インラインへのイザナイ
インラインに興味を持ってくれている方、あるいは始めようか迷っている方に。



 インラインで味わえる喜び

なにかを練習して上手くできるように成った時の喜びを思い出してください。
そしてそれを誰かに認めてもらえたときの喜びを思い出してみてください。
そんな喜びを度々味わえる可能性をインラインスケートは持ち合わせています。


上達:

先人スケーター達が編み出し、今も開発され続けている数々の技のおかげで、どのレベルにあっても挑戦項目や練習方法にこと欠くことはないでしょう。


注目:

上達の喜びを味わっているうちに、今度は周りの熱い視線に気がつくかもしれません。
インラインを知らない人でも目を引くかっこいい技はたくさんあります。そして、それらの技は決して難しいものばかりではありません。


家族:

お子さんのいらっしゃる方でしたら、ぜひ家族一緒に始められることをお勧めします。一緒にがんばり、一緒に上達していく。同じ話題で盛り上がる親子の会話は、それは楽しいものではないでしょうか?
私の知る限りでも、始めた年齢が下は3歳から、上は60歳までと幅広く楽しめるレジャースポーツです。


仲間:

長池や鶴間など、インラインスケートを愛する仲間たちは、女性も男性も穏やかで優しく、個性的で楽しい人達ばかりです。
声を掛けづらくても心配にはおよびません。スケートを持っていれば、彼(彼女)らから誘いの言葉を投げかけてくれます。

一人で滑るより格段に楽しいですよ。


大会:

目標が欲しいという方には、大会を目指してみてください。
国内はもちろんですが、むしろ韓国やヨーロッパの方がさかんに催されています。


 これからインラインスケートを始めようと思っている方へ

プロテクター:

楽しく続けるために強くお勧めします。
かなり上手い人でもフル装備(手首、肘、膝)しています。

装備していない状態で転び、あまりの痛さに止めてしまった話はよく聞きます。

またお尻などプロテクターが無い部分から倒れてしまうと意味がないので、転び方を確認したほうが無難です。




場所:

長池や鶴間(リンクコーナーを参照ください)で滑っている皆さんは、仲間が増えるのをそれは歓迎してくれます。当HPで紹介している小原公園は、スケーターに出会える確率はまだまだ低いです。

鶴間・長池には初心者が訪れることも多く、恥ずかしがりの方であっても目立たず練習できます。

一度長池や鶴間に行ったら、楽しさが広がること請け合いです。


 息子の成長とインラインスケート

風雅 四歳・夏。

初めはオモチャスケートだった。
ベアリングもない、ブレーキも両足についていて取り外すことができないやつだ。
それでも風雅はこわごわ滑り出した。
私の手を強く握っていた手は、やがてもっと遠く、もっと自由をもとめる気持ちによって離された。
この頃の風雅は、転んだら自分で起きることができず、その度私が助け起こしていた。何度転んでも止めようとしない息子の様子に、本物を買うことを決めていた。
クリスマスに神田まで連れていき、試し履きの末に購入。
帰宅後、家の中で一人で履くと、その場でグルグルグルグル。
いつもは、履き慣れている靴でさえ甘えて手伝ってもらおうとするくせに。
本物に履き替えた風雅は、スケーティングで大人並のスピードを出せるようになった。このこと自体は珍しくないようだが、自分の息子だと思うと驚きを隠せなかった。
オモチャスケートにセットでついていたプロテクターでは不十分なのは明らかで、ヘルメット意外はすぐ購入。
転んで泣いている風雅に、起き方を教えてあるのだから自分で起きなさいと度々言い聞かせた。
いまだに私が近くに居るときは、甘えて自分で起きようとしないこともあるが、遠いときは泣かずに立ち上がる様子に、頼もしさを感じてうれしく思った。
パラレルでパイロンを通過するようになり、子供なりにさまに成ってきた風雅。公園にいた女の子の声援を受けて、俄然やる気になっていた。小さくとも男なんだね。
でも自慢するにはまだまだ練習が足りないぞ。
本格的なヘルメットを購入。
明らかに私より金がかかっている。子煩悩万歳。
風雅 五歳・春

ヒールブレーキがあまりに上達したので、かえって心配になり、思い切ってブレーキを取り外した。
ヒールブレーキを外すことは、上達の上で必ず乗り越えなければならない壁なのだ。
きっと、一ヶ月ぐらいはブレーキが恋しくて泣くと思った。
案の定ヒールブレーキをやろうとして、酷い転び方を何度もして泣いていた。
しかし、なんと、その日の内にスピンストップを覚え、ブレーキの重量が無くなって左右のバランスが良くなったせいだろう、パラレルまで綺麗になってしまった。

パラレルに変な癖がついた風雅に、駄目出しをした。
年齢もあって、スケートでは誉められたことしかない風雅は、思い切り泣きが入って止めると言い出した。
「諦めて出来なくて負けた人」と「諦めないで出来た勝った人」のどちらになりたい?と問いただしたところ、「出来た人」になりたいと、ほんの少し欲を見せた。
「諦める人は決してマジグリーンにはなれないぞ」。

この一言は効いた。

立ち上がって「父上教えて」と言った風雅。ありがとうマジレンジャー。勇気という名の魔法は本物でした。
そして特訓。行きはパイロンでパラレル。帰りはスゥイズル。
なんとか癖が抜けて、がんばった風雅を抱きしめた。


日に日に、あのただ柔らかかった赤ん坊が、逞しくなっていく。
親から巣立っていく日を予感させる、小さな成長を見るのは寂しさと頼もしさの混ざった感慨を呼び起こす。
ともすれば、見逃してしまうそれら玉石の粒を、一つ一つ宝物を受け取る気持ちで心に刻んでいこう。