■ 映画の影響
「何故アメ車なのか?」 これはもう、遺伝としか言い様がない。子供の頃、アメ車ばかり乗り継いでいた父に連れられて行ったり、TVで一緒に観た映画と言えば、毎回「007」シリーズやアメリカのカーアクション映画ばかり。今でも強烈に印象的な映画といえば・・・
●ブリット(68年)
スティーブ・マックイーン主演の刑事物アクション。サンフランシスコ名物の坂道や郊外のワインディングを舞台に濃緑のマスタングが爆走。今は亡きマックイーンのクールな演技も最高の作品
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●「バニッシング・ポイント(71年)」
70年型ダッジ・チャレンジャーの爆走が印象的。05年1月になってDVDを買い、30年ぶり位?で観た。34年前の映画と思えない程映像が綺麗。この時代にハイウェイ・パトロールがヘリを駆使してたなんてやっぱり大した国だ。ベトナム戦争帰り、ロック、ドラッグ、ヒッピー、ローライズ・ジーンズ、人種差別、チョッパー・ハンドルのハーレー・ダビッドソン、反体制的な人々・・・「Speed
means freedom of the soul. (スピードこそ魂の自由)」という劇中の台詞が当時の病めるアメリカを物語っている。当時日本車でこんなアメ車に太刀打ちできる車なんて無かったから、皆憧れたんだろうと今になって納得。
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●「ダーティー・メリー クレイジー・ラリー(74年)」
69年型ダッジ・チャージャーが超格好良い!確か小学生の頃TVで観たのだが、一緒に観ていた母親が「この車よー走るねー♪ お父さん、次はこれ買う?」と感心していたのを思い出す。今から思えば、母親も当時としてはぶっ飛んだ感覚の人だったに違いない。
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●「バニッシング in 60"(74年)」
2000年に、ニコラス・ケイジが主演し「60 セカンズ」のタイトルでリバイバル上映されました。知る人ぞ知る、H.B.ハリキ監督&主演作品。ボロボロになっても走り回る、フォード・マスタング・マック1「エレノア」のタフさとパワーはTVで観ても衝撃的だった。この映画を知らずに「60
セカンズ」を観た人って、ストーリーの繋がりとか背景が訳分からないのでは!?
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●「爆走キャノンボール(75年)」
これも小学生の頃TVのロードショーで観た作品。真っ赤なトランザムが夢にまで出てくる程、格好良かった。ビデオ or DVD捜索中であるが、未だ発見できず・・・
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●「ザ・ドライバー(78年)」
強盗団の逃走の手助けにより高額な報酬を得て生計を立てるドライバーのお話。76年型?トランザムが爆走。映画館の帰り道、親父が「映画ではハンドルの持ち方、こーやったな?」と独り言を言いながら交差点コーナリングでタイヤを鳴かせていたのが印象的であった。
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●「トランザム7000(77年)」
●「トランザム7000 激突パトカー軍団(80年)」
●「トランザム7000 Part 3(83年)」
バート・レイノルズとサリー・フィールドが、イーグルマスクのブラック・トランザムで爆走また爆走。トランザムファンにはたまらない作品だが、車に興味無い人には単なる出来損ないコメディーである。
※映画情報(1作目) (Yahoo movies)
※映画情報(2作目) (Yahoo movies)
※映画情報(3作目) (Yahoo movies) (日本未公開作品。上記2作品を含めたDVDボックスです)
●「グレートスタントマン(79年)」
「トランザム7000」と同じくバート・レイノルズ、サリー・フィールド主演の娯楽作品。真っ赤なトランザム登場。この時代、バート・レイノルズと言えばトランザムのイメージができてしまった。
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●「ハンター(80年)」
スティーブ・マックイーンの遺作。実在の賞金稼ぎ、ラルフ・ソーソンの話を基にしたアクション映画。79年型ブラック・トランザムの爆走シーンあり。05年3月25日から期間限定でDVDが発売されるようだ。買うべし〜♪
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●「ジャンクマン(82年)」
79年に「バニッシング in 60" part 2」の撮影中に事故死した、H.B.ハリキの遺作。アメ車が元気を失っていた時代にカツを入れてくれたバリバリのカーアクション。カマロとトランザムのパトカー軍団がクール。何回ビデオを観ても飽きない。
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●「ブルー・サンダー(83年)」
シブ〜い演技のロイ・シャイダー主演のヘリコプター・アクション。映画の中での彼の愛車が79年型ブラック・トランザムだった。カーアクションはほとんど無いが、ロス市街地での武装ヘリの空中戦シーンが圧巻!
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●「デイズ・オブ・サンダー」(90年)
トム・クルーズ主演のストックカー・レース物語。内容は、あーそうですか・・・という感じ(涙)
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●「60 セカンズ(00年)」
ニコラス・ケイジ&アンジェリーナ・ジョリー共演の、「バニッシング in 60"」リバイバル作品。2代目「エレノア」のシェルビーGT500もなかなかクール! ただ、最近の映画はCGを駆使しているから、本物の迫力を味わえなくなってしまい、寂しい限り。
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スクリーンの中を大排気量V8エンジンの爆音を響かせ、走り回るアメ車は物心付いた時から憧れの存在。今から思えば、アメ車の姿を通じてアメリカ文化そのものに憧れていたのかも知れない。車は国民性やその国の文化そのものを反映するものだから。今はもう永遠にステアリングを握れなくなってしまった亡き親父の跡を受け継いで、これからもアメ車に乗り続けようと思う。
■ もう一つの重要な理由
「アメ車な生活」にも実体験を書いているが、米国車は最近のコンパクト・カーを除き、もの凄く頑丈である。軽量化による燃費向上など殆ど無視して、人命を守るための設計思想を優先する。衝突して車自体ぺしゃんこになっちゃったら、そもそもエアバッグなんか役に立たないですよね。詳細は「アメ車な生活」をお読み下さい。知人に、某国産有名メーカーの技術者で「事故に遭った時怖いから」という理由でアメ車に乗っている人がいます、、、
■ 国産車はどーよ?
我が国の車は最高である。その精密さ、装備の充実度、故障の少なさ、燃費の良さ、ハイブリッド車に代表される環境への優しさ、足回りと乗り心地の良さ、エンジンの静粛さ、何よりも徹底的な人間工学の追求によるトータルでの運転のし易さ・・・etc... 正に「プロジェクト X」ばりの技術者達が、日本伝統の職人技と技術を究極まで追求した芸術的作品が、今日の日本車ではないかと思う。
実際、車検時の代車等で久々に日本車を運転すると、パーフェクトとしか言い様がないのだ。しかし・・・万人が扱いやすい車を運転していて楽しいのか?? エンジンをスタートさせる度に、「おおっ!今日は調子が良さそうだぜ!」とワクワクする瞬間はあるのか?? 休日までハイテクに使われているような気分は味わいたくない! 自分の愛車と同じ車とひっきりなしに街中ですれ違うことに違和感を感じないのか?? というひねくれた価値観を持つO型いぬ。
全てが管理されつつある世の中、車ぐらい「ほれ、これが良い車だ。これに乗れ。」「ほれ、もうモデルチェンジしてやったぞ。新しい車に買い換えろ」というメーカーの戦略に反旗を翻して、少し位自己主張したっていいよね。だから私は、運転が難しくて、でかくて、ウザくて、うるさくて、近所迷惑で、実用性に乏しくて、化石燃料を大量にまき散らし、時代に逆行して我が道を行くアメ車に乗る。
■ 初めての愛車
とは言うものの、貧乏な若造がアメ車を買える訳がなく、学生時代20歳で大借金して手に入れた初の愛車は、日産シルビア(PS−13)。2Lのターボ・エンジンと5速マニュアルの組み合わせ。シルビー君とは7年間の付き合いで地球2周以上走りました。湾岸でのエンジン・ブロー、箱根での自爆・・・無鉄砲な時代でした。B型ねこも新婚当時、このシルビー君でヒール&トウをマスター。足回りと吸排気系をいじりまくりの当時完全な走り屋仕様。
この車には、運転とメンテの基本を教えてもらったので未だに感謝しています。でも、やっぱり・・・国産車って長く乗ってると飽きるんですよね

■ カマロとの出会い
シルビー君は、乗り方が荒っぽかったせいかよくトラブルようになってきた。よく考えてみれば、カマロより遙かによく壊れる車だった。
片時もアメ車への憧れを失っていなかったO型いぬ、97年の3月上旬に翌98年にカマロがマイナー・チェンジするという雑誌記事を読み、次期モデルの写真を見て衝撃を受けた。(「97カマロ・カタログ」コーナー参照) 「カッコ悪〜・・こんな顔になっちゃうの?(あくまでも個人の主観です。ご容赦下さい)」 B型ねこに「カマロ来年こんなになっちゃうんだって。今のうちにディーラーに見納めに行くか?」 「まあ、見てコーヒー飲んで来るだけならいいんじゃない。」 近所のディーラーへ向かう二人。しつこいようであるが、あくまでも「見納め」に行ったのであり、購入なんてこれっぽっちも考えていなかった。
ディーラーにて、喫茶店気分で無料コーヒーを飲みながら、展示されていたカマロのドライバーズ・シートに座るO型いぬ。「こんなの転がすのは単なる夢だよなー。やっぱ分不相応だ」・・・と、そこで営業のS氏の攻勢に見舞われる。
O型いぬ「いや、お金ないし。見てるだけ〜」
S氏「お車の詳細を説明させて頂くだけで結構ですから。あと、頭金に応じてローン・シミュレーションもできますから、プランだけでも出させて頂けませんか?」
O型いぬ「72回以上のローンある?」
S氏「60回までです(きっぱり)」
O型いぬ「じゃ、駄目」
等々押し問答の末、何故か次の週末にS氏が自宅に来ることに。「説明だけですから〜♪って、どーすんのよ!?買えたとしても私あんなでっかいの運転できないわよ!」とB型ねこ。えらいこっちゃ(焦)
しかし、こーなると不思議なもので、一体今の車が幾らで売却できるのか知りたくなってくる。「見納め」から「購入」意識に切り替わった瞬間である。ディーラーからの帰路、日産やいくつかの買い取りセンターに立ち寄り、早速シルビアの査定。ディーラーでは「もう7年落ちで8万キロも走ってますから、いいとこ15万円位ですよ」・・・ショックである。
ところが、その後いくつかの買い取りセンターを回ると、何と55万円の査定額を出してくれたお店が!「貯金と合わせれば頭金できるぞ!」
週末、S氏が自宅にやってきた。早速、値引きやサービスで付けてくれる追加装備、ローン関連で交渉開始。第1回目、交渉決裂。S氏も年度末決算期で必死だが、当時安月給だったこちらも必死である。その後、数日間にわたる交渉の末、正に消費税が3%から5%になってしまう前日の3月31日登録で決着。最大枠の値引きと、12連装CDチェンジャー、キーレス・エントリー、ポリマー・コーティング、ガソリン満タン納車等々をGET。
納車日に先駆け、シルビー君が買い取り業者に引き取られて行った。車を単なる実用品とは考えない我が家にとって、相棒を失ったようでさすがに寂しいものである。後ろ姿を見送りながら「いい人に買って欲しいね・・・」と泣き顔のB型ねこ。
納車日、二人でバスに乗りディーラーに向かう。S氏が出迎えてくれ早速車の説明を受けるが、カマロが発するオーラに圧倒され、殆ど聞いてない状態。お前が今日から我が家の相棒だ・・・少年の頃からの念願が叶った幸福感を噛み締める。ディーラーを出発し、初ドライブはお台場へ。しかし・・・
なんちゅー運転しづらい奴だ。前が全然見えないから車の先端がどこか全く分からんし、後方も死角が大きすぎて車線変更さえも怖い。小回りは効かない。ブレーキの効きも絶望的。ウィンカーレバーは国産車の様にスムーズではなく、力任せで操作すると「ガッチン」と折れそうな音を発する。レバーやスイッチ類の作りの悪さに加え、よく見てみれば、新車のくせにボンネットの立て付けも左右歪んでいるじゃないか。エンジンだけは大排気量ならではの、これまで未体験のパワフルさ。小排気量をターボで誤魔化してパワーを稼ぐ国産車では味わえない迫力だ。これぞアメリカンV8エンジン。お前は「直線番長」と命名してやろう。
この時助手席で「デカイ。怖い。私にはとても運転は無理・・・」とビビリまくっていたB型ねこ。そんなカマロも、今ではすっかりB型ねこの「ママチャリ」と化している。 |