〜壁画LABOについて〜

LABO(ラボ)はイタリア語のLABOLATORIOの略で、
工房、製作所、それに研究所、研究室、加えて実験室という意味があります。
私達は特にフレスコ壁画を中心とする制作をしますが、常に新しい試みに対してチャレンジをします。

 

主な活動 その1

栃木県石灰工業会館のフレスコ 

栃木県葛生町にある栃木県石灰工業協同組合は2000年90周年を迎えました。
8月、この会館に3点のフレスコが作られました。

数年前から東京藝術大学壁画研究室大野ゼミで、フレスコのための石灰を自分達で、焼成するという計画を立て、手作りの窯を製作しました。2000年1月に葛生町で採れた石灰石をいただいて、焼成をしたのが話の始まりでした。焼成した石灰を使って会館にフレスコをという提案をいただいて、会館内部の吹き抜けホールにボン・フレスコ、玄関部にグラフィート(掻き落とし)で、3点のフレスコ壁画を制作しました。

制作に携わったのは東京芸術大学の学生、卒業生、武蔵野美術大学の卒業生その他の絵描き達です。制作にあたっては葛生の町の方々、協同組合の方々、左官の方、メーカーの研究者方の大きな協力と支援をいただきました。 

葛生町ではこの数年、町作りが進められています。今年は町の中心部に吉澤美術館がオープンします。昨年話題になった江戸時代の画家伊藤若冲の「菜虫譜図」や板谷波山の陶器も展示される予定です。今後継続的なフレスコ制作の希望もあり、石灰の町葛生はフレスコによって美術の町としての一面を披露していくことになるでしょう。

◆主な活動 その2

三鷹の森ジブリ美術館エントランスホール天井フレスコ画 

2001年秋に『天空の城ラピュタ』 『トトロ』 『もののけ姫』などで有名なスタジオ・ジブリが、三鷹にアニメーションのジブリ美術館をオープンします。

この美術館のエントランスホールの天井をフレスコで飾ります。現在実物の約10分の1の模型が完成、下絵を実寸に拡大する作業が終りました。そして6〜7末月現在は実際に現場での壁画制作作業をしています。

制作にかかわるメンバーは東京藝術大学の学生、卒業生,東京造形大学の卒業生、武蔵野美術大学の学生、武蔵野美術学園の学生と昨年葛生町の制作に携わった壁画LABOの方々などです。

東京藝術大学壁画研究室 大野 彩

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