那覇防衛施設局長  西 正典殿

米軍基地建設のためのボーリング調査の強行をやめよ

2004年9月2日  岡山県平和委員会 会長中尾元重 

     

 報道によれば貴局は、来週にも辺野古への米軍普天間基地代替施設建設のためのボーリング調査を強行しようとしている。

 いま、普天間基地から飛び立った米軍ヘリの墜落事故をめぐって、沖縄県民の中では、普天間基地問題をどう解決するべきかについて真剣な議る。そして、世論調査でも圧倒的多数の県民が辺野古への移設反対、ている。SACO合意見直し、普天間基地の無条件返還または国外移設を求め

 宜野湾市での重大事故が示したものは、普天間基地と市民生活とが共存できないということである。普天間基地の危険を言いながら、SACO合意による辺野古移設にしがみつき、この事態をこれまで放置してきた貴局を含む日本政府の責任は重大である。危険を他に押し付け、重大な環境破壊をもたらすだけの辺野古移設に多くの市民、県民が反対するのは当然であり、移設路線は完全に破綻している。

 こうした中で貴局は、これまで拒否してきた「住民説明会」なるものを参加者を限定して形だけそそくさと行い、住民の反対で4月以来実行できないボーリング調査を強行しようとしている。これは、移設反対の流れが強まるのを恐れて、とにかく建設の既成事実だけは作っておこうという、卑劣な意図に基づくものと言わなければならない。

 貴局及び政府がやるべきなのは、県民の声に耳を傾け、移設のための作業を全面的に中止することである。そして、普天間基地の被害を根絶するためにどうすればいいのか、県民、国民と正面から向き合って論議することである。

 我々はこうした立場から、ボーリング調査の強行を中止することを要求する。そして、改めて移設計画の撤回と、普天間基地の無条件全面返還を求めるものである。