「若さと健康」
第175話 「痛風」
『糖タンパク』
痛風
お医者さんは次のように言われるようです。
血液中に尿酸が増す病気で、はげしい関節痛が特徴てす。99%以上、男性に起こる。痛風はコントロールしやすい病気ですから、正しい管理が必要です。飽きずに治療することがなによりもたいせつで、治療せずにほうっておくと、心臓や脳血管に障害を起こしたり、尿路結石になったりする頻度が非常に高くなる。
これといった予防法はないが、二度目からの発作は本人の自覚、すなわち指示された薬を確実に服用するということによって防ぐことができる。
痛風の治療目的は疼痛対策ではなく、続発すべき心臓障害、脳障害、腎臓障害の予防です。痛みが起こるような痛風は、心・脳・腎が風前のともしぴであると理解しなさい。
健康そのものの男性が、突然、猛烈な関節痛発作に見舞われる。その痛みは、あらゆる痛みの中で最もはげしいといわれる。患部は赤くはれ、圧痛もかなりあるが、放置しておいても2〜3日から7日で治る。うまく治療すれは2〜3時間ておさまるので、発作は問題にならない。
発作の起こる場所は最初は70%以上が足の親指ですが、2回目以降になると、あらゆる関節や腱、粘液包に起こる。発作を繰り返すたびに、発作と発作の間隔が短くなり、痛みの持続も長くなる。
尿酸をコントロールするために、ペンズブロマロンやアロプリノールを、12時間ごとに服用することと、尿量を一日2リットル以上、また尿をアルカリ性に保つために水分を多くとり、重曹をごく少量ずつ、頻回に服用する。
食事は、極端に大量のもつ類を食べたりアルコールの飲みすぎさえしなければ、太らない程度に食べることはかまわない。しかし、標準体重の5%減は守って、バランスよく食べることが肝心です。
しかし、故三石先生によると、次のようになります。
痛風にはビタミンAが有効
高尿酸血症、という成人病がある。耳慣れない病名だが、痛風といえは誰ても知っているだろう。正確にいえは、痛風とは高尿酸血症によって生じる発作のことである。この発作が起きると、足の親指、足首、膝の関節なとに激痛が走る。
昔は美食家がなる「贅沢痛」などと言われた痛風だが、最近はすっかり大衆化してしまった。それだけ日本人の生活水準が上がったということだろうが、それによって病気が増えてしまったのでは、喜んでばかりはいられない。
その名のとおり、この病気にかかった患者は血液中の尿酸の濃度が高まっている。そこで医者が行なう治療法は、毎度お決まりのパターンてある。血液検査て尿酸値が高いと判断されれば、とにかくその値を下げる薬を与える。たが、これも私に言わせれば、きわめて安易な発想でしかない。
たしかに痛風の患者は尿酸値が高い。しかし、尿酸値が高い人がすベて痛風になるわけてもない。尿酸値の高さは、痛風の必要条件であって、十分条件てはないのである。にもかかわらず、医者は尿酸値の高い人に対して一律に薬を与える。そのため、放っておいても痛風にならない人まで、尿酸値を下げさせられている。
尿酸が人体に害を与えるのなら、それでもいいだろう。しかし尿酸そのものは、けっして有害な物質ではない。むしろ血中てはスカベンジャー(活性酸素を除去する物質)として働く大切な物質である。その尿酸を必要以上に減らしてしまったら、逆に健康を損ないかねない。
では、尿酸値が高くても痛風にならない人がいるのはなぜか。痛風が起こる仕組みを知れば、その答えは自ずとわかることである。
血中の尿酸値が高くなると、尿酸がナトリウムと結合して針状の結晶になる。これが周囲の組織を傷つけて、その部分が炎症を起こすのである。逆にいえば、この針状結晶ができなければ、尿酸値が高くても痛風にはならないことになる。そこでカギを握っているのが、糖タンパク(糖とタンパク質の複合体)だ。近くに糖タンパクがあると、尿酸はそちらと結合する。そのためナトリウムとは結晶化せず、痛風にならないのである。
ならば、痛風の予防策は尿酸値を下げることではない。尿酸値はそのままでも、体内て十分に糖タンパクを作れるようにしてやれはいいわけである。そこで必要なのは、まず例によってタンパク質。さらに、糖を作るためにはビタミンAが欠かせない。この二つを食事から摂取することで、痛風は自力て克服できるのである。 尿酸値が高くなる人には、体内て尿酸を過剰に作ってしまうタイプと、余った尿酸を腎臓から排泄てきないタイプとがある。いずれにしても一時的なものではなく、体質的な問題だ。したがって、薬で尿酸値を下げても根本的な解決にはならない。いつまでも薬の世話になりたくなかったら、体が持っている本来の機能を活かすような栄養を摂取する以外にないのである。
痛風に効果のあるといわれるマタタビ
実を熱湯にくぐらせてから、乾燥させたもの10gをせんじて、1日3回に分けて飲む。さらに風呂に葉・茎を入れてわかし入浴すると効果がある。また、実を粉末にしたものを、1回3〜5g飲んでも効く。マタタビの実で、特に虫の巣になったものを虫えいと言い、漢方ではこれを木天りょうと呼んで薬にしている。