葛生町の壁画その3
【祥雲図】

◇作品のコンセプト◇
祥雲はめでたい雲の意。
栃木県石灰工業協同組合の90周年という長い歴史をたたえ、
ますますの発展を祝う意味が込められています。
◆技法解説◆
この絵はブォン・フレスコいう方法で、描かれています。
フレスコというとローマのバチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂、
ミケランジェロの『最後の審判』が有名ですが、
フレスコとは石灰と砂とを混ぜて作った砂漆喰で、壁を作り、
その壁が生乾きのうちに水だけで溶いた絵具で、絵を描いていきます。
そうすると石灰が乾く時に出来る結晶の中に絵具が閉じ込められて、
ちょうど刺青をしたように定着します。
ですから、その耐久性が優れているのです。
壁が大きくて1日で描ききれない時は何日も塗り継いで描きます。
この絵は約2週間かかりました。
今回は一番フレスコに向いているという
湿式消石灰を3年間熟成させたものを使用しました。
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