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『神曲奏界ポリフォニカ アニバーサリー・ホワイト』 高殿円 GA文庫

 スノウたちの通う、中央精霊師学院は冬の長期休暇に入っていた。
 生徒達は久しぶりに故郷で休暇を楽しんでいたが、メイドのスノウはそうもいかない。学校に通っているぶんもきちんと働けと、執事のルークに強く命じられていたからだ。もちろんスノウも普段の恩を返すべく働く所存ではあったが、ひとつだけ気がかりなことがあった。そこで彼女は半日でいいから休暇をくれとルークに懇願するが、頑として聞き入れてはもらえない───。
 ルークの過去をスノウが知ることとなる『僕の時を刻む神曲』をはじめ、帰省したジョッシュに起こった物語『セレブレーション・ホワイト』など3作品を収録した初の短編集!

『僕の時を刻む神曲』
 ルークの事情は置いといて(置いといて…!?)ラストのブランカの突き抜けっぷりが素敵でした。

「だったら話は簡単だ。恋とは───」
「恋とは……?」
 ブランカは自信たっぷりそうに、にやりと笑うと、

「お前だ、スノウ!」

 と、びしりとスノウを指さしたのだった。

 「恋とは」「お前だ!」ですよ本当にもうどうしてくれようかしらこの犬精霊めが!(犬じゃないよ!)
 神曲楽士と契約精霊はみんな結婚しちゃえばいいんですよ! 結婚しちゃえばいいんですよー!(…)

『セレブレーション・ホワイト』
 なんという”ストーカー父”。
 謎キャラとかがちょっとだけ出て来たりして、なるほどこの辺を本編につなげてゆくのですね。

『金平糖の恋』
 ちょ、ミノティ売られる! 荷馬車に載せられて! 肉屋に引き取られる!!(おおよろこび)

 ポリ白はキャラやコメディ部分が秀逸なので、そちらの方向に特化してゆくと良いなと思った短編集でした。
 でもきっと本編が始まればまたシリアスに…多分『インフィニティ&ミッシング』みたいな展開に…。

20071022

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