
近松門左衛門は、江戸時代の元禄から享保期にかけて一世を
生々しい人間ドラマを鮮やかに見せつけました。
左の画像は、近松門左衛門が死の2週間前に礼装した自分の肖像画を描かせ、辞世文をしたためたものです。死を予感しての所業でしょうが、なかなか余人にはできないことです。
肖像画は、いかにもいかめしいですね。難しい文章で綴られていますが、内容はなかなか言い難いころをズバリ言っています。詳しいことは、人物編「辞世文の意図と心情」の項にゆずりますが、このように辞世を書いて、死に赴ける人には何かうらやましい思いがします。近松門左衛門という人は、それほどに一筋縄でいかない人物なのです。
とはいえ、近松の実像は明確ではありません。本当の近松とはどんな人物だったのでしょう。この「研究ノート」は、”近世の演劇史上の巨人”といわれます「近松つぁん」ー近松門左衛門について、その経歴や業績をできるだけ詳しく、私見を交えて紹介し、その実像に迫ろうというページです。
ゆっくり、見てやって下さい!
| 目 次 |
目次の概要
掲載項目を一覧にしてまとめています。目次の概要について知りたい方は 「こちら」からどうぞ!
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●生い立ちとその謎
●武士を捨て浄瑠璃作者に
●「近松門左衛門」名乗り
●歌舞伎で藤十郎と組む
●「曽根崎心中」大当たり
●華麗な「世話物」の世界
●趣向を競う「時代物」
●人物像と家庭生活
●辞世文の意図と心情
●臨終の地と2つの墓
(1)出生地の諸説一覧
(2)ペンネーム由来諸説
(3)近松をめぐる人たち
(4)浄瑠璃の興行形態
(5)浄瑠璃のキーワード
(6)参考文献一覧