出版までの流れ(本を作るということ) |
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| 形だけの本を作るなら、手作業でも作ることができる。 パソコンとプリンター、あとは糊とかハサミとか、製本テープや表紙に使う洒落た生地でもあれば、りっぱな自作の本が出来上がる。それで日記帳やアドレスブックを作って友人にプレゼントするなら、いい記念にもなると思う。 でも、人に見せる本を作るならそうはいかない。 手作業で何十冊、何百冊なんて作れないし、ましてや、どうやって流通させるのかなんてまったく知らない……。 ならばやっぱり本作りの専門家である出版社の力を借りるしかない。 そこで普通の人が出版社に対して繋がりを持つのは大体が下の3つの方法。 |
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出版社に持ち込み |
小説大賞を狙う |
自費出版 |
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原稿作成 |
賞を選ぶ |
問い合わせ |
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| 持ち込む為の原稿を作る。小説などの原稿は必ず完成させておくこと。完成原稿は印刷しておく。 よほど希少なネタを持っているとか、特異な専門技術の知識があれば、完成原稿でなくてそういった技術書を作る為の企画書でもいい。 |
基本的にはまず、応募する賞を決める。 先に作品ありき…で、あとで小説大賞などの送り先を決める人も多いかと思うけれど、賞を開催して原稿募集している出版社にもそれぞれの特色がある。文学色の強い出版社にライトノベル的な原稿を応募したところで、落選するのは目に見えている。それに原稿枚数などの規定もあるので、やはり応募する賞を先に決めておくべき。 |
自費出版社に問い合わせをしてみる。 確認する事項は…… 自分の本のニーズにあっているか?(写真集や画集も可能とか…) 製本の体裁がどのようなものか? 流通は可能か?(どういった書店に並ぶ) 一般的な価格は? これくらい。もし自費出版した人が近くにいれば、その出版社のことを聞くといいかも。 |
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編集者へのアポ取り |
原稿作成 |
原稿応募・企画提案 |
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| 基本的に暇な編集者はいないので、アポを取るのも大変な作業。通常は出版社に電話連絡して伺いを立てる。コネでもなければそう簡単にいつでも来てくださいってわけにはいかない。約束できないから、何度も足を運ぶことになる場合も……。ヽ(  ̄д ̄;)ノ | 募集している賞の特色を良く把握して(過去の受賞作品を読むなど)作品の執筆にあたる。 もちろん人真似ではない自分なりのオリジナル要素も大切。 時間をかけて、繰り返し推敲することで完成度を上げるしかない。 |
出版したい原稿を応募する。 どういった感じに仕上げたいのかを出版社に伝える。 出版社からは出版企画の提案がある。各自費出版社で異なってくると思うが、作品の持ち味を活かせることが第一条件。 |
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原稿持込 |
賞に応募(郵送) |
見積り提出・出版契約 |
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| ただ原稿を渡せばいいってわけじゃない。興味のない内容の小説だったりすると、最初の2〜3行を読んだだけで捨てられることもある。全く読まれない可能性だって考えられる。 原稿を読んでもらうことも大切だけど、まず『その出版社がどういった作品を求めているのか?』を聞き出すことと、編集者との人間関係をつくることが大切。 それが自分のレベルアップを早める方法。 |
応募規定をきちんと守って、できるだけ読みやすい形で送る。原稿はコピーを取ることもあるので、あまり頑丈に綴じすぎると困ることも。(´ヘ`;) 締切日直前まで推敲して書き上げる人が多いので、締切日前は激戦区となって、ライバルがひしめくことに……。できるなら、余裕を持って応募したいところ。 |
出版社から企画内容に応じた、出版する為の見積りが出される。 見積り金額も気になるところですが、金額の内訳明細や、出版内容の確認はもれなく行う。後でトラブルにならないように、分かりにくいところは、恥ずかしがらずにどんどん聞いて、はっきりと見積りの中に明記してもらいましょう。 納得できたら出版契約となります。 |
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打合せ |
受賞 |
入稿・打合せ |
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| 原稿が読んでもらえ、ある程度の反応があれば、打合せを繰り返しながら小説などの作品のをより質の高いものに。 そうしているうちに、編集者を唸らせるような作品がきっとできあがるはず。 |
受賞できたなら、授賞式には必ず参加して出版社の方や、各関係者と繋がりを持っておくようにしましょう。 もし受賞の一般発表前に連絡があっても、ブログなんかで報告しないように。 |
原稿の提出は紙の原稿でも、ワープロソフトのデータでも、構わないでしょう。 その後は、契約内容を確認しながら打合せします。この時に細かな点まで意向を伝えておいた方が、修正は少なくて済むはず。 |
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出版契約 |
出版契約 |
編集・原稿整理 |
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| 原稿持込と打合せは何度も繰り返すことになると思うけど、作品が出版社に認められれば、まずは出版契約。 著者と出版社で交わす契約だけど、中身としては『出版権』に関わる事項と、映画・放送・電子媒体(ゲームなど)の『二次的使用』、『印税』が主たるところかな。 でも最初からは『印税』に期待して欲張るのは……。( ̄〜 ̄;) 印税は初版の発行部数とか見込み販売数によっても変わるみたいですけど、売れっ子場合、本の定価の10%を超えることもあるけれど、だいたいは10%未満みたいです。 |
あとの出版までの流れは出版社に原稿持込で認められた場合と同じ。 『出版権』に関わる事項と、映画・放送・電子媒体(ゲームなど)の『二次的使用』、『印税』をメインとした出版契約を結ぶと本の制作に移ります。 ただ、賞によっては受賞賞金の中に初版の印税などが含まれている場合もあるので注意書きまで良く目を通すこと。 。大抵の場合、新人の印税よりも受賞賞金の方が高いはずです。 |
ここからは出版社の作業。 原稿を整理したり、編集作業を行います。 原稿応募でなく、企画だけを持ち込んでいた場合は、出版社側で取材したり記事にしたりすることもあります。またライターを用意してくれるところもあります。 |
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入稿・編集 |
組版(レイアウト) |
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| いよいよ本の制作にかかります。著者としては書いた原稿を出版社に提出するだけですが、手書きの場合は紙で、PCで書かれている場合はテキストデータでの入稿となります。 手書きという人は少ないと思いますが、手書きの場合は入力作業という手間が一工程増えます。 ここまでくれば大きなものはないと思いますが、多少の書き直しとかは発生することもあるでしょう。 |
本の体裁を整えます。 データーとしてのレイアウトはほぼこの段階で出来上がります。 |
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組版(レイアウト) |
校正 |
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| 編集や組版は編集者の腕の見せ所。著者はじっと待っていなければ……。m (゜-
゜ ) この段階で中身が出来上がってきます。 |
自費出版の場合、校正は著者が主体で行います。ここが通常の出版とは大きく違うところ。出版社は補佐的に関わるだけですので、自分で注意深くチェックしましょう。 著作権等の使用確認なども自分でします。 |
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校正 |
表紙や帯のデザインを決める |
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| 厳しいチェックが入ります。 誤字脱字はもちろんのこと、体裁のおかしなもの、文章の中に出てくる商品名などの商標や著作権に関わってくるものなど、あらゆる面でチェックが必要です。 もちろん著者もチェックしますが、ベテランの編集者の方がそういう面での知識は豊富なので、これも出版社側の作業といえます。 |
自分のイメージにあったものを作ります。自分でデザインして描いてもいいし、デザイナーに発注してもいい。 安く済ませるには自分で用意した方がいいですね。 |
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表紙・帯のデザインを決める |
印刷・製本 |
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| 書店に並んだ本を手にとってもらう為の、とても大切なもののひとつ。 表紙カバーや帯で「いかに読者を惹きつけることが出来るか」で売れ行きも左右されてしまうこともあるので、どこの出版社も表紙に手を抜くところは無いと思います。デザイナーが力を発揮する作業です。 ここから先は、著者の手はほとんど必要なくなってきます。 |
あとは機械的な作業で本が出来上がって行きます。この瞬間が一番楽しいんじゃないかな。 |
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印刷・製本 |
納品 |
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| これは機械的な作業。 ほとんどの作業をコンピューターや印刷機械がやってくれます。 人の手が入るのは不良品のチェックやカバーの挟み込みくらいでしょうか。 |
製本が終われば納品になります。 流通を希望しなかった場合は、全冊数が、流通を希望した場合は流通させる分を引いた残りが送られてくることになります。 冊数の確認はしっかりと! |
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書籍の流通 |
書店流通 |
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| 出来上がった本は出版社(印刷工場)から直接書店へ配本されるわけではありません。 本にも問屋がいます。よほど大規模な書店であれば出版社から直接仕入れることもできるでしょうけど、通常は問屋を通して書店に配本されます。 大手の問屋は大体決まっていますが、多くの販売網(書店のネットワーク)を持つ問屋との取引がある方が断然有利。 注)流通させる書籍には必ずISBNという番号が割り当てられます。これがないと流通させることは無理です。 日本では『日本図書コード管理センター』というところが管理しています。 ISBNは世界共通。そして誰もが申請できるわけでもないのです。出版者(発行所)だけが取得できます。印刷会社・編集代行会社などは申請することもできません。 もちろん申請できても無料というわけではなく、登録料が必要です。 |
流通を希望の場合はISBNコードを取得して書店に流通します。 ただ自費出版社によって、書店流通させられる能力は大きく違っているようです。 素人の書いた本を本棚に並べてくれる書店が少ないので、それほど期待はしない方がいいですね。 自分の足で地元の本屋さんを回って本を置いてもらう人もいるし、料金を払って委託販売してもらう人もいます。 自費出版の厳しいところはこういうとこですね。 |
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宣伝PR(販促活動) |
宣伝PR |
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| あとは出版した本を売るだけです。 その為にはいろんな方法で読者にアピールしていかなければなりません。もちろん、各書店にも出向いて営業しながら、少しでも目立つ位置に並べて貰うことも必要です。また今ではインターネット上での宣伝も必須でしょう。 何かの賞でも受賞していれば、宣伝の効果も上がりやすいですね。 でも、新人の出版物を宣伝するのは大変だと思います。 |
これも自費出版社に過度に期待するのは止めておいた方がいいでしょう。 自分でインターネット上で宣伝してもいいし、地元の新聞とかのメディアは意外と取り上げてくれたりしますから、交渉する価値はあります。 |
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作家の仲間入り |
準作家? |
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| これで一応は作家となったわけです。「作家」という名前に定義はないので、物づくりをする人を何でもかんでも作家と言ったりすることもありますが、やっぱり相手を選ばずにどこにでも自分の作品を届けられるようになるということが、本当の作家だと思います。 | 商業出版ではないので、作家としては半人前ですね。頑張って腕を磨けば本当の作家になれるかも? | |||
本の出版社リンクと出版の流れ |
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出版社大手・準大手 |
自費出版社 |
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| いわゆる老舗の出版社。出版不況とはいえ、小説と比べるとコミック系は売り上げを伸ばしていたりする。海外へ進出しての発売が成功している出版社は、しばらくは右肩上がりかな。 オンデマンド出版・デジタル出版・自費出版と幅広く展開しているところも多い。 |
出版不況と言われだしてからも、その需要は増えてきた自費出版。自己表現の場として、個人の書いた小説や自分史を出版という形で提供しやすくなって、いろんなニーズに応えられるようになってきたのが良かったのかもしれない。 自費出版を主体とする出版社です。 |
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オンデマンド出版社 |
デジタル出版社 |
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| 今は復刻本を出版するっていうシステムの中で使われることが多いのがこのオンデマンド出版。一冊からでも製本できるので、在庫を抱える必要もなく、出版社としてはリスクは少ないのかも。自費出版を考えている人にとっても、利用しやすいシステム。 | 出版物をデジタル化して作成販売している出版社。 インターネットの高速化やPCの性能の向上に伴い、写真集などの高画質で重いデータも、ストレスなくダウンロードできるようになり、利用者も増えている。 |
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| 出版までの流れ(本を作るということ) | 相互リンク集(出版以外もあります) | |||||||
| 小説を書いてみたけれど、実際どーやって出版したらいいのだろう? 本を作りたいけど何から手をつければいいんだろう? そんな疑問に答えるために、簡単な出版までの流れを説明。 |
相互リンクを結んでいるサイトです。 基本的に相互リンクは募集していませんので、あしからず。 |
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小説賞公募集はこちらへ。各賞の応募規約や募集要項などです。 |
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