど、『ニセイクラァァッ!!』という絶叫が聞こえてきたのですが……!」

 新登場の天使二人、ゼブルちゃんとダチュラちゃんにより未来の世界へ連れ戻されてしまったドクロちゃんを取り戻すべく、奔走する桜くん。

「かぶってますよね!? 最初の試練が『心眼の試練』で、二つ目が『真理眼の試練』て、だいぶ内容がかぶってますよね!?」

 こちらも新登場の天使、ビスクちゃんが課す修行の数々を見事クリアし、桜くんはなんと天使になっちゃいます。
 そしてドクロちゃんを助け出すために、ザクロちゃんに案内されて未来の世界へ。

「えええッ!? ちょ、僕、今、ドクロちゃんに煩わしげに手を払われたァッ!? そ、そんなバカな!! お、起きてよドクロちゃんッ!! 僕がキミに逢いに来たんですよ!?」
「もぉぉ、静かにして……? ボクは今、桜くんの夢を見てるんだからぁー」
「違うよ桜くんは目の前にいるよ! ねえ目を覚まして! ほらドクロちゃん、朝ですよ!? 早くしないと『題名のない音楽会』が終わっちゃいますよ!? 録画じゃなくて生で見たいんでしょ!?」

 ある目的のためにドクロちゃんを取り戻そうとするゼブルちゃんと対決。
 終盤はかなりシリアスに展開しお約束的流れの中で終幕。
 当然一気に読了致しました。
 ザンスさんの長台詞もあったし、今巻も楽しかったな〜。
 『撲殺天使ドクロちゃん』シリーズ、やっぱりオススメです。

 ドクロちゃんの続きであれ、まったく違う作品であれ、おかゆ氏の次の作品に期待したいと思います。

20071013

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