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若きらの神輿の掛声に合はすごとゴッホの向日葵鮮やかに揺る
三歳の男(を)の子数多が半纏着て神輿担ぐに親ら従きゆく
夫婦なる蝉にありしやみかんの葉の上にふたつの殻の残れり
真向ひの空に花火のきらめけり涼風たちきてけふは立秋
朝まだき葉たばこかきゐし手捌きの良き母なりき今にし思ふ
たばこ祭り六十一回の花火なり三十分を見れど見飽かず
「千の風」夫の墓前にて唄ひしと詠ましし歌会が終となりたり
わが町に親しみもつと歌会にて言ひし人の面影しのぶ
つつがなく一日終へたり脳梗塞病みたる夫もけふを安けく
石垣の温きに凭れて空仰ぐ平穏にある明日信じつつ