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2001年9月の日記

 

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2001年09月30日 (日)
見えない月を見る

 

  山中しほさんにお月見の会があると誘われて、向島百花園まではるばる出向く。が、山中、飯野は30分も遅刻。おかげでぶらぶらしているうちに来年の手帳を買ってしまった。きょう集まったのは女性が5人で男はぼく1人。みねぎしからの電話も「女の中に男が一人、女の中に男が一人、女の中に男が一人」というはやしことばを残して切れた。きょう初めて会った人は山中さんの高校生の友人で、デビルマンコレクターの平田さんと、集合時間を守る女、三浦さんのお二人。
  しかしお月見の会にもかかわらず、もう完ぺきな雨。せめて琴の演奏が始まるまでいようと思い、百花園を散策。紅白の萩がアーチをつくる萩のトンネルが見事。庭園全体に多種多様な山野草が植えられているし、俳句と絵が描かれたぼんぼりが設置されていて、なかなか風情がある。百花園ってすごく狭いのだが、あれこれ企画を立てて、よくがんばっていると思う。石碑が30近くあるので石碑フリークにもお勧め。
  中華料理を食べているところへみねぎしが到着。初対面の方々にはすでに「ろくでなしっぽい」と教えておいたので、それほどびっくりされることもなく受け入れてもらえたようだ。その後は「神谷バー」へ行き、電気ブランをためす。ちょっときついが独特の香りで飲みやすい。巨大パフェを電気ブランで流し込む飯野さんはあと一センチ飲んだら大変なことになるところだった。山中さんは友達に秘密(ネタ)を握られまくっているな、というのがきょうの結論。

 

2001年09月29日 (土)
花展のお手伝い

 

  町中がキンモクセイに香っている。そういえば昨日から空気が甘かった。きょうは木村先生の花展のお手伝いで小田急デパートへ。先生のお花はツキヌキニンドウとトルコキキョウと名前不明の紫の花。焦げ茶の丸太様花器にニンドウのつるが流れと奥行きを感じさせる構成。それにしても花展って、狭い通路に人と花材と水が行き交って、すごい混雑でふらふらします。
  厚生省。薬害エイズ事件で元課長が執行猶予つきの有罪になった。500人が死亡してもっと多くの人がエイズに感染したのに、ちょっと罪が軽いと思う。課長は有罪で部長はどうなの? 環境ホルモンでも同じようなことが起こってるけど厚生省の対応はいつも同じ「いま直ちに害があるとは言えない」。厚生省は製薬会社の利権を守るだけの組織なので、なくてもいいのではないかと思ってしまう。
  農水省。狂牛病のいい加減な安全宣言でかえって不安を煽っている。O157の時もかいわれ大根が悪者になったけど、じつは菌はカイワレを運んでいた段ボール箱に付着していたらしい。対応はいつも同じ。みんなで試食して「おいしい」と安全宣言。牛を試食するなら脳みそを食ってほしい。

 

2001年09月28日 (金)
消えるボールペンのキャップの秘密

 

  お花のお稽古はピットスポルムを船形の花器に生けて、お花はピンクッション。ピンクッションは赤い花火のような花心が長く伸びた野球のボールくらいの塊状の花で、ちょっと人工物か、地球外生物っぽい。
  ラーメンのいろはカルタを考えるにあたり、すごく素敵な文章を書く人をこっそり助っ人に雇った。ラーメンの資料をもって青葉台の喫茶店であれこれ考えたが、お花のお稽古から直行したので、お店の人にバケツを借りて、前述のピットスポルムとピンクッションをテーブルの上に咲くにまかせ、ひたすらラーメンのことを考えた。
  その時使ったのが「消せるボールペンD-ink」。これがほんとに消しゴムで消えるから驚き。紙に浸透しない特殊インクなので、数年経っても消すことが出来るのだそうだ。助っ人が「これで履歴書を書こう」というので、プレゼントする(注:おそらく証明書等には不可)。かわりにもらったのはデンマーク製の、マニア垂涎のキャラクターボールペン。ややうれしい。家に帰ってからすごい事実を発見。D-inkにはキャップの先に消しゴムがついてるんだって!

 

2001年09月27日 (木)
ハードディスク進化論

 

  ちょっとパソコンの調子が悪いので、治療をしようかと思っている。でもデータがなくなっては怖いので、この際だから、まずはパックアップ用にハードディスクを購入した。40ギガだって。現在使用中のパワーブックG3が10ギガ、その前に使っていたPB1400が1.3ギガ。ぼくは超短編を書くだけなので、そんなに必要ないのだけれど、容量があれば漫然と使ってしまって、だらしなくなってしまうようです。本棚とかレコードラックもおんなじです。
  太田剛よりラーメンの仕事が入ったので、インパクにてラーメンの下調べ→[LaLaLa〜麺]。そういえば以前、札幌ではじめて味噌ラーメンを編みだした「味の三平」さんに取材にいったことがあった。現在のご主人は最初はものすごく怖くてどうしようかと思ったけれど、お話を聞いたら本当にやさしくてラーメン愛にあふれる人でほっとした覚えがあります。ああ、札幌ラーメン食べたい。

 

2001年09月26日 (水)
25年ぶり

 

  きょうはすぎもとに誘われて、じつに25年ぶりに中島みゆきのコンサートへ行った。ぼくの姉が中島みゆきのファンなので、ぼくも初期の作品はけっこう好きだったが、いつの頃からか、中島みゆきは少し「歌いすぎ」のような気がしてちょっと興ざめしていた。で、きょうの公演はどうだったかというと、これがけっこう良かった。25年前と較べると、舞台にずいぶん演劇的な要素が加わっている。声も良く出ていた。昔の曲もけっこう演奏してくれて、『狼になりたい』なんて、その時代が空気ごと迫ってきて、けっこうグッときました。初期の中島みゆきは敗者を案外べとつかずに描いてクールだった。でもずっと負け続けのぼくにとっては、ちょっと痛すぎるアーティストです。
  大宮ソニックシティーの真ん前にあるそば屋で晩飯。お通しだけでピールを一杯飲めるほどの充実ぶりで、キノコのてんぷらもでかけりゃ厚焼き卵もでかい。もちろんそばも大盛りだった。どうやらこれが大宮流。そば自体はかなり腰のある太打ちの田舎風そば。いい店だよ。

 

2001年09月25日 (火)
術後の経過は良好

 

  久しぶりの畑仕事。ところが大学に行ったら山下先生がいない。じつは先生は今週手術をしたばかりで、自宅療養中なのだ。薄井先生はとみると首にギブスをはめている。どうやら頚椎の調子が悪いらしい。さらに八重樫先生も検査入院中だ。なんだか病院通いがはやっているようで、ちょっと心配。
  しかしさすがは山ちゃん、自宅療養のはずなのに、授業が始まったらいつのまにか現れて、実習の心得を話しはじめる。しかし、かがむと「裂ける」ということで、草抜きもままならない。きょうの実習はその草抜きだった。ラッキョウとサトイモ畑は草ぼうぼう。きょうは草抜きだけで収穫物はなし。
  超短編界の貴公子すぎもとより携帯メールがピコッと入ってきて、あすは半休がとれたというので、早めに集合して大宮を探検することに。はたして大宮にうまいそば屋はあるのか?

 

2001年09月24日 (月)
A.I.を観た

 

  山口君が休みだったので、遅ればせながらスピルバークの『A.I.』を観にいった。カメラが凝っていて、主人公の少年の人間ならざる存在感を出すために、模様ガラス越しに映したり、テーブルに反射したゆがんだ顔を見せたり、輪になった電灯越しの視線を導入したりとがんばっていた。この作品をファンタジーとしてとらえられるかどうかで評価が変わってくると思った。しかし、一番の問題は、見終わったあとにものすごく悲しくなってしまうということだろう。何だかぼくは生きるのがつらくなってしまいました。
  町田に戻ってビールを飲む。店員のお姉さんが、やけに山口君に関心を持っていて、「体育会系ですか?」「何やってたんですか」と聞くので「空手」と答えると、「店長もやってるんですよ」と、今にも戦わせかねない勢い。青帯だとも知らずに。

 

2001年09月23日 (日)
はてしない物語

 

  きょうは気持ち良く空が晴れ渡ったので、散歩に出た。こどもの国から歩きはじめると、緑山スタジオの辺りはツクツクボウシの大合唱。恋の季節に遅れた蝉たちにも、こっそり最後のチャンスが用意されていてよかったね、ちぇっ。思わぬところに遺跡があったり、ペットボトルをイナゴでいっぱいにしたナガーニョおじさんがいたり、アメリカザリガニを見つけたり、こどもの国をぐるっと回って藤ケ丘の駅につくまでに、小さな発見がたくさんあった。
  みねぎし君にもらったミヒャエル・エンデの『はてしない物語』を読みはじめる。主人公が手にするのと同じ“2匹の蛇の装飾のある、あかがね色の表紙”を開くとき、パソコンモニタの「バーチャルリアリティ」なんかお話にならないほどの圧倒的な「本」の存在感が迫ってくる。ぼくは本を読む速度が遅いので、普段はがんばって読もうとするのだが、この本に関しては逆のルールを設けることにした。すなわち一度に一章以上読まないこと、章をまたがって読まないこと、などである。はてしない物語をそう簡単におわらせてはもったいないですから。ちなみに『ゲド戦記』の第4巻も、本棚帝国で熟成中。

 

2001年09月22日 (土)
いけふくろうで待ちあわせ

 

  きのう(きょう)は朝3時半に寝たのだが、なんとか8時に目を覚ます。本間さんと杉江さんに会いに行くのだ。場所は池袋。最初は西口で待ち合わせの予定だったが「西口だけじゃあえないかも知れないにゃ」という、ひまわりさんの助言で、定番の「いけふくろう」に変更した。いけふくろうは思わずほおずりしたくなるフクロウのオブジェだが、その背後に由来が書いてあった。“池袋の地名はむかし、袋の形をした池があったことからその名がついた。それにちなみ、いけふくろうを設置した。駅長”。「どこがちなんでるんだ」と温厚な本間さんも小激怒。
  喫茶店に入って軽食を食べる。杉江さんは正義を振りかざすアメリカの横暴に中激怒。杉江さんはラディン氏の名についてレクチャーしたのち、用事があるので12時にはお早いお帰り。
  その後は本間さんと超短編普及計画をねる。本間さんは本という形にとらわれず、超短編の軽やかさを生かした媒体なら何でもいいのではないかという柔軟な発想を示した。例えばみねぎしの超短編カードとか。さらに来年の超短編アンソロジーの発売に合わせ、「超短編宣言」を発信するイベントをしようということになった。その前哨戦として、今年中にオープンな形で朗読を何回かやってみたいと思う。

 

2001年09月21日 (金)
超短編の明日を考える

 

  銀座の「黒船」にて超短編の集い。参加者は超短編マスター本間祐さん、ショートショートの親分江坂遊さん、ひまわりさん、田村さん、山中しほ、みねぎし、すぎもと、そして元編集工学研究所社員でISISの元編集長市田炎子嬢。
  まずはISIS立紙篇「超短編パブモンテローソ」に執筆して下さった皆さんに、原稿料をお支払いする。ものすごく少ない金額で申し訳ないが、何かの足しにしていただければと思います。もりさんは連絡がないので、原稿料はほしくないのではないかという結論に達した。
  ISISで超短編は開花しそうにないので、江坂氏に超短編コンテンツが何とかならないものか、ちょっぴりご相談をさせていただいた。年初に出版される本間さんの超短編アンソロジーは充実の内容で、すごく楽しみ。これはぜひ新しいISISでも紹介してほしい一冊。超短編独自のドメインを取る計画も浮上した。超短編朗読の可能性についてはいっそケーブルテレビの番組にしてみてはとの大胆意見も。
  帰りに青山一丁目のヒマラヤン・バーでほんの30分ほど羽生、牧野、岩澤らと会う。数納君がいなくてちょっと残念だが牧野君が元気そうで良かった。羽生さんのドリンクを飾る孔雀の紙細工に感心していると、ヒマラヤンバーのマークを考案した店員さんがやってきて、ほかの種類を見せてくれた。タツノオトシゴとか唐傘とかあって、なかなかゴージャス。店員さんは「すごく面白いね。中国人、よくこんなの思いつくね。きっと暇なんだね」とひとこと。岩澤さんのものすごく写りの悪い証明写真を見せてもらう。ぼくのコレクションに加えたい逸品だった。
  帰りの電車で、たまたま鬼塚君の親父さんといっしょになった。電車が長津田止まりだったので、これで好都合にもタクシーを相乗りできると喜んだ。家に着いたので割り勘にしようとしたら鬼塚さんは払わなくていいと言ってくれたので、そのお言葉に甘えようとしたら、鬼塚さんの財布が見つかりません。どうやら前に乗ったタクシーに忘れてきたらしい。財布を無くしたのは不運だが、あそこでぼくに会えたのは、ある意味で鬼塚さんにとっての幸運だったのだ。

 

2001年09月20日 (木)
日記もいいけど超短編もね

 

  検索エンジン登録計画の一環として、[Gravity]という小説検索サイトに超短編*アラヤシキを登録する。ここにはたしかにネット小説が集まっているので、普通の検索エンジンで検索するよりは「不純物」はないわけだが、そうなると登録数が多いほど良いということになる。すると先日登録したHONなびに負けてしまうような気がする。カテゴリ分けもそれほど細かくないし…。
  と、いうわけで本来の目的と反するのだが、この日記コーナーを「日記猿人」に登録しようと思い立った。日記猿人は[日記才人]という名前に変わっていたが、かまわず登録。日記から少しでも超短編に流れてくれることを期待しての決断だ。でもここは自分で更新報告しないといけないのです。面倒くさいのでしないと思うけど。
  きょう更新した超短編は『演奏』。猫が出てきます。

 

2001年09月19日 (水)
超音波洗浄のワナ

 

  フジロックでごいっしょしたミス・モリーさん、モリーさんの幼なじみチャッキーさんらと町田のレコード屋、PAMへ行った。パムではレコードを1枚200円で超音波洗浄してくれるのだが、モリーさんは末武さんの対面販売にはまってしまい、次々と8枚も洗ってしまう。目の前でレコードがものすごく良い音によみがえるから、ついお願いしてしまう気持ちはわかります。気づけばPAMに2時間も。きょうの収穫は伊藤つかさ。
  モリーさんは翼の生えた空飛ぶ機械に乗ってアメリカまで行く仕事をしている。今回のテロの時もちょうどフライト予定だったが、しかし珍しく発熱してしまったので別の人に代わってもらったのだという。かわりに行った人は何日も足止めをくらってしまったので、悪かったとモリーさん。モリーさんは日ごろの行いが良いのか、アラーの神のご加護があるのだろう。
  我が家でパンポロリンや小島麻由美やゆらゆら帝国などを聴きながらくつろぐが、訳あって小指の切れてるチャッキーさんは鬼塚君の曲で寝てしまう。薬膳中華で晩ご飯を食べた後、カフェ・グレへ。コーヒーを飲みながらのチーズケーキくずしは大人の遊び。

 

2001年09月18日 (火)
レコ街

 

  明日はアナログレコード観賞会。アナログの殿堂、町田のPAMで、持ち寄ったレコードを超音波洗浄してもらった後、我が家で聴きまくるという小粋な催しだ。ぼくがアナログレコードを聴くのは、ただ単に音がCDより良いから。CDの音しか知らない最近の人は、ビートルズをただの軽いポップスだと思っているのではなかろうか。レコードで聴くと、ビートルズにしてすごく分厚い音なのです。
  というわけで、お部屋片づけ計画をちょっと方針転換して、とりあえず人が入れるようにした。ほっと一息だが、せっかくなのでレコードの整理をしようと気楽に並び替えをはじめたのがいけなかった。
  編工研の図書街ではないけれど、レコードの並びというのも、これはこれで奥が深いもので、単純にAtoZではつまらない。ぼくはレコード屋をやるわけではないので自分が次々とレコードを聴いていくのに都合いいようにすればいいのだけれど、これがけっこう大変。とりあえず「日本人」だけ抜き出してみたが、それですら小島麻由美とボニー・ピンクのあいだは嶺川貴子でいいのかとか、戸川純のとなりに椎名林檎をもってきたらAJICOからUAかなあとか、もう悩ましくて悩ましくて。
  そうしたらぼくの魂の師匠たち、ニール・ヤング、ヴァン・モリソン、レナード・コーエン、ボブ・ディランらは別格にしないといけないし、ポーグスはいつでも聴けるところに配置したいし、名前を覚えられないトラッドバンドはちゃんと発見できるようにペンタングルのそばに並べておきたいし…。買った憶えもない何だか分からないレコードもけっこうある。いちいち聴かんといかんのか。

 

2001年09月17日 (月)
新百合ヶ丘の「The Shop」

 

  検索エンジン登録計画の一環として[HONなび]に「ピアノ」を登録した。正確には先週申請したものがきょう登録されたのだが、このサイトは8000もの作品が登録されていることがウリらしい。でも新着に載っているうちはそれなりの存在感があるけれど、とくに人気投票があるわけでもなく、ちょっと細かめのジャンル別のディレクトリがあるだけなので、そこから好みの作品へとたどり着けるのかはちょっと疑問。
  徳さんが面白い飲み屋があるというので新百合ヶ丘へ行く。「The Shop」という変な名前の店なのだが、入ってみてびっくり。Ring Linksのボーカル、宮武希(のぞみ)さんがいるではないか。いつもというわけではないが、この店で働いているのだという。「驚かそうと思って言わなかった」と徳さん。たしかに驚いた。
  もうすぐ誕生日だという希さんに、徳さんがチョコせんべいなるお菓子をプレゼント。希さんは「22になります」と笑ったが、徳さんは特に反応せず軽く流していた。希さんは徳さんのハーレム形成の手口を暴露。その手があったかとひざを打ったら、腱反射で足が上がって、前にいた声の美しい女性を蹴飛ばしてしまった。お焦げライスピザがおいしかった。デザートを食べ忘れたので、また行きたい。
  上野動物園の写真が出来た。ヒグマの手のはく製を触って喜ぶ徳さん、あどけなさ過ぎる顔で口琴を弾く岩澤さん、蚊を叩くひまわりさん、いつになくかっこいい木本君…。もう一人いたはずだが、天の尺フィルターにはじかれたのか、写っていない。O2でのさよなら会の写真もあった。みんな人格が崩壊しているが、普段はかわいい長谷川さんが、ものすごく不細工に写っているのが新鮮。

 

2001年09月16日 (日)
FIREWORKS

 

 検索エンジン登録計画の一環として[楽園]に「記憶」を登録した。正確には先週申請したものがきょう登録されたのだが、このサイトは文学とか音楽とかCGなどが、いっしょに検索されるところが素晴らしい。少しでもアクセスアップにつながればうれしいですが、ぼくの経験から言うと宮田さんの[宇宙卵]のBBSにURLつきでアラシっぽい発言をするのが、効果あり。あとは、川崎さんの[暴談直記]に美柑和俊製のバナーを貼っていただいたときも、効果がありました。
  夜8時ごろ、外でパンパンと花火の音がする。戦中派の父は「高射砲の音みたいだ」と言っていた。二階に上がって窓からのぞくと、本当に花火が上がっていた。方角的にはこどもの国だろうか。それともどこかの遊園地だろうか。最近の花火はハートだとか土星だとかの形が浮かび上がって美しい。しかし個別の花火の美しさも大切だが、やはり大切なのは打ち上げる順番だと思う。序破急というか、起承転結というか、やっぱり花火にも物語がないとね。きょうの花火は30分くらいで終わってしまう、こぢんまりとしたものだったが、けっこうがんばって最後を盛り上げていた。でも空を横切る米軍機の音に、ちょっとアフガンを思わされて、しんみり。
  ネコ育て素人のひまわりさんが子猫のコチカ専用掲示板[ミルク色のコチカ]を立ち上げました。ネコに詳しい方はアドバイスをお願いします。

 

2001年09月15日 (土)
ベッドの混とん

 

  机の引き出しを整理していたら、ヘンテコなものがたくさん出てきた。キーホルダー数十個、文鎮(なぜか広島大学と刻印)、ビー玉100個、ハーモニカ2丁、ニワトリ形のハンドベル、けん玉3本、独楽、眼鏡10本、木彫りの龍、紐を引っ張ると手足がぴょこんと跳ねるカエルのおもちゃ、トランプ各種、ビニールの中に水とともに人魚とサメの人形が封入された用途不明もの、宝貝のついたつまようじ、ウグイス笛、ヨーヨー、シャーレとプレパラート、ルーペ大小、ブリキのぽんぽん船、チョロQ、レゴの救急車、ロボット、万華鏡…。これらを全部ベッドの上に広げてしまったので、今夜はソファーで寝ます。

 

2001年09月14日 (金)
松井お疲れさまでおま

 

  本棚が届いたので組み立てて机に設置。薄い棚だが、辞書類が50冊くらいすっきり収納できて、少しずつ使える部屋になってきた。
  大澤大(犬澤犬)さんと町田の馬肉専門店「柿島」へ。編集学校師範代の話題で盛り上がりつつ、馬鍋、馬刺しを楽しみながら生ビールを飲む。もう一杯飲みましょうかということになり、メニューをめくると、ものすごい名前の酒があった。

合成酒

  石油が原料じゃないのかなどと話し合うが、よく分からないので店のおばちゃんに尋ねたら「飲みやすいわよー。いくらでもスイスイいけちゃうから」とのこと。迷わず注文。おそらく○○酒に○○を混ぜたものと思われるが、もしかしてこれは『じゃりん子チエ』にでてきた「ばくだん」ってやつではなかろうか。大澤さんはその後絶好調になり、ホッピーを連続注文。
  きょうは松井さんのさよならパーティーなので、大澤さんをともなって赤坂のGUTSへ。なんだかこんな飲み会ばっかり。店に行くと着くと、広いテーブルにいわくあり気な美女一人。森川さんだ。「ちょっとぉー、寂しかったわよぉー」と、読みかけの「ブリジッド・ジョーンズの日記」から目を上げる。夜11時にスタートなのに、みんな仕事中とはどういうことだ。とりあえず三人で飲み始める。
  12時過ぎてからやっとパラパラ集まりだした。良く考えたら森川さんと飲むのも初めてだし、宮之原、大川さんも加わって、結構な大人数で朝まで楽しかった。数々の男を蹂躙してきた森川さんにも意外な弱点があって、それはコックローチだという。先日一匹の侵入者を発見し、いまだかつて一匹も殺ったことはなかったので仁科(女)さんに相談したところ、「薬をかければ」といわれ、とうとうやっつけたという。しかし、世の中にはカマドウマ、マゴタロウムシ(ヘビトンボの幼虫)、キベリウデムシといった恐ろしい虫たちが存在する。そして、そんな恐ろしい虫を食べてしまう人々がいるという。長野人だ。
  全員がそろったところで松井さんにみんなから「本」のプレゼント。ぼくは和菓子のエッセイをあげた。数納君は椅子の本。森川さんがあげたのは「ブリジッド・ジョーンズの日記」だった。松井さん、お世話になりました。うっかり腰直してね。

 

2001年09月13日 (木)
面接は写真で決まる

 

  ずっとキャンセル待ちしていた岩澤さんにやっと空きが出たので、おもてなしをさせていただく。まずは面接用の写真を撮りたいというので、山崎団地の近くにある写真屋の「薬師スタジオ」まで足を伸ばす。最寄りのバス停が「給水塔前」というすばらしいロケーションにあるスタジオには、ずらっと七五三用の衣装が並んでいて、きらびやかな印象。すごい美人に撮ってもらえるということで、目を輝かせた岩澤さんは、前かがみで頭から店内に突っ込んでいく。そんなところがマニア受けする由縁である。
  そこそこ美人に撮ってもらったあと町田に戻り、今度は丸井で面接用の靴を試着。履いては脱ぎ、履いては脱ぎしたあと、「もういいです。今年の“秋”がどんなか分かったから」と、ついと店を出る。
  映画の切符を知りあいにもらっていたので「赤影」を観る。疾走感のある映像と音楽のシンクロは気持ち良かったが、いかんせん忍者アクションが全然足りない。派手な術のぶつかり合いが少ないので、全体がちょっと間延びしてしまった。お色気殺法もなし。脚本としても「裏の裏」がなくて、たとえば、秘密兵器の○○が○○だという秘密を探りだした後、実はそれが○○だったりとか、冒頭に出てきた○○さんを最後にストーリーにからませるとか、ちょっとした工夫でいくらでも愛おしくなるような物語に出来るはずなのに、いくらなんでも単純すぎ。そもそも楽しく忍者をやってるのに、死んでしまうとは何事か。でも竹中直人が面白すぎるので許す。
  CAVEでイタ飯。一回シャッターを切るとコマ撮りで4分割に写るという、話題の4コマ写真を見せてもらった。上野動物園で暴れる坂部さんとぼくの写真は、確かにやばい発禁もの。でも同じく暴れていても、圭祐くんはすごくかわいい。頭が大きくておむつをしていれば、かわいいのか? Withoutヒゲなのか。

 

2001年09月12日 (水)
世界貿易センタービル

 

  今回のアメリカ貿易センタービルのテロと関係があるのではないかと疑われている、オサマ・ビン・ラディン氏とはどんな人なのだろう。ただの「金持ち」というだけではイスラムの人たちに自爆テロをさせるまでの求心力はないはずで、きっとなんらかの宗教的な権威か、血筋か何かがあるのではないかと思う。とにかく痛ましい話だが、テロをも辞さずというような価値観を、アメリカは否定しすぎてきたような気がする。もちろん、否定してもらわなければ困るのだが、敵として対するにも、イスラム過激派の価値観への「理解」が必要だと思う。そうしないと、もしアフガンかどこかでアメリカが戦争をするとしても、最終的にはアメリカは負けることになってしまう。なにしろ勝利の基準が違うから、彼らはいくらでも米国内でテロを繰り返し、結局は勝利すると思う。アメリカに負けてもらっては日本も困るので、ブッシュには冷静な対応をしてほしいものです。
  みねぎし氏の主催する超短編競作サイト[500文字の心臓](タイトルは美柑和俊謹製)の「残暑」で、みごと正選王を獲得! ぼくのは9番目の、砂人間の残暑。みねぎしに催促されて、ささっと書いたものなのに、何が評価されるか分からないものです。でもうれしい。


 

2001年09月11日 (火)
蕎麦屋の息子のデモ・テープ

 

  すごい暴風雨。きのうは町田で竜巻も起こったらしく、心配して電話をくれた人もいた。テレビで多摩川の様子を映していたが、8月11日にバーベキューをやった二子玉川あたりの川原が、水没して影も形もなくなっていた。こんな暴風の中でもベランダの蜂の巣が無事だとは…。
  ♪ドカンとでっかい家具センター、の歌でおなじみ(?)の大正堂家具センターで、90cmくらいの本棚を買う。こういうのは作るより、出来合いを買ったほうが安いのだ。ドカンとでっかい家具センターのくせに、配送料に千円も取るのはどうかと思うが、しょうがない。
  帰りにそばの里ときわによってせいろを食べる。息子のダイシくんが珍しく働いていて、自作のデモ・テープを聴かせてくれた。ギター、ベースは自分で弾いていて、あとは打ち込み。ボーカルも自分でやっている。メロディーがけっこうキャッチーで、歌詞のメッセージがストレートだから、ボーカルに女の子をもってきたほうが面白い気がする。もし蕎麦屋で朗読をやるなら、ギターで飛び入り参加してくれるかもしれない。楽しみです。

 

2001年09月10日 (月)
さらばションベン・ライダー

 

  台風15号が接近中。そういえば『台風クラブ』という映画があった。新聞の夕刊で、その台風クラブの監督、相米慎二の死を知る。まだ53歳。肺ガンだった。一般には『セーラー服と機関銃』や『翔んだカップル』が有名かも知れないけれど、ぼくにとっては『ションベン・ライダー』がベスト作品。河合美智子と坂上忍が初々しい、青春ロード・ムービーの傑作です。
  井筒俊彦の『コスモスとアンチコスモス』を、やっと読み終わる。寝る前にちょっとずつ読んでいたのでずいぶん時間がかかった。21世紀はイスラームをはじめとする、広い意味での東洋哲学の時代になるのではないかと思う。荘子やグノーシスについても、もっと知りたい。たしか編工研のあのあたりにいい本があったなあ。
  坂部さんのWeb日記を読むと、うらやましいことに図書街軍団で編工研の本を読みまくる会を催したらしい。すばらしい。それにしてもぼくの日記の全文をそのまま引用するとは、春兆仕込みの荒技か。

 

2001年09月09日 (日)
辞書の数と知性は比例しないらしい

 

  お部屋片づけで進展。机の上のレコードを片づけ、あけておいた棚にすべて収納した。机にできた空間に辞書を置こうと考えていたのだが、思ったよりも数が多い。どうやら小さな本箱が必要だ。たとえばこんな辞書があった。

  国語辞典:広辞苑第三版、岩波国語辞典(第四・六版)
  類語辞典:類語国語辞典、類語例解辞典
  古語辞典:旺文社古語辞典、字訓(普及版)
  漢和辞典:字統(普及版)、新字源
  逆引辞典:逆引き広辞苑、逆引き季語辞典
  外国語:英和辞典、英英辞典、西和辞典
  理科:生物学事典、理化学辞典、遺伝学辞典
  社会:人名事典、日本地名百科事典、日本石仏事典
  日本語:反対語辞典、日本形容詞辞典、慣用句辞典
  その他:日本昔話事典、英語類語使い分け辞典

  ぼくは超短編*アラヤシキをもっとたくさんの人に訪れてほしいので、いろいろな検索エンジンに登録することにした。手始めに、きょうはNovel Searchという、オンライン小説検索エンジンに登録した。ぼくにお金を借りている人、ものをもらった人は、『旅』のページにある投票ボタンを押すのが人の道というものではないでしょうか。

 

2001年09月08日 (土)
鬼塚邸にて

 

  朝7時半ごろ帰宅。3時間ほど寝て、お花のお稽古に行く。頭は痛いし、気持ち悪いし、お婆さんに追い抜かれるくらいのよちよちとした歩みで、なんとか木村先生のお宅までたどり着く。ふわふわとした頭で菊とススキをいける。でもマリーゴールドを入れたら、少し頭がすっきりした。春菊をきつくしたような香りが、思考をキュッと引き締めてくれたような気がする。
  夕方、休む間もなく鬼塚邸に向かう。石井さん夫妻が鬼塚君の参加CD『A Long Way to Go』(TROB-0104)を持ってきてくれるのだ。曲名は「Summertime in Vancouver」。仁志君は相変わらずギターをパーカッションのように叩いている。音質がなんだかプライベートライブの隠し撮りみたいな感じだったが、すごくクールな曲。かなり重いけど、鬼塚君のページでビデオクリップがちょっぴり見れます。→[鬼塚仁志Photo Album
  キルギスタンからの留学生、アスカルも合流し、鬼塚母のキルギス料理をみんなで楽しむ。どれもすごくおいしい。ヒマラヤン・バーで出た、ネパール風餃子もあったよ! でもお酒を飲んだら、せっかく2日酔いが直りかけていたのに、またちょっと頭が痛くなってしまう。
  アスカル君、ご結婚おめでとう。キルギスには今でも略奪婚っていうのが生きてるんだね。そうか、その手があったか。

 

2001年09月07日 (金)
去るの惑星

 

  ついに『サルの惑星』を観る。何一つ新しいアイディアはないのにここまで楽しめるのは、要するにエイプスたちの魅力。興奮したときのサルっぽい反応がたまりません。すでにある「サル惑」の世界を壊さずに、ちょっとしたアレンジにとどめた点も良かった。ひょっこり無邪気なチンパンには笑いました。
  サル惑が終わったのは夜の11時半。桂花ラーメンを食べてから向かったのは長谷川さんがママさんをつとめるゴールデン街の「O2」。深夜十二時よりスタートの、編工研の図書街チームの貸し切りパーティーに参加させてもらうのだ。ぼくは編工研をやめたので、プレゼントをもらいました。みねぎしセレクトでみなさんにいただいたのは、アナログレコード3枚。フランク・ザッパと突然段ボールとサディスティック・ミカバンド。うれしい、ありがとう。最速ドランカー飯野さんにもお菓子をいただきました。お礼に、今度、30分1万円でお酒の飲み方を教えてあげます。
  朝方解散。松井りえさんと新宿駅まで行って、JR改札の前で30分も話し込む。リエゾンに幸あれ。

 

2001年09月06日 (木)
カメラは真実を写すのか

 

  お部屋改造計画の一環として、机の上のレコードを片づけて、そこに辞書類をまとめておきたいと考えている。レコードの行き場は確保してあるが、細々としたものを納める場所がない。そこで、かべに取り付ける小物入れを探しているのだが、町田のハンズやダイクマではあまり良いデザインのものが見つからない。以前、渋谷のハンズで見たのがほしいので、近いうちに渋谷に買いだしに行こうと思う。
  写真の同時プリントを取りに行く。ちょうどぼくが編工研をやめた日あたりから、9月2日あたりまでの写真が写っている。「骨折まであと1時間」ともしらずカラオケで歌う山口君は、上半身ハダカでお葬式には絶対使えない姿。晴れやかな顔でピースする猪目さんの前に並べられているのは、3本の蕎麦と金色の玉。人格が崩壊した数納隆一君は泣いてるんだか笑ってるんだか。今回はやばめの写真が多い。岩澤さんも変な顔率が高くなり、フォトジェニックを維持するのがだんだん困難になってきた。

 

2001年09月05日 (水)
上野動物園のイソップ橋に点字テープ

 

  午後1時。JR 上野駅公園口改札に集合した、徳永和幸、木本喬、坂部明浩、ひまわり(徳田真里)、岩澤千晶、高杉晋太郎の6人は、ある目的をもって、まっすぐ動物園へ向かった(ひまわりは鳩が怖くて回り道したが…)。
  まずは、パンダのうんこ観察。上野動物園ではボランティアの人が「スポットガイド」というのをやってくださっていて、きょうはパンダの日だったのだ。ジャイアントパンダのうんこは臭いといい形といい、笹団子。レッサーパンダのうんこはパンダのミニチュア。さらに驚くべきはパンダ専用の粉ミルク。缶の「用途」のところに「ジャイアントパンダ」とあるのだ。
  次につかまったのが、めくるめくクモザル・ワールド。長い尻尾でぶら下がったりぶらんこしたり、あげくの果てに、サル同士からまってしまう。ついつい見とれて数十分。
  ようやく目的地のイソップ橋までたどり着く。だが様子がおかしい。下見に来たときはほとんど人通りがなかったのに、きょうはやけに賑わっている。理由は東園と西園をむすぶモノレールが動いていないから。我々は見るからに怪しく目立っているが、しかしやるしかない。おもむろにスポンジに洗剤をつけてイソップ橋の手すりを拭きはじめる。岩澤さんがそのあとを水ぶきし、ひまわりさんがカラ拭きする。道行く子供が「きれいきれいしてる」などと指をさす。徳さんの手には白い杖、木本君の手には動画を撮れるデジカメ、そして坂部さんの手には我々の最終兵器、点字テープが握られている。
  おもむろに点字を貼りはじめるが、点字が読めないので、すぐにどっちが始まりだかわからなくなり、いちいち徳さんに尋ねる。それにしても蚊がひどい。じっとしているとすぐに蚊が10匹くらい寄ってくるので、つねに踊り続けなければならない。ちょっとした仕事の合間にも、ときおりビクッと蚊よけの動きが入るので、みんなちょっとアブナイ人のよう。
  点字を2本平行して貼ったり、斜めに貼ったり、交差させて貼ったり、Yの字に貼ったり、点字の表現としても非常に冒険的なこころみがためされた。掃除のおじさんや警備員や職員が何人も脇を通ったが、そのたびにわざとらしく記念撮影のまね事でごまかす。そしてなんとか全部で8話の点字テープを貼りおえた。さっそく木本君のパワーブックで撮影画像を見せてもらう。客観的に見ると、ますます我々の行為のヘンテコさが浮かび上がってくる。ともかく木本君ありがとう。
  アメ横のいつもの居酒屋で乾杯!(ひまわりさんは猫のコチカが心配なので先に返ってしまって残念)あれだけ飲み食いして、9千円いってないんだよ。でもその後、ラーメン、巨大トーストと連ちゃんするのはいかがなものか。

 

2001年09月04日 (火)
青い花を買う

 

  大っきいほうのベイビーに顕微鏡と高村薫の『リヴィエラを撃て』 『マークスの山』を発送。これで編工研関係者で残るのは数納隆一さんの反射望遠鏡だけだが、これは超大物。これがなくなれば部屋がだいぶすっきりするはず。土星のわっかが見えなくなるのはちょっと寂しいけれど、ピーピング数納君なら、きっと有効に使ってくれることだろう。
  町田の古本屋、高原書店の新店舗を偵察に行く。4階建てのビル全部が古本屋だが、部屋が細かく分かれていて、回っているとだんだん目まいがしてくる。本は数十万冊はあるだろう。ふらふらとして、ついノヴァーリスの『青い花』を買ってしまう。2500円もするのに。
  いや、ノヴァーリスならいい。幻想文学の名作ではないか。そのあとレコード屋でもっとひどいものを、みねぎしのごとく衝動買いしてしまう(とべとべパンポロリン)。あしたの上野動物園にはひまわりさんも来れそうなので、みねぎしもギターを買う暇があったら来てください。

 

2001年09月03日 (月)
500文字と70枚

 

  みねぎしより500文字の心臓の催促。一ヶ月推敲をかさねた意欲作を出すのを忘れていた。というのはうそで、「残暑」というお題があまりにそそらないので、今回は送るのをやめようと思っていた。でも何とかがんばって書いた。最近はこんなのばっかり。
  X氏よりあずかった70枚の短編を読む。細かい部分を積み重ねての雰囲気作りがうまい。入れ子、というよりつづら折りのくり返し構造に迷い込んでいく感覚も良い。ただ、符号の一致にこだわりすぎて身体に訴えかけてくる怖さとかエクスタシーが足りないような気もする。あと、ホチキスをしないと紙がバラバラになってしまうが、ホチキスは針がないと使えないということを知るべきだろう。
  アラヤシキの読者から、トップページの「ヒソムイミ」とは何かという質問が来た。ぼくも作ろうと思ってすっかり忘れていたが、同音異義語とか、単語の中にある「音」がもつ別の意味を収集し、そこから超短編を生み出そうというページにしようと思っていたのだった。いつか出来るかも知れない。

 

2001年09月02日 (日)
ときわで食べ過ぎ

 

  町田に行ったら古本屋の「高原書店」が緑屋(POPビル)から忽然と消えていてびっくり。店舗移転していたとは知りませんでした。
  夜はそばの里ときわで猪目さん、岩澤さん、すぎもと君とお食事。山口君の料理を試食するつもりだったのだが、まだ鴨の薫製、板わさ、田楽を切って盛りつけるレベルだった。
  岩澤さんにご予約のプチサンボンをプレゼント。ちあきさんは空中に向けて噴霧したつもりだったが、飛沫がピッと落ちて、ぼくの生ビールが石鹸の味になった。ミス・ムササビ猪目さんにはマタタビ粉末を差し上げた。すぎもと君にはなかなか手に入らないレアな一冊、『インテリジェント・パッドの挑戦』をプレゼント。
  レアといえば、今回は予約しておいたので幻のそば寿司を食べることが出来た。芥子切りと玉子、椎茸がお酢とからんで絶妙のうまさだが、ひとくちで食べないと、崩壊してしまうのが難点。
  つまみも一通り食べ終わって、シメのせいろ蕎麦の時に、最後の景品を取り出した。両親が韓国で手に入れてきた秘薬「牛黄清心元」である。韓国のことわざ「死んでから牛黄清心元が手に入ってもなんの役にも立たない」が伝えるように、万能の漢方薬だ。一粒3000円のこの秘薬を手に入れるのは、トキワン・ルーレットの勝者である。行き詰まる駆け引きの末、牛黄清心元を手に入れたのは猪目さんでした。彼女の興奮は帰りの電車を反対方向に乗ってしまうほど。とても沿線住人とは思えません。

 

2001年09月01日 (土)
かじり食うヒゲの味

 

  朝帰りだったのでゆっくり寝ようと思って8時に布団にはいったら、10時半に目が覚めてしまった。仕方なく昨日の日記を更新し、散髪に行く。
  じつは最近あごひげの長さを9mmから6mmに変えたのだが、誰も気づいてくれない。しかし理容ほほえみのご主人は「さっぱりしてますね」とひとこと。さすがはプロ。
  終りの見えない部屋の片づけ。ものすごい量のごみが出ているのにものが減らないのはなぜだろうか。書類を整理していると、面白いものを見つけてしまった。韓国通の数納隆一くんの「大韓民国 全羅北道 観光案内」のコピーである。全ページにちりばめられた間違い日本語の輝きは今も衰えない。いくつか抜粋。

■石焼きピビンペ 石釜の中に もち米、大麦、大豆、粟、朝鮮松の実、高麗人参 等 15種類以上の 材料を 入れて ご飯を 炊いた後それにこまかく切たねぎ、胡麻、醤油 等を 加え 交ぜ合せてから ちしゃ、せりなどのたつぶりとした 野菜のおかずと共に 召し上がる 石焼きビビンペは かんだらかむほど 食欲をそそる味が出るのは勿論、食べ終わった後の かじり食う焦げの味も一品である

■音楽噴水台 国楽の民族公演を感傷しながら五色の照明で踊る噴水ショを一緒に感傷できるところで毎年4月から10月まで音楽の噴水ショが午前10時から午後11まで1時間に20分ずつ行っています。

■智異山温泉ランド 奇跡とよばれるゲルマルームが含まれている温泉で入場券ひとつで3千名が一緒に利用できる大温泉場,野天風呂、洞窟サウナ、室内水泳場などを利用できます。

 へたな超短編よりおもしろいから始末におえない。