南木曽町の由来は、町の中央にそびえる南木曾岳(1679メートル)ではないか、との意見があった。確かに。すると山名由来の町名となるから、やはり「南アルプス市」みたいなものか。
ちなみに、「南木曽駅」があるから、昔からの地名じゃないか、との意見もあったが、そんなことは無い。
現「南木曽駅」は、当初「三留野駅(みどの)」として1909年7月15日に開業した駅で、その後1968年10月1日に「南木曽駅」に改称したものだ。
つまり、南木曽町に変ったことにより、駅名を変更しただけである。
なお、南木曽町の誕生は、1961年1月のこと。私と同い年。ただし早生まれ(なんのこっちゃ?)
だから、何で、三留野って言う、由緒ある名前を消すかな〜 そんなに木曽の称号が欲しいのかな?
ところで、三留野駅、もとい「南木曽駅」がある場所の「大字」を見ると「読書」であり、「三留野」ではないので、不思議だな、と思って調べてみたら、読書村自体も、ゴロ合わせでできた地名だったのね。
読書村の誕生が1874年(明治7)で、与川(よがわ)、三留野(みどの)、柿其(かきぞれ)の3つの村の合併により誕生。
よ〜く見ると・・・よがわ、みどの、かきぞれ・・・よみかき
な〜んだ、読書すら、由緒ある名前じゃなかったんだ。
ということで、駅開業時も、読書村の旧三留野村地区、さらに中山道宿場町として名の通った「三留野」を駅名にしたということか。
鳥羽村,吉野村,新田村,成相村が合併して誕生した豊科町といい、長野県はゴロ合わせが好きなのか。
全国的に見て、他の地域にも無いことはない。例えば愛知県だと、「蒲郡」という地名は,蒲形村と西之郡村の合併によって誕生。稲沢市は稲葉村と小沢村の合併。他に岡山県玉野市(玉村と宇野村が合併),福岡県行橋市(行事村と大橋村が合併)などがある。長野県の場合だと、合併した町が所属していた郡の名前を合体させた更埴市(更級郡,埴科郡の4町村が合併)というのもあった(千曲市誕生により消滅)。
結果的には、争いを避けるために機械的に合成した地名も、数十年経つと、定着してしまうということか。