今日、日米新ガイドラインに基づく戦争法の具体化とともに平和憲法の「明文改憲」の動きが強まっており、国会内に設置された「憲法調査会」では憲法改悪をすすめようとする勢力が憲法第9条に攻撃を集中しています。
こうした中で11月3日(金・祝日)には「べアテさんの証言〜模擬憲法調査会」と「講演 憲法調査会と改憲論の動向」が予定されており、11月25日(土)にはGHQ民政局のスタッフとして「日本国憲法草案」づくりに携わり、憲法に男女平等の精神・女性の権利を盛り込むことに大きな役割を果たしたべアテ・シロタ・ゴードンさんの講演会が予定されています。
さらに、来年5月の憲法記念日にはべアテさんの活躍と日本国憲法の誕生秘話を描いた舞台「真珠の首飾り」の作者ジェームス三木さんの記念講演、続いて6月9日には劇団青年劇場による「真珠の首飾り」の岡山公演が予定されています。
この一連の取り組みを通じて「平和憲法」の真価を身に付け、21世紀を「憲法が暮らしに生きる世紀」にしていこうではありませんか。
☆「11・3憲法公布記念のつどい」
*日時 2000年11月3日(金、祝日)13:30〜
*会場 岡山大学法文経19番教室
*内容 第一部 「模擬憲法調査会〜べアテさんの証言」
第二部 講演 「憲法調査会と改憲論の動向」
講師 中富公一 (岡山大学法学部助教)
*資料代 500円
*日 時 2000年11月25日(土)午後2時〜
*会 場 岡山県農業会館5階大ホール
*入場料 1000円(チケット必要)
*日 時 2001年5月3日(木、祝日)
*会 場 三木記念ホール
*記念講演 ジェームス三木
☆劇団青年劇場公演 「真珠の首飾り」(作・演出ジェームス三木)
*日 時 2001年6月9日(土)13:30〜
*会 場 西大寺市民会館
憲法公布54周年の2000年11月3日、「11・3憲法公布記念のつどい」が岡山市津島の岡山大学で開かれ、120人が参加しました。
この「つどい」は、「5・3憲法記念日岡山県民のつどい」実行委員会(委員長・山口和秀 岡山大学教授)が主催して行われ、山口実行委員長は「新しい憲法づくりの策動が進められているが、現行憲法を議論し良さを学ぶことが大切だ」とあいさつしました。
GHQ民生局のスタッフとして日本国憲法草案の人権条項作成にかかわったベアテ・シロタ・ゴ−ドンさんが参考人として意見を述べた今年5月2日の憲法調査会(参議院)での質疑を、実行委員のメンバーが再現しました。
憲法に女性の権利を明記することに尽力したベアテさんが憲法草案について憲法調査会で陳述した内容について次のように紹介されました。
1つは、「婚姻と家庭とは、両性が法律的にも社会的にも平等であることは当然であるとの考えに基礎を置き、親の強制ではなく相互の合意に基づき、かつ男性の支配ではなく両性の協力に基づく」ということ。
2つは、「妊婦と乳児の保育に当たっている母親は、既婚、未婚を問わず国から守られ、必要とする公的援助が受けられるものとする」ということ。これらの内容が憲法第24条に実ったのです。
さらにベアテさんは、「憲法は押しつけられたものだ」という議論に対して「この憲法が日本の国民に押しつけられたというのは正しくありません。日本の進歩的な男性と少数の目覚めた女性たちは、19世紀から国民の権利を望んでいました。女性は参政権のために運動していました。この憲法は、国民の押さえ付けられていた石を表したので、国民に喜ばれました。」とのべています。
このあと中富公一 岡山大学助教授が「憲法調査会と改憲論の動向」と題して公演し、憲法改悪の策動に対して警鐘を鳴らしました。
(「岡山民報」TEL 086-225-4351の記事をもとに一部変更して転載させていただきました。)